FAMLog
FileMaker 18に対応したホスティングサービス「FMプラン18W」
August 16, 2019
FileMaker 18に対応したホスティングサービス「FMプラン18W」および「FMプラン18W+」の受付を本日より開始しました。
FMPressからFMプランに名称を変更してリニューアルしたFMプラン18W(月額39,800円、初期セットアップ料金39,800円)では、オペレーティングシステムにWindows Server 2016 DataCenter Editionを採用して全面的にリニューアルを行い、従来のプランでは100GBであったストレージ容量を大幅に増量して300GBとしました。ストレージ容量が倍の600GBになるプランであるFMプラン18W+(月額49,800円、初期セットアップ料金49,800円)もご用意しています。
また、独自のWebアプリ作成・運用サービス「FMPress Publisher」に対応した、従来のプランと同様の仕様および月額費用である、macOSベースの「FMプラン18」(月額29,800円、初期セットアップ料金29,800円)も引き続きサービス提供を行います。
FileMaker Pro 18 AdvancedはFileMaker Pro 12のファイル形式を踏襲
May 27, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedのデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲しています。
同じファイル形式であり、ファイル拡張子は「fmp12」のままであるため、FileMaker Pro 18 AdvancedおよびFileMaker Go 18はFileMaker 12のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。
ただし、FileMaker Pro 18 Advancedでは新しい機能や関数が追加されています。FileMaker 18の新機能を利用して作成されたデータベースファイルを旧バージョン(バージョン12、13、14、15、16および17)で開いた場合には、適切に動作しない部分が出てくる場合があるので注意が必要です。
[関連]FileMaker Pro ファイルを「.fmp12」ファイル形式に変換(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker ProはFileMaker Pro Advancedに一本化(FAMLog)
FileMaker Pro 17 Advancedで取り除かれた機能
February 05, 2019
FileMaker Pro 17 Advancedでは一部の機能が削除されています。バージョン17で削除された機能の一覧は次の通りです。
・電子メール送信時における[複数の電子メール(対象レコード内の各レコードに 1 つ)]オプション選択時の[対象レコードでアドレスを収集]オプション
・LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)によるホストへの接続のサポート
・JPEG 2000、MacPaint、Photoshop、SGIおよびTGAイメージ形式のサポート
・OS X Elcapitan v10.11のサポート
なお、FileMaker Pro 17 Advancedでは、起動センターが[マイ App]ウインドウに置き換わっていて、旧バージョンでの[起動センターを開く]スクリプトステップはバージョン17では[マイ App を開く]スクリプトステップに、旧バージョンでの[共有ファイルを開く]スクリプトステップはバージョン17では[ホストを開く]スクリプトステップに変更されています。
[関連]FileMaker Pro 17 Advanced の新機能(FileMaker Pro 17 Advanced ヘルプ)、FileMaker Pro 16で非推奨になった機能(FAMLog)、FileMaker Pro 16で取り除かれた機能(FAMLog)
2018年11月「INTER-Mediator Meet-up 2018」発表資料
November 08, 2018
2018年11月8日に行われた「INTER-Mediator Meet-up 2018」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:FileMaker Server 17とINTER-MediatorによるWebアプリ開発
(PDF形式/ファイルサイズ:約2MB)
「INTER-Mediator-and-FileMaker-Server-17.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
bf7a94c2ac82325517fd2c1d36600b5a85de9cc7cf7768795d4df10e1353292e
■関連リンク
・INTER-Mediator
https://inter-mediator.com/
・データベース特有の設定
http://inter-mediator.info/ja/for-developers/db.html
・FMPress Publisher ライブデモサイト
https://demo.emic.co.jp/
(2022年4月24日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker data migration tool
October 11, 2018
FileMaker data migration toolは、データのインポート処理時間を大幅に短縮するコマンドラインツールです。
このツールにはWindows版とmacOS版が用意されており、ファイル拡張子が「fmp12」であるFileMaker Proデータベースファイルからデータのインポート処理をコマンドラインインターフェースで実行することができます。大規模データセットのインポートにかかる時間を、数日から数時間へ、または数時間から数分へと短縮します。
FileMaker data migration toolは、FileMaker Developer Subscription(FDS)を購入することで利用できます。FileMaker Developer Subscriptionの価格は年間9,000円(税別)です。
[関連]FileMaker Data Migration Tool Guide(FileMaker)
FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:マスタ/詳細レイアウトのポータル
September 11, 2018
FileMaker Pro 17 Advancedでは、ポータルで現在の対象レコードにあるレコードを表示できるようになり、マスタ/詳細レイアウトを簡単に作成できるようになっています。
レイアウトのマスタ領域にある一覧から項目を選択すると、その項目の詳細情報が詳細領域に表示されるパターンのレイアウトを用意するにあたり、バージョン17では現在のテーブルのレコードを表示するポータルをマスタ領域として使用することができます。これにより、自己連結リレーションシップや追加のスクリプトを作成する必要がなくなっています。
マスタ/詳細レイアウトのポータルを作成するには、レイアウト上にポータルを設置し、[ポータル設定]ダイアログボックスの[レコードを表示:]で[現在のテーブル]を選択します。
[関連]マスタ/詳細レイアウトのポータルの作成(FileMaker Pro 17 Advanced ヘルプ)
FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:カスタムメニューのコピー&ペースト
August 23, 2018
FileMaker Pro 17 Advancedでは、[カスタムメニューの管理]ダイアログボックスにおいて、カスタムメニューセット、メニューおよびメニュー項目をコピーして貼り付ける(ペーストする)ことができるようになっています。
コピーしたメニューセット、メニューおよびメニュー項目は、現在のファイルに限らず、他のFileMaker Pro Advancedファイルにもペーストが可能で、再利用が容易になっています。
なお、この機能を使用するには、[環境設定]ダイアログボックスの[一般]タブで[高度なツールを使用する]を選択した後にFileMaker Pro Advancedを再起動する必要があります。[カスタムメニューの管理]ダイアログボックスを表示するには、高度なツールを使用できる状態で[ツール]メニューの[カスタムメニュー]>[カスタムメニューの管理...]を選択します。
[関連]カスタムメニューセットの作成と編集(FileMaker Pro 17 Advanced ヘルプ)
FileMaker Pro 17 Advancedの改善点:[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプション
August 10, 2018
FileMaker Pro 17 Advancedでは、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションに--FM-return-container-variableオプションが新たに追加されています。
[URL から挿入]スクリプトステップで変数をターゲットとする場合に、--FM-return-container-variableオプションを使用することで、返されるデータをオブジェクトデータとして強制的に変数に保存することができます。例えば、Base64Encode関数を併用して、オブジェクトフィールドを介さずにWebサイトから取得したPDFファイルのデータをWeb ビューア上に表示するようなことがバージョン17ではできるようになっています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。FileMaker Pro 16以降では[URL から挿入]スクリプトステップにおいて多数の一般的なファイル転送オプションを利用できるようになっています。
[関連]サポートされている cURL オプション(FileMaker Pro 17 Advanced ヘルプ)、FileMaker Pro 16の新機能:[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプション(FAMLog)
FileMaker 17に対応した専用サーバーサービス「FMPress17」
July 05, 2018
FileMaker 17に対応した専用サーバーサービス「FMPress17」の受付を2018年7月2日より開始しました。
FMPress17は、FileMaker Server 17を利用してデータベースサーバーおよびデータベースと連動するWebサーバーを運用できるホスティングサービスであり、FileMakerのデータベースからPHPベースのWebアプリケーションを自動生成できる独自機能「FMPress Publisher」を搭載しています。FMPress17では、米国の非営利団体ISRG(Internet Security Research Group)が運営する無料のSSLサーバー証明書「Let’s Encrypt」に新たに対応しました。さらに、Webサイトの常時SSL化を行いやすくするように、これまで有料であったSSLサーバー証明書の設定費用を3万円から無料に変更しました。
FMPress17の料金は月額29,800円(税別)で、同サービスのサーバー上で稼働させるFileMaker Serverのライセンスが必要です。
FileMaker Server 17の新機能:fmsadmin GETコマンド
June 28, 2018
FileMaker Server 17では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理するためのfmsadminコマンドにおいて新たにGETコマンドを利用できるようになっています。
GETコマンドを使うことで、データベースサーバーおよびカスタムWeb公開の設定情報を取得することができます。
[使用例]
$ fmsadmin get serverconfig
$ fmsadmin get serverconfig backupinterval cachesize scriptsessions
$ fmsadmin get cwpconfig
$ fmsadmin get cwpconfig enablephp enablexml usefmphp
なお、バージョン17では、GETコマンドだけでなくSETコマンドも新たに追加されています。