FAMLog
FMDataAPI Ver.4が公開
November 08, 2017
新居雅行氏がFileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン4を公開しています。
FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16およびFileMaker Cloud 1.16では試用版として利用できる機能であり、2018年9月27日が試用期限となっています。FileMaker Data APIのライセンスモデルが将来導入される計画となっており、FileMaker Data APIを引き続き使用するには試用期間が終了する前にFileMakerプラットフォームの最新バージョンにアップグレードする必要があるとのことなので注意が必要です。
FMDataAPI Ver.4では、getFieldNamesおよびgetPortalNamesメソッドが追加された他、検索条件が空の場合に指定したoffsetおよびrangeの値が反映されない不具合が修正されています。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:FileMaker Data API (Trial)(FAMLog)、FileMaker Data APIを使えるようにする(Blog by msyk)
Windows版FileMaker ServerのFileMaker WebDirectとJava 8 Update 151は非互換
November 06, 2017
Windows版FileMaker ServerのFileMaker WebDirectは、先月公開されたJava 8 Update 151と非互換です。
Windows版のFileMaker ServerにおいてJavaをJava 8 Update 151に更新すると、FileMaker WebDirectの描画に失敗し、クライアントがFileMaker WebDirectを利用できない問題が確認されています。
現状の回避策として、FileMaker ナレッジベースでは、Java 8 Update 151をアンインストールしてからFileMaker Serverに添付されているJavaを再インストールするという手順が案内されています。なお、FileMaker Server 16.0.3にはJava 8 Update 144が同梱されています。
[関連]Java 8 Update 151 への更新の後、WebDirect の描画に失敗する(FileMaker ナレッジベース)、Java 8 Update 151およびJava 8 Update 152が公開(FAMLog)
(2018年3月1日追記:2018年2月上旬に公開されたFileMaker Server 16.0.4 アップデータでWindows Server上でJavaを更新するとFileMaker WebDirectで共有データベースが開かなくなる問題が修正されています。)
FileMaker Server 16の新機能:サーバーサイドスクリプトでPDFファイルの出力が可能に
October 31, 2017
FileMaker Server 16では、[レコードを PDF として保存]スクリプトステップを用いて、FileMaker ServerのサーバーサイドスクリプトでPDFファイルを出力および保存できるようになっています。
さらに、[印刷設定]スクリプトステップを用いて、[レコードを PDF として保存]スクリプトステップで作成するPDFファイル用の用紙設定オプションも指定できます。
カスタムWeb公開機能で[レコードを PDF として保存]スクリプトステップは直接サポートされていませんが、[サーバー上のスクリプト実行]スクリプトステップを併用してサーバーサイドでPDFファイルを出力することで、カスタムWeb公開でもPDFファイルを出力・保存することが可能です。
[関連]Easier PDF Creation using PHP with FileMaker Server 16(Databuzz)
FileMaker カンファレンス 2017 関連リンク集
October 30, 2017
・ファイルメーカー「FileMaker カンファレンス2017」を開催 #fmconfjp(Macお宝鑑定団 blog(羅針盤))
・仕事改革はFileMakerにお任せ!「FileMakerカンファレンス2017」開催(マイナビニュース)
・FileMaker カンファレンス 2017 “つくるのもつなぐのも自由自在”なFileMakerの事例が集結〜J-SUMMITS共催のメディカルトラックを開催(インナビネット)
・シェア25%の日本は重要な市場 - FileMakerカンファレンス2017(IT Search+)
(最終更新日:2017/11/13)
FileMaker Cloud 1.16.0が登場
October 26, 2017
ファイルメーカー社がFileMaker Cloudの新バージョンであるFileMaker Cloud 1.16.0を発表しています。
FileMaker 16 プラットフォームに対応したFileMaker Cloud 1.16.0では、OAuth 2.0やFileMaker WebDirectでPDFファイル出力に対応している他、FileMaker Data API (Trial)およびFileMaker Admin API (Trial)を新たに利用できるようになっています。FileMaker Cloud 1.16.0に接続できるFileMaker Pro、FileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Goはバージョン16のみとなっています。
なお、FileMaker CloudではカスタムWeb公開機能はサポートされていません。
[関連]FileMaker Cloudの技術仕様(FileMaker)
2017年10月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
October 24, 2017
2017年10月21日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:「INTER-Mediator開発における継続的インテグレーション」(PDF形式/ファイルサイズ:約950KB)
「CI-for-INTER-Mediator.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
a540ed8ae400a0bd99979b188686d6d0a8f3840c13ea91d797919e3612843b4e
■関連リンク
・INTER-Mediator
・https://github.com/INTER-Mediator/INTER-Mediator
(2022年5月1日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker Pro 16の新機能:カード
October 18, 2017
FileMaker Pro 16では、親ウインドウに対してモーダルなウインドウであるカードを作成できるようになっています。
バージョン16では、[新規ウインドウ]スクリプトステップの[ウインドウスタイル]オプションに「カード」が追加されており、自動的にサイズが変更されてメイン画面上に適切に配置されるウインドウを簡単に作成できます。他のウインドウまたはファイルでの作業に影響を及ぼすことなく、ユーザーがメインウインドウに戻る前に処理を実行できるように誘導することができます。
なお、FileMaker WebDirectではカードウインドウスタイルはサポートされていません。
[関連]新規ウインドウ(FileMaker Pro 16 ヘルプ)
(2020/07/28追記:Claris FileMaker Server 19のClaris FileMaker WebDirectでカードウインドウスタイルがサポートされるようになっています。)
FileMaker Pro 16の新機能:レイアウトオブジェクトウインドウ
October 17, 2017
FileMaker Pro 16では、レイアウトオブジェクトウインドウが新たに追加され、レイアウト上にあるすべてのオブジェクトを階層的に表示された一覧で確認できるようになっています。
レイアウトモードで使用できるレイアウトオブジェクトウインドウでは、オブジェクトを選択したり、非表示にしたり、オブジェクト名を指定したり、重なり順を変更することが可能です。オブジェクトのグループ化を解除しなくても、グループ内のオブジェクトを操作することも可能です。
なお、レイアウトオブジェクトウインドウを使用して、スライドコントロールまたはタブコントロールのパネルを非表示にしたり、並べ替えたりすることはできません。
[関連]レイアウトオブジェクトウインドウを使用したオブジェクトの操作(FileMaker Pro 16 ヘルプ)
FileMaker Server 16.0.3 アップデータが公開
October 13, 2017
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 16.0.3 アップデータ」を公開しています。
FileMaker Server 16.0.3では、空のデータストリームを読み込むと FileMaker Serverが停止する問題や、特定の状況で再接続中にレコードを確定するとレコードが壊れることがある問題が修正されています。JavaについてはJava 8 Update 144に更新されます。
このアップデータを適用する前に、あらかじめWeb公開エンジンとデータベースサーバー、FileMaker Server Admin Console等を終了させておく必要があります。アップデート方法の詳細については、FileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Go 16.0.3が公開(FAMLog)、FileMaker Pro 16.0.3 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker Pro 16.0.3 アップデータが公開
October 12, 2017
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 16.0.3 および FileMaker Pro 16.0.3 Advanced アップデータ」を公開しています。
バージョン16.0.3にアップデートするには、FileMaker Pro 16またはFileMaker Pro 16 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。バージョン16.0.3では、特定の状況で再接続動作中にレコードへの書き込みが発生するとレコードが破損する問題や、特定の状況でホストされたファイルに再接続するとスクリプトが破損する問題、macOS High Sierra 10.13でドロップダウンリストの操作に時間がかかる問題などが修正されています。
重大な不具合の修正が行われているので、現在FileMaker Pro 16もしくはFileMaker Pro 16 Advancedを使用している場合にはバージョン16.0.3に更新することが強く推奨されます。