FAMLog
XMLPasteのバージョン確認方法
April 12, 2019
XMLPasteのバージョンを確認するには、xmlpasteコマンドで-vオプションもしくは--versionオプションを使用します。
現時点(2019年4月時点)におけるXMLPasteの最新版はバージョン1.0.0であり、macOSではXMLPasteのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはxmlpaste.exeを利用します。
[実行例]
$ xmlpaste --version
XMLPaste 1.0.0
XMLPasteは、FileMaker Pro Advancedのテーブルやフィールド、スクリプト、スクリプトステップ、レイアウトオブジェクト、カスタム関数、テーマなどに関する情報をUTF-8のXMLテキストとしてペーストできるコマンドラインツールです。XMLテキストを編集した上でFileMaker Pro Advancedに戻ってペーストする機能は備えていません。
[関連]XMLPaste 1.0.0を公開(FAMLog)
Ruby 2.3の公式サポートが終了
April 10, 2019
2019年3月31日をもってRuby 2.3系列の公式サポートが終了しています。
バージョン2.3のサポート終了に伴い、今後Ruby 2.3系列に対するセキュリティパッチは提供されなくなるため、より新しいバージョンのRubyに移行することが強く推奨されます。なお、現時点におけるRubyの最新安定版は、2019年3月に公開されたRuby 2.6.2です。
Ruby 2.4系列については、2020年3月末で公式サポートが終了する予定となっています。Ruby 2.4.6のリリースをもってRuby 2.4系列は通常メンテナンスフェーズを終了し、セキュリティメンテナンスフェーズに移行しています。セキュリティメンテナンスの期間は1年間で、この間は重大なセキュリティ上の問題への対応のみが行われます。
[関連]Support of Ruby 2.3 has ended
Ruby on Rails 4.2.11.1、5.0.7.2、5.1.6.2および5.2.2.1が公開
March 15, 2019
Ruby on Rails 4.2.11.1、Ruby on Rails 5.0.7.2、Ruby on Rails 5.1.6.2およびRuby on Rails 5.2.2.1が公開されています。
Ruby on RailsはRubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。Rails 4.2.11.1、Rails 5.0.7.2、Rails 5.1.6.2およびRails 5.2.2.1ではActive Viewにおけるセキュリティ脆弱性(CVE-2019-5418とCVE-2019-5419)が修正されています。
さらに、Rails 5.2.2.1ではDevelopmentモードにおけるセキュリティ脆弱性(CVE-2019-5420)も修正されています。
FAMLog News Archive:第84回 2019年春号
March 06, 2019
■PHP 5.6系統の最終バージョンが公開(2019年1月)
PHP 5.6.40が2019年1月に公開されました。PHP 5.6.40はPHP 5.6系統における最後のバージョンとなる予定であるため、今後はバージョン7.1系統以降へのアップグレードが推奨されています。なお、現時点におけるPHPの最新バージョンは2019年2月に公開されたバージョン7.3.2です。
[関連]PHP 5.6.40、PHP 7.1.26、PHP 7.2.14およびPHP 7.3.1が公開(FAMLog)、Mac版FileMaker Server 17.0.2.252ではインストールされるPHPのバージョンが更新(FAMLog)
■INTER-Mediator 5.9が公開(2019年1月)
PDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワークであるINTER-Mediator 5.9が2019年1月に公開されました。INTER-Mediator 5.9では、PHP 5.6.40でINTER-Mediatorが動作しない不具合や、XAMPP for Windows利用時に発生していた互換性に関する問題が修正されています。
[関連]INTER-Mediator 5.9を公開(FAMLog)
fmcsadminのバージョン確認方法
February 19, 2019
fmcsadminのバージョンを確認するには、fmcsadminコマンドで-vオプションもしくは--versionオプションを使用します。
CentOS LinuxやmacOSではfmcsadminのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはfmcsadmin.exeを利用します。
[実行例]
$ fmcsadmin -v
fmcsadmin 0.9.3
現時点におけるfmcsadminの最新版はバージョン0.9.3であり、現状ではベータ版(テスト・評価用の試用版)として配布しています。FileMaker Admin API (Trial)の使用期限がFileMaker Cloud 1.17とFileMaker Server 17では2019年9月27日となっていることから、現在配布しているものはトライアル期間が終了した後に使用できなくなる見通しであり、後日バージョンアップを行う必要が出てくる可能性があります。
[関連]fmcsadmin 0.9.3を公開(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.38とApache Tomcat 9.0.16が公開
February 14, 2019
Apache Tomcat 8.5.38とApache Tomcat 9.0.16が2019年2月上旬に公開されています。
主に不具合の修正が行われているApache Tomcat 8.5.38およびApache Tomcat 9.0.16では、HTTP/2におけるタイムアウト処理が改善されて、Tomcat Native Libraryがバージョン1.2.21に更新されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.16です。なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。
FileMaker Pro 17 Advancedで取り除かれた機能
February 05, 2019
FileMaker Pro 17 Advancedでは一部の機能が削除されています。バージョン17で削除された機能の一覧は次の通りです。
・電子メール送信時における[複数の電子メール(対象レコード内の各レコードに 1 つ)]オプション選択時の[対象レコードでアドレスを収集]オプション
・LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)によるホストへの接続のサポート
・JPEG 2000、MacPaint、Photoshop、SGIおよびTGAイメージ形式のサポート
・OS X Elcapitan v10.11のサポート
なお、FileMaker Pro 17 Advancedでは、起動センターが[マイ App]ウインドウに置き換わっていて、旧バージョンでの[起動センターを開く]スクリプトステップはバージョン17では[マイ App を開く]スクリプトステップに、旧バージョンでの[共有ファイルを開く]スクリプトステップはバージョン17では[ホストを開く]スクリプトステップに変更されています。
[関連]FileMaker Pro 17 Advanced の新機能(FileMaker Pro 17 Advanced ヘルプ)、FileMaker Pro 16で非推奨になった機能(FAMLog)、FileMaker Pro 16で取り除かれた機能(FAMLog)
CakePHP 2.10.15が公開
January 31, 2019
CakePHP 2.10.15が公開されています。
CakePHP 2.10.15は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースであり、PHP 7.2以降でコマンドラインインターフェースにおけるセッション利用時の問題が修正されています。CakePHP 2.9系統からCakePHP 2.10系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.10に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.10で動作可能な状態になっています。CakePHPをバージョン2.10に更新する際には、FMCakeMixもあわせて更新するようにしてください。
PHP 5.6.40、PHP 7.1.26、PHP 7.2.14およびPHP 7.3.1が公開
January 11, 2019
PHP 5.6.40、PHP 7.1.26、PHP 7.2.14およびPHP 7.3.1が公開されています。
PHP 5.6.40、PHP 7.1.26、PHP 7.2.14およびPHP 7.3.1はそれぞれセキュリティ脆弱性が多数修正されています。PHP 5.6系統の保守は終了しており、PHP 5.6.40がPHP 5.6系統における最後のバージョンとなる予定です。なお、PHP 7.1系統の保守は2019年12月に終了する予定となっています。
現時点でのPHPの最新安定バージョンはバージョン7.3.1です。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.3に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。
PHP 5.6.39、PHP 7.0.33、PHP 7.1.25およびPHP 7.2.13が公開
December 17, 2018
PHP 5.6.39、PHP 7.0.33、PHP 7.1.25およびPHP 7.2.13が2018年12月上旬に公開されています。
PHP 5.6.39、PHP 7.0.33、PHP 7.1.25およびPHP 7.2.13はそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。PHP 7.0系統の保守は今月で終了であり、PHP 7.0.33がPHP 7.0系統における最後のバージョンとなる予定です。なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
現時点でのPHPの最新安定バージョンはバージョン7.3.0です。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.3に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。
[関連]PHP 7.3.0が公開(FAMLog)