FAMLog


FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:アカウントのロックアウト

May 13, 2019

FileMaker Pro 17 Advancedでは、共有ファイルへのサインインに一定回数失敗すると、一時的にアカウントがロックされるようになっています。これにより、ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)や辞書攻撃からデータベースを保護することができます。

バージョン17では、FileMaker Server 17でホストされている共有ファイルへのサインインを試行して、5分間の間に、同じアカウント名に、異なるパスワードを5回試行してログインに失敗すると、そのアカウント名が5分間ロックされます。この機能ではクライアントではなくアカウントがロックされる仕様となっているので、同じクライアントから別の有効なアカウントを使ってログインすることは可能です。

なお、このアカウントのロックアウト機能は、FileMaker アカウントについてのみ有効となっています。

[関連]FileMaker 17 プラットフォームのその他の変更(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17.0.5 AdvancedとYearName関数

May 10, 2019

FileMaker ProおよびFileMaker Pro AdvancedのYearName関数は、日付の和暦を指定された書式で返します。

日本の新しい年号である「令和」がサポートされているFileMaker Pro 17.0.5 Advanced以降では、YearName関数で形式の引数を1にした場合、戻り値で改元の年を「元」で返すように挙動が変更されています。日付フィールドの値が「1989/1/8」である場合、バージョン17.0.4以前ではYearName(日付フィールド; 1)は「(平)1」を返していましたが、バージョン17.0.5およびバージョン17.0.6ではYearName(日付フィールド; 1)は「(平)元」を返すように仕様が変更されています。

上記以外に、バージョン17.0.4以前ではGetAsNumber(YearName(Date (1; 8 ; 1989); 1))は「1」を返していましたが、バージョン17.0.5およびバージョン17.0.6ではGetAsNumber(YearName(Date (1; 8 ; 1989); 1))は「726110」を返すように挙動が変更されており、YearName関数がテキストではなく日付として結果を返すようになっているので注意が必要です。

[関連]FileMaker ProとFileMaker Pro AdvancedのYearName関数(FAMLog)、FileMaker Pro 17.0.6 Advanced アップデータが公開(FAMLog)、YearName 関数の戻り値から和暦の数字のみを参照する方法(FileMaker ナレッジベース)

(2019/05/31追加:YearName関数がテキストではなく日付として結果を返す問題についてはFileMaker Pro 17.0.7 Advancedで修正されています。)

Tag: FileMaker

PHP 7.1.29、PHP 7.2.18およびPHP 7.3.5が公開

May 09, 2019

PHP 7.1.29PHP 7.2.18およびPHP 7.3.5が公開されています。

PHP 7.1.29、PHP 7.2.18およびPHP 7.3.5ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 5.6系統およびPHP 7.0系統の保守は終了しており、PHP 7.1系統の保守は2019年12月に終了する予定となっています。

現時点でのPHPの最新安定バージョンはバージョン7.3.5です。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.3に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。

Tag: Apache

FileMaker Server 17.0.4 アップデータが公開

May 08, 2019

ファイルメーカー社が「FileMaker Server 17.0.4 アップデータ」を公開しています。

バージョン17.0.4では、バージョン17.0.3のFileMaker WebDirectで日付の書式設定として和暦の漢数字を用いる設定にしている場合に年の部分だけがアラビア数字で表示される問題が修正されています。なお、バージョン17.0.3では、2019年5月1日から始まった日本の新しい年号である「令和」がサポートされるようになっています。

このアップデータを適用する前に、あらかじめWeb公開エンジンとデータベースサーバー、FileMaker Server Admin Console等を終了させておく必要があります。アップデート方法の詳細については、FileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。

[関連]FileMaker Server 17.0.3 アップデータが公開(FAMLog)、日付の書式設定で和暦の漢数字表記を設定・表示できない(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17.0.6 Advanced アップデータが公開

May 07, 2019

ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 17.0.6 Advanced アップデータ」を公開しています。

バージョン17.0.6では、バージョン17.0.5で日付の書式設定として和暦の漢数字を用いる設定にしている場合に年の部分だけがアラビア数字で表示される問題が修正されています。なお、バージョン17.0.5では、2019年5月1日から始まった日本の新しい年号である「令和」がサポートされるようになっています。

バージョン17.0.6にアップデートするには、FileMaker Pro 17 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。

[関連]FileMaker Pro 17.0.5 Advanced アップデータが公開(FAMLog)、和暦の入力方法(FileMaker ナレッジベース)、YearName 関数の戻り値から和暦の数字のみを参照する方法(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 17.0.3 アップデータが公開

April 26, 2019

ファイルメーカー社が「FileMaker Server 17.0.3 アップデータ」を公開しています。

FileMaker Server 17.0.3では、2019年5月1日から始まる日本の新しい年号である「令和」がサポートされているほか、Java Web 公開エンジンのメモリー割り当てが動的ではなく固定的に割り当てられてパフォーマンスが低下する問題や、特定の状況でFileMaker Serverのプロセスが予期せず停止または新しい接続の許可を停止する問題、FileMaker WebDirectで発生していたさまざまな問題などが修正されています。JavaについてはJava 8 Update 201に、Apache TomcatについてはApache Tomcat 7.0.91に更新されているほか、macOS Sierra 10.12の場合はPHP 5.6.30、macOS High Sierra 10.13の場合はPHP 7.1.16、macOS Mojave 10.14とWindows Serverの場合はPHP 7.1.19がインストールされるようになっています。

このアップデータを適用する前に、あらかじめWeb公開エンジンとデータベースサーバー、FileMaker Server Admin Console等を終了させておく必要があります。アップデート方法の詳細については、FileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17.0.5 Advanced アップデータが公開

April 25, 2019

ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 17.0.5 Advanced アップデータ」を公開しています。

バージョン17.0.5では、2019年5月1日から始まる日本の新しい年号である「令和」がサポートされています。ただし、現時点において、バージョン17.0.5で日付の書式設定として和暦の漢数字を用いる設定にしている場合に年の部分だけがアラビア数字で表示される問題が確認されているので注意が必要です。

バージョン17.0.5にアップデートするには、FileMaker Pro 17 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。

[関連]和暦の入力方法(FileMaker ナレッジベース)、日付の書式設定で和暦の漢数字表記が設定できない(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

Node.js v6のサポート終了予定日

April 24, 2019

Node.js v6は2019年4月30日にサポートが終了する予定となっています。

Node.js v8が2019年12月末にサポートが終了する予定となっていることを考慮すると、これから移行作業を行う場合には長期サポート対象であるNode.js v10へのアップグレードが推奨される状況と言えます。

なお、FileMaker Server 17とFileMaker Cloud 1.17のFileMaker Data API エンジンやAdmin Console用管理サーバーではNode.js v6系列もしくはNode.js v8系列が使われていて、FileMaker Server 17.0.2ではNode.js v6.12.3、FileMaker Cloud 1.17.0ではNode.js v8.9.4が使用されています。


LibreSSL 2.9.1が公開

April 23, 2019

LibreSSL 2.9.1が公開されています。

LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 2.9は、これまで開発版として公開されていましたが、今回公開されたバージョン2.9.1で安定版として配布されるようになっています。LibreSSLは約半年ごとに新しいバージョンの安定版がリリースされ、1年間更新が行われるスケジュールになっています。

LibreSSL 2.9では、未実装だったOpenSSL 1.1 APIの実装が進められているほか、XChaCha20やXChaCha20-Poly1305などのサポートが追加されています。

Tag: Security

CakePHP 2.10.17が公開

April 22, 2019

CakePHP 2.10.17が2019年4月中旬に公開されています。

CakePHP 2.10.17は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースです。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.7.6ですが、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 3.xに対応していないのでご注意ください。

Tag: Apache

このページの上へ