FAMLog
Linux版Claris FileMaker Server 19が今夏登場予定
June 18, 2020
Claris FileMaker 19が先月発表されましたが、今後追加される機能の1つとしてLinux版のClaris FileMaker Serverが用意される予定となっています。
Linux版のFileMaker Serverが復活するのはバージョン5.5以来です。現在のところ開発者プレビュー版がユーザー向けに用意されている状況であり、正式に提供されているものではありません。正式版は2020年夏の終わり頃に発表される予定となっています。
Claris社のナレッジベースではLinux版の対応OSは「CentOS Linux 7.7」と記載されており、Red Hat Enterprise Linux 7.7に対応するバージョンであるCentOS Linux 7 (1908)がサポート対象となっています。2020年6月18日現在におけるCentOS Linuxの最新版はCentOS Linux 8 (2004)ですが、開発者プレビュー版で検証を行う場合にはCentOS Linux 8ではなくCentOS Linux 7を利用すると良いでしょう。
[関連]FileMaker Server for Linux 開発者プレビューについて(Claris ナレッジベース)、Claris FileMaker 19 動作環境(Claris ナレッジベース)、新しいFileMakerプラットフォームは開発者やユーザーにとってこれまでで最も身近な存在になる - クラリスCEOらに聞く(マイナビニュース)
CentOS Linux 6のサポート終了予定日
May 13, 2020
CentOS Linux 6は2020年11月30日にサポートが終了する予定となっています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、現時点におけるCentOS Linuxの最新バージョンはCentOS Linux 8 (1911)です。CentOS Linux 7は2024年6月末に、CentOS Linux 8は2029年5月末にサポートが終了する予定となっており、これから新規に利用する場合にはCentOS Linux 7もしくはCentOS Linux 8の使用が推奨される状況と言えます。
なお、FileMaker Cloud for AWSのオペレーティングシステムではCentOS Linuxが使われています。Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker Cloud for AWSではLinuxのみサポートされており、FileMaker Cloud for AWS 1.18ではCentOS Linux 7.6が使用されています。
2020年5月「FileMakerユーザーズグループ北陸」発表資料
May 08, 2020
2020年5月2日に行われた「FileMakerユーザーズグループ北陸(FM-Hokuriku)」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:「FileMaker Server 18とJava」(PDF形式/ファイルサイズ:約2.7MB)
「FileMaker_Server_18_and_Java.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
e4ffb2a1d0b0816b7b08525026f028986c5366909ef75cee8af1f72f0121b1ff
■関連リンク
・FileMaker Server と Java - 概要(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker Server 18.0.3 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker Server 17.0.3 および 17.0.4 における Java の変更(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker Server 17.0.2 またはそれ以前のバージョンにおける Java の変更(FileMaker ナレッジベース)
・AdoptOpenJDK
・FileMaker Server 17の新機能:刷新されたAdmin Console(FAMLog)
・FileMaker Server 18でOracle Java SE 8からOpenJDK 8に移行する(FAMLog)
・FileMaker Server 18.0.2はJavaを非同梱(FAMLog)
(2022年4月24日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
Xcode 11.4.1ではGitのセキュリティ脆弱性が修正済み
April 23, 2020
AppleからXcode 11.4.1が2020年4月中旬に公開されています。
バージョン11.4.1ではGitのセキュリティ脆弱性(CVE-2020-5260)が修正されており、Gitがバージョン2.24.2に更新されます。改行文字を含む特別に細工されたURLを処理する際にgitの認証情報が任意のホストに送信される問題が対処されています。
Xcode 11.4.1はApp Storeもしくはhttps://developer.apple.com/xcode/downloads/から入手可能で、動作条件としてmacOS Catalina 10.15.2以降が必要です。
[関連]JVNVU#95670817: Apple Xcode における脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)
Ruby 2.4の公式サポートが終了
April 13, 2020
2020年3月31日をもってRuby 2.4系列の公式サポートが終了しています。
バージョン2.4のサポート終了に伴い、今後Ruby 2.4系列に対するセキュリティパッチは提供されなくなるため、より新しいバージョンのRubyに移行することが強く推奨されます。なお、現時点におけるRubyの最新安定版は、2020年3月に公開されたRuby 2.7.1です。
Ruby 2.5系列については、2021年3月末で公式サポートが終了する予定となっています。Ruby 2.5系列は、通常メンテナンスフェーズを終了し、セキュリティメンテナンスフェーズに移行しています。セキュリティメンテナンスの期間は1年間で、この間は重大なセキュリティ上の問題への対応のみが行われます。
[関連]Ruby 2.4 公式サポート終了
Ruby 2.7.1、Ruby 2.6.6、Ruby 2.5.8およびRuby 2.4.10が公開
April 08, 2020
Ruby 2.7.1、Ruby 2.6.6、Ruby 2.5.8およびRuby 2.4.10が2020年3月下旬に公開されています。
Ruby 2.7.1、Ruby 2.6.6、Ruby 2.5.8およびRuby 2.4.10では、RubyにバンドルされているJSON gemにおける安全でないオブジェクトを生成できる脆弱性(CVE-2020-10663)が修正されています。Ruby 2.7.1、Ruby 2.6.6およびRuby 2.5.8では、socketライブラリに存在していた脆弱性(CVE-2020-10933)も修正されています。
なお、2020年3月31日をもってRuby 2.4系列の公式サポートが終了しています。バージョン2.4のサポート終了に伴い、今後Ruby 2.4系列に対するセキュリティパッチは提供されなくなるため、より新しいバージョンのRubyに移行することが強く推奨されます。
[関連]RubyにバンドルされているJSON gem 2.3.0ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)
FileMaker Cloud 2.18.1が登場
February 27, 2020
Claris International Inc.がFileMaker Cloud 2.18.1を発表しています。
FileMaker Cloud 2.18.1では、外部アイデンティティプロバイダ(IdP)でのアカウント認証に対応しています。さらに、カスタム AppをFileMaker Cloudにアップロード、およびスキーマとその他の変更をクローンからFileMaker Cloudの共有カスタム Appに適用するAPIがClaris FileMaker Admin APIに新しく追加されています。
なお、Claris International Inc.が直接提供するクラウドサービスであるFileMaker Cloudの日本国内におけるサービス提供開始は2020年春の予定となっています。
[関連]FileMaker Cloud 2.18.1 リリースノート(Claris)
Get(開いているレコード数)関数
January 17, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(開いているレコード数)関数」は、まだ保存されていない現在の対象レコード内にあるレコードの総数を返します。
保存されていない関連レコードを含む現在の対象レコードにおける未確定のレコード数を返すようになっており、例えば、保存されていないレコードが1つと関連レコードが3つある場合は「4」が返されます。
なお、Get(開いているレコード数)関数はバージョン8で追加された関数です。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:刷新された[インポート順の指定]ダイアログボックス
December 10, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、[インポート順の指定]ダイアログボックス(旧称[フィールドデータのインポート順]ダイアログボックス)が刷新されています。
バージョン18ではインポートダイアログボックスが新しくなり、次の機能が追加されています。
・ターゲットフィールドの検索
・ターゲットフィールドごとにインポート中における入力値自動化オプションの実行を選択
・フィールド値の区切りに使用するカスタム文字を指定
・ソースファイル内のフィールド名を表すレコードを選択してフィールド名として使用
なお、[インポート順の指定]ダイアログボックスを表示するには、[ファイル]メニュー>[レコードのインポート]>[ファイル...]を選択した後、インポートするファイルを選択して[開く]をクリックします。
[関連][レコードのインポート] の機能強化(FileMaker ナレッジベース)
PHP 7.4.0が公開
November 29, 2019
PHP 7.4.0が公開されています。
PHP 7.4ではアロー関数やNull合体代入演算子(??=)、クラスプロパティにおける型宣言などがサポートされており、数多くの改善点や新機能が含まれています。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.4に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。
なお、PHP 7.2は2020年11月30日まで、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。PHP 7.1系列は2019年12月1日にメンテナンスが終了するので、今後はバージョン7.2系列以降にアップグレードする必要がある状況です。