FAMLog
FileMaker Server 14の新機能:fmsadmin RESETPWコマンド
April 22, 2016
FileMaker Server 14では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理するためのfmsadminコマンドにおいて新たにRESETPWコマンドを利用できるようになっています。
RESETPWコマンドを使うことで、FileMaker Server Admin Consoleのパスワードをリセットできます。Admin Consoleのパスワードをリセットする際には、インストール時に入力した4桁のPINを入力する必要があります。
[使用例]
$ fmsadmin resetpw
$ fmsadmin -z XXXX resetpw
新しいパスワードを入力してリセットに成功した場合、新しいパスワードの強度を示すメッセージが表示されます。
[関連]FileMaker Server Admin Console のパスワードを忘れてしまったときの対処方法(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 14の新機能:パスワードの強度に関する通知(FAMLog)
FileMaker Server 14の新機能:パスワードの強度に関する通知
April 21, 2016
FileMaker Server 14では、Admin Consoleのパスワードを作成または更新するときに、パスワードの強度に関する通知が表示されるようになっています。
パスワードの強度を向上させるにあたり、長いパスワードを使用し、大文字と小文字のアルファベット文字を含めて、さらに数字や特殊記号などアルファベット以外のASCII文字も含めることが推奨されています。文字を繰り返すことや、キーボードの配列と同じ順番で文字を使用すること、アルファベット順で文字を使用すること、数字を順に使用すること、簡単に推測できる文字列の使用等は避けるべきです。
なお、FileMaker Server 14では、パスワードを思い出すためのヒントを設定できたり、FileMaker Serverのインストール時に設定する4桁の暗証番号を入力してパスワードをリセットすることもできるようになっています。
2016年4月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
April 18, 2016
2016年4月16日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:FileMaker Server 14.0.4a Software Patch(PDF形式/ファイルサイズ:約110KB)
「FMS14v4aSoftwarePatch.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
897f0042d6a350ef9d609f5012db89bb5e55bd48ec2f89a598ac771b1ba5c2b2
■関連リンク
・Software Patch: FileMaker Server 14.0.4a(FileMaker Knowledge Base)
・FileMaker Server TLS version?(FileMaker Community)
・FileMaker, Inc. support policy(FileMaker Knowledge Base)
(2016/05/22追記:SlideShare上にあるスライドを表示するように内容を一部変更・更新しました。)
(2016/06/05追記:「FileMaker Server 14.0.4 a Software Patch」という記述を「FileMaker Server 14.0.4a Software Patch」に変更・修正しました。)
(2022年5月8日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
INTER-Mediator 5.3はPHP 7に非対応
April 15, 2016
INTER-Mediatorは、2016年4月現在PHP 7をサポートしていません。
現時点でのPHPの最新バージョンは、2016年3月に公開されたバージョン7.0.5です。INTER-Mediatorは将来のバージョンでPHP 7への対応を検討していて対応準備をすでに進めていますが、実際の対応予定時期は現時点では未定です。
PHP 7への対応にあたっては同梱しているphpseclibをバージョンアップする必要があるため、PHP 7に対応する際には名前空間をサポートしていないPHP 5.2系列のサポートを廃止する予定でいます。
[関連]INTER-Mediator 5.2はPHP 7に非対応(FAMLog)
CERTIFICATE IMPORTコマンドで読み込み可能なファイル形式
April 14, 2016
fmsadminコマンドを利用するとCLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理できますが、fmsadminコマンドのCERTIFICATE IMPORTコマンドはPEM形式のファイルを読み込むことができます。
すでにあるプライベートキーファイルの拡張子が.pfxまたは.pf12ファイル(PKCS#7や#12形式のいずれかのファイル)である場合は、fmsadmin CERTIFICATE IMPORTコマンドを使用する前に、プライベートキーファイルをPEM形式のファイルに変換する必要があります。
OpenSSLを使用して、PKCS#12ファイルをPEM形式に変換する方法の例は次の通りです。
$ openssl pkcs12 -in keyStore.pfx -out keyStore.pem –nodes
[関連]FileMaker Server への既存の SSL 証明書のインポート(FileMaker ナレッジベース)、CERTIFICATE IMPORTコマンドの--keyfileおよび--keyfilepassオプション(FAMLog)
CERTIFICATE IMPORTコマンドの--keyfileおよび--keyfilepassオプション
April 13, 2016
fmsadminコマンドを利用するとCLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理できますが、fmsadminコマンドのCERTIFICATE IMPORTコマンドには--keyfileオプションと--keyfilepassオプションが用意されています。
これらのオプションはFileMaker Server 13.0v2で既存のSSLサーバー証明書をインポートするために導入されたものです。--keyfileオプションを使用してプライベートキーファイルのパスを、--keyfilepassオプションを使用してプライベートキーのパスフレーズを指定します。
FileMaker Server 14では、Admin Console上でSSLサーバー証明書およびプライベートキーファイルをインポートできるようになりましたが、2台構成時のワーカーマシンで証明書とプライベートキーを読み込む際には通常fmsadminコマンドのCERTIFICATE IMPORTコマンドを利用することになります。
[関連]ソフトウェア アップデート: FileMaker Server 13.0v2(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server への既存の SSL 証明書のインポート(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 14の新機能:Admin Console上でのSSLサーバー証明書のインポート(FAMLog)
FileMaker Pro 14の新機能:サーバーへの再接続
April 11, 2016
FileMaker Pro 14では、よりシームレスにホストされているファイルに接続できるように、ネットワークの復元性が強化されています。
バージョン14では、ホストとの通信が途絶えると、即座に切断するのではなく定期的にホストへの再接続を試行できるようにクライアント上でセッションが保持されます。ネットワーク接続が切れた場合やサーバーが停止した後、再び利用できるようになると自動的にFileMaker Serverに再接続します。
FileMaker Proで接続していたソリューションは、接続が切れた時の状態に復帰するようになるので、中断したその時点から作業を再開できます。
[関連]ホストとの通信が途絶した後の再接続(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 14の新機能:スタンバイサーバー(FAMLog)
(2019/02/22追記:「ホストとの通信が途絶した後の再接続」に関するページのリンク先URLを変更・修正しました。)
OS X El Capitan v10.11.4にFileMaker Server 14を新規インストールする場合の注意点
March 31, 2016
OS X El Capitan v10.11.4にFileMaker Server 14を新規インストールする際には注意すべき点があります。
FileMaker Serverはバージョン14.0.4以降でOS X El Capitanに対応していますが、OS X El Capitanではフルインストーラを使用してFileMaker Server 14.0.4をインストールする必要があります。さらに、OS X El Capitan v10.11.4では、インストール直後にサーバーの展開を行わずに、インストーラーを終了し、ターミナルを起動して次のコマンドを実行します。
sudo launchctl stop com.filemaker.fms
その後、FileMaker Server 14.0.4b ソフトウェアパッチをインストールし、デスクトップにある「FMS 14 Admin Console」アイコンをダブルクリックして、サーバーの設定を行う手順をとる必要があるので要注意です。
[関連]OS X El Capitan バージョン 10.11.4 に必要な FileMaker Server 14.0v4b ソフトウェアパッチ(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 14.0.4b ソフトウェアパッチが公開(FAMLog)
FileMaker Developer Conference 2016の詳細スケジュールが公開
March 22, 2016
ファイルメーカー社が、米国時間の2016年7月18日から21日まで米国ネバダ州ラスベガスのホテル、ザ・コスモポリタン・オブ・ラスベガスにて開催される「FileMaker Developer Conference 2016」の詳細スケジュールを公開しています。
このカンファレンスに2016年3月31日までに参加登録を完了すると、DevCon参加登録料に通常価格より83,000円の割引が適用されます。また、有償でカンファレンスに出席する参加者は特典として、FileMaker Pro Advancedを受け取ることができます。
年に1度開催されるFileMaker Developer Conferenceは今夏で開催21回目を迎えます。今年は「Aptitude for Apps」というテーマが掲げられています。
2016年3月「INTER-Mediator勉強会2016-#2」発表資料
March 18, 2016
2016年3月16日に行われた「INTER-Mediator勉強会2016-#2」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:FMPress Publisher 3(PDF形式/ファイルサイズ:約4.2MB)
「FMPressPublisher3.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
558af1c03f71e5169b8bdcb03cc6024c98fd952e81ed8b59fd7148179dcd5389
■関連リンク
・INTER-Mediator事例集
https://inter-mediator.com/ja/cases.html
・FMPress Publisher(株式会社エミック)
https://www.emic.co.jp/fmpress/publisher/
・FileMaker Serverで画像ファイルを登録するWebアプリをつくれるFMPress Publisher 3を発表(株式会社エミック)
https://www.emic.co.jp/press/20160308_fm/
(2016/05/22追記:SlideShare上にあるスライドを表示するように内容を一部変更・更新しました。)
(2022年5月8日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)