FAMLog
OS X Lion Serverでシステムリソースの割り当てを調整する
September 09, 2011
OS X Lion Serverでは、Server.appの「設定」セクションにある「システムリソースをサーバのサービスに専属的に割り当てる」というオプションを有効にすると、システムでサーバーのパフォーマンスが向上するよう調整されます。
上記オプションを有効にすると、ネットワーク、ファイル共有、Spotlight、その他いくつかのサービスが優先されて実行されるようになり、サーバーとしての動作のパフォーマンスが向上します。
コマンドラインでシステムリソースをサーバーのサービスに専属的に割り当てるように調整するには、Terminalで次のように入力します。
$ sudo defaults write /Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.Boot "Kernel Flags" " serverperfmode=1"
(実際には1行で入力します)
なお、上記オプション設定の変更を有効にするには、再起動する必要があります。
[関連]Lion Server:「システムリソースをサーバのサービスに専属的に割り当てる」設定に関する追加情報(アップル)
2011年7月発売のMacBook AirとMac miniはインターネット復元機能を搭載
September 06, 2011
2011年7月に発売された新しいMacBook AirとMac miniは、インターネット復元機能を搭載しています。
OS X LionにはLionを復元する機能が備わっており、Macを起動しながらcommandキーとRキーを同時に押し続けると、復元用のボリュームに内蔵されているLionの復元機能が動き出し、各種ユーティリティを利用できます。
復元用のボリュームを利用できない場合や、起動時にcommandキーとoptionキー、およびRキーを同時に押し続けた場合には、インターネット経由でAppleのサーバーからLionの復元機能を直接ダウンロードして起動します。
なお、インターネット復元機能は、今後登場するすべてのMacに標準で搭載される予定となっています。
[関連]Lionのインターネット復元をサーバ版で試す(msyk's blog)
Apple Remote Desktop 3.5.1 Adminが公開
August 26, 2011
「Apple Remote Desktop 3.5.1 Admin」が公開されています。
詳細は不明ですが、バージョン3.5.1ではレポート作成時の問題が修正されているとのことです。
なお、Apple Remote Desktop 3.5.1 Adminにアップデートするには以下が必要です。
・Mac OS X v10.6以降またはMac OS X Server v10.6以降
・Apple Remote Desktop 3.0以降
・Ethernet(推奨)、AirMac(Wi-Fi)、またはIP over FireWireによるネットワーク接続
OS X Lion Update 10.7.1が公開
August 22, 2011
「OS X Lion Update 10.7.1」が公開されています。
バージョン10.7.1では、Safariでビデオを再生中にシステムが応答しなくなる問題や、OS X Lionを実行している新しいMacにデータ、設定および互換性のあるアプリケーションを転送できない問題などが修正されています。
通常版OS X Lion用のアップデートとは別に、OS X Lion Server用のアップデート、MacBook Air/Mac mini 2011用のアップデート、およびMac mini 2011のOS X Lion Server用アップデートも同時に配布されています。
OS X Lion USB Thumb Driveが販売開始
August 18, 2011
アップルが「OS X Lion USB Thumb Drive」を発売しています。
OS X Lion USB Thumb Driveは、ネットワーク接続を要せずにOS X LionをインストールできるUSBメモリーです。Apple Online Storeで販売が開始されており、価格は6,200円です。
なお、OS X LionはMac App Storeでは2,600円で販売されています。
Lion 復元ディスクアシスタントが公開
August 16, 2011
Appleが「Lion 復元ディスクアシスタント」を2011年8月上旬に公開しています。
Lion 復元ディスクアシスタントを使用すると、OS X Lionに内蔵されている復元機能を外付けハードディスク上に作成できます。なお、復元用HDを作成する際に外付けドライブ上のすべてのデータを消去するので、事前にデータをバックアップする必要があります。
Lion 復元ディスクアシスタントを利用するには、復元用HDを内蔵するOS X Lion搭載のMac、および1GB以上の空き容量のある外付けUSBハードドライブまたはUSBサムドライブが必要です。
OS X LionではJavaはオプションに
August 12, 2011
OS X Lionでは、Javaはオプション扱いとなり、Javaの実行環境が標準でMac OS Xに組み込まれなくなりました。
標準でJavaは組み込まれていませんが、Java for OS X Lionをインストールすることにより、OS X LionやOS X Lion ServerでもJava SE 6のバージョン1.6.0_26を利用できるようになります。
なお、OS X LionではJavaが必要になった際にインストールするかどうか自動的に聞いてくるようになっているので、インターネットに接続している環境であればそのままインストールが可能です。
[関連]Java for OS X Lionが公開(FAMLog)
OS X LionではRosetta非搭載
August 11, 2011
Mac OS X Snow Leopardではオプションでインストール可能であったRosettaは、Mac OS X Lionには搭載されなくなっています。
これにより、OS X LionではPowerPC専用アプリケーションを起動できなくなりました。すなわち、FileMaker Proの場合は、バージョン8.5でユニバーサルアプリケーションとしてIntel搭載Macにネイティブ対応した経緯があることから、バージョン8以前はアプリケーションの起動自体ができないということを意味します。
その他に、バージョン11およびそれ以前において、Excel 97-2003形式 (.xls) のエクスポート機能はOS X Lionではサポートされないことがすでに判明しています。この機能が必要な場合には、OS X Lionにはアップグレードしないように気をつけましょう。
FileMaker Pro 8.5ではインストーラーがユニバーサルアプリケーションでなかったり、バージョン9以前ではRosettaがないためにserver.pemが正常に生成されない問題などがあり、バージョン9以前のFileMaker ProはOS X Lionとの互換性がないバージョンと位置づけられているので要注意です。
[関連]Mac OS X 10.7 Lion と FileMaker 10 および以前のバージョンと Bento 4.0.3 および以前のバージョンの互換性(FileMaker ナレッジベース)
Apple Server Diagnostics 3X109が公開
August 04, 2011
Appleがハードウェア診断ツール「Apple Server Diagnostics 3X109」を、OS X Lion Serverの発売と同時に配布を開始しています。
Apple Server Diagnosticsは、Mac OS X Serverを搭載したMacで使用するハードウェア診断ツールです。バージョン3X109では、OS X Lion Serverを搭載したモデルのMac Pro (Mid 2010)およびMac mini Server (Mid 2011)と互換性があります。
なお、本ツールはMac mini Server (Mid 2010)でも使用可能です。
Java for OS X Lionが公開
July 29, 2011
「Java for OS X Lion」が公開されています。
OS X LionではJavaの実行環境が標準でインストールされていませんが、Java for OS X Lionをインストールすることにより、Java SE 6のバージョン1.6.0_26を利用できるようになります。
OS X LionでFileMaker Server 11をインストールする際には、事前にJava for OS X Lionをインストールする必要があります。なお、現時点で、OS X LionではFileMaker ServerのWeb公開エンジンが動作しないことが判明しているので要注意です。