FAMLog
OpenSSL 3.1.0が公開
March 16, 2023
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョンであるOpenSSL 3.1.0が公開されています。
各種パフォーマンスが改善されているOpenSSL 3.1.0では、FIPSプロバイダーがFIPS 140-3に準拠するようになっています。OpenSSLはバージョン3.0.0でライセンスが変更されており、OpenSSL 3.0.0以降ではApache License, Version 2.0に変更されています。
なお、バージョン3.1系列のサポートは2025年3月14日に、バージョン3.0系列のサポートは2026年9月7日に終了する予定となっています。
LibreSSL 3.6.2とLibreSSL 3.5.4が公開
March 14, 2023
LibreSSL 3.6.2およびLibreSSL 3.5.4が2023年2月上旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークされたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 3.6.2およびLibreSSL 3.5.4ではそれぞれ1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、LibreSSLは約半年ごとに新しいバージョンの安定版がリリースされるスケジュールになっており、2022年10月に公開されたバージョン3.6.1でバージョン3.6系統が安定版として配布されるようになっていました。
Safari 16.3の更新版が公開
February 22, 2023
セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 16.3の更新版が2023年2月中旬に公開されています。
WebKitの脆弱性(CVE-2023-23529)が修正されたSafari 16.3の更新版はmacOS Big SurおよびmacOS Montereyで利用でき、同時に公開されたmacOS Ventura 13.2.1にもSafari 16.3の更新版が含まれています。
なお、Safari 16.3は2023年1月に公開されていましたが、今回公開されたSafari 16.3の更新版では、ビルド番号がmacOS Big SurのSafari 16.3では16614.4.6.11.6に、macOS MontereyのSafari 16.3では17614.4.6.11.6に変更されています。
[関連]Safari 16.3の提供が開始(FAMLog)、macOS Ventura 13.2.1の提供が開始(FAMLog)
macOS Ventura 13.2.1の提供が開始
February 15, 2023
macOS Ventura 13.2.1の提供が開始されています。
macOS Ventura 13.2.1では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。すでに悪用された可能性のある脆弱性が修正されていることから、macOS Venturaを使用している場合にはmacOS Ventura 13.2.1にアップデートすることが推奨されます。
なお、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.6.1以降でmacOS Venturaでのインストールが正式にサポートされるようになっています。
iOS 16.3.1およびiPadOS 16.3.1の提供が開始
February 14, 2023
iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 16.3.1と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 16.3.1の提供が開始されています。
iOS 16.3.1およびiPadOS 16.3.1では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。すでに悪用された可能性のある脆弱性が修正されていることから、すべての対象ユーザーにアップデートを適用することが推奨されています。
なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 19.6.3はiOS 15以降もしくはiPadOS 15以降で動作します。
OpenSSL 1.1.1tとOpenSSL 3.0.8が公開
February 09, 2023
OpenSSL 1.1.1tとOpenSSL 3.0.8が公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1tおよびOpenSSL 3.0.8では、複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、Claris FileMakerでもOpenSSLが使用されていますが、Claris FileMaker Pro 19.6.1、Claris FileMaker Go 19.6.1およびClaris FileMaker Server 19.6.1ではOpenSSL 3.0.7に更新されていました。
[関連]JVNVU#91213144: OpenSSLに複数の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
OpenSSH 9.2が公開
February 07, 2023
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョンであるOpenSSH 9.2が2023年2月上旬に公開されています。
OpenSSH 9.2では、2点のセキュリティ問題と、1点のメモリ安全性に関する問題が修正されています。
なお、バージョン9.2では新機能として、sshd_configにおいてチャンネルのアイドルタイムアウトをサポートするChannelTimeoutディレクティブと、一定期間開いているチャンネルがないクライアント接続を終了させるUnusedConnectionTimeoutが追加されています。
[参考]OpenSSH 9.2 がリリースされました(春山征吾のBlog)
Safari 16.3の提供が開始
January 31, 2023
セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 16.3の提供が開始されています。
WebKitの脆弱性が修正されたSafari 16.3はmacOS Big SurおよびmacOS Montereyで利用でき、同時に公開されたmacOS Ventura 13.2にもSafari 16.3が含まれています。
なお、macOS Catalina用のSafari 16は提供されておらず、実質的にmacOS Big Sur以降にアップグレードすることが推奨される状況になっていると言えます。
[関連]macOS Ventura 13.2の提供が開始(FAMLog)、macOS Monterey 12.6.3およびmacOS Big Sur 11.7.3の提供が開始(FAMLog)
macOS Monterey 12.6.3およびmacOS Big Sur 11.7.3の提供が開始
January 30, 2023
macOS Monterey 12.6.3およびmacOS Big Sur 11.7.3の提供が開始されています。
macOS Monterey 12.6.3およびmacOS Big Sur 11.7.3ではそれぞれ複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.4.1以降で正式にmacOS Montereyに対応するようになっています。FileMaker Serverは、バージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性があり、バージョン19.3.1以降でユニバーサルバイナリとしてAppleシリコン搭載Macに対応しています。
[関連]macOS Ventura 13.2の提供が開始(FAMLog)
macOS Ventura 13.2の提供が開始
January 27, 2023
macOS Ventura 13.2の提供が開始されています。
macOS Ventura 13.2には多数のセキュリティに関わる修正が含まれています。macOS Venturaに対応しているMacは、iMac(2017以降)、iMac Pro(2017)、MacBook Air(2018以降)、MacBook Pro(2017以降)、Mac Pro(2019以降)、Mac Studio(2022)、Mac mini(2018以降)およびMacBook(2017)です。
なお、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.6.1以降でmacOS Venturaでのインストールが正式にサポートされるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)