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OpenSSL 1.1.0b、OpenSSL 1.0.2jおよびOpenSSL 1.0.1uが公開
October 06, 2016
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.1.0b」、「OpenSSL 1.0.2j」および「OpenSSL 1.0.1u」が2016年9月下旬に公開されています。
複数のセキュリティ脆弱性が修正されたOpenSSL 1.1.0a、OpenSSL 1.0.2iおよびOpenSSL 1.0.1uが2016年9月下旬に公開されていましたが、OpenSSL 1.1.0aには重大な問題と位置付けられる脆弱性が発見されたため、後日その脆弱性が修正されたOpenSSL 1.1.0bが公開されています。また、重大な問題ではないもののOpenSSL 1.0.2iにも脆弱性が見つかったため、修正版であるOpenSSL 1.0.2jがOpenSSL 1.1.0bと同時に公開されています。
OpenSSLのバージョン0.9.8系統とバージョン1.0.0系統は2015年12月31日にセキュリティ修正を含むサポートが終了したため、今後はバージョン1.0.1系統以降に移行する必要があります。バージョン1.0.1系列のサポートは2016年12月31日に終了する予定となっていることを考慮すると、2019年12月31日までサポートされるバージョン1.0.2系列へのアップグレードが推奨されます。