FAMLog
OpenSSL 1.0.0が公開
April 02, 2010
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアであるOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.0」が公開されています。
OpenSSLは1998年12月にプロジェクトが公式に開始されましたが、プロジェクト開始12年目でバージョン1.0.0が公開されました。今回のメジャーバージョンでは、数多くの機能追加や改善が行われており、バージョン0.9.8系列と比較するとさまざまな変更点が加えられています。
OpenSSL 1.0.0へのアップグレードが推奨されていますが、各種ソフトウェアがOpenSSL 1.0.0に対応していない部分がある可能性も考えられるのでしばらくはバージョン0.9.8系列(現時点の最新バージョンは0.9.8n)のままでも構わないでしょう。
OpenSSL 0.9.8nが公開
March 25, 2010
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.8n」が公開されています。
バージョン0.9.8nでは、クラッシュを引き起こす恐れのある脆弱性2点(CVE-2010-0433およびCVE-2010-0740)が修正されています。
今回の修正により、OpenSSL 0.9.8nへのアップグレードが推奨されています。
OpenSSL 0.9.8mが公開
March 01, 2010
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.8m」が公開されています。
バージョン0.9.8mでは、再ネゴシエーション機能に関するTLS/SSLプロトコル上の欠陥を補うTLS拡張であるRFC 5746が実装されています。
なお、OpenSSLはバージョン1.0.0系統の開発も進められており、昨年よりベータ版が公開されている状況です。
[関連]OpenSSL 0.9.8l(FAMLog)
PHP 5.2.13が公開
February 26, 2010
「PHP 5.2.13」が公開されています。
PHP 5.2.13では、3件のセキュリティ脆弱性と40件を超える不具合が修正されていて、同梱されているPerl互換正規表現ライブラリであるPCREライブラリはバージョン7.9に更新されています。
PHPの最新安定バージョンはバージョン5.3.1ですが、いくつか互換性のない変更点や考慮すべき新機能が存在するため、現在PHP 5.2系統を利用している場合にはPHP 5.2.13を利用するとよいでしょう。
2010年2月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
February 08, 2010
2010年2月7日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:PHPで“使える”メール送信ライブラリQdmail(PDF形式/ファイルサイズ:約60KB)
「Qdmail.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
9c68f01e72afc1bdb4437024211cfc931558f52c
■関連リンク
・http://hal456.net/qdmail/
Ruby 1.8.7-p249 & Ruby 1.9.1-p378
January 12, 2010
Ruby 1.8.7-p249およびRuby 1.9.1-p378が公開されています。
Ruby 1.8.7-p249およびRuby 1.9.1-p378では、Rubyに標準添付されているライブラリの1つであるWEBrickにおけるエスケープシーケンス挿入の脆弱性が修正されています。
攻撃者が悪意のあるエスケープシーケンスをログに挿入することが可能だったため、ログを閲覧する際に端末エミュレーターで危険な制御文字を実行される危険があったとのことです。
Ruby 1.8.7-p248
December 25, 2009
「Ruby 1.8.7-p248」が公開されています。
Ruby 1.8.7-p248は、安定版であるRuby 1.8.7の保守リリースであり、多数の不具合が修正されています。
なお、現時点におけるRubyの最新安定版はRuby 1.9.1-p376ですが、Ruby 1.8系統で動いていたプログラムやライブラリがRuby 1.9.1でそのままでは動かない場合があるので注意が必要です。
Ruby 1.9.1-p376
December 08, 2009
「Ruby 1.9.1-p376」が公開されています。
Ruby 1.9.1-p376は、最新安定版と位置づけられているRuby 1.9.1の保守リリースであり、ヒープオーバーフローを許す脆弱性が修正されています。なお、この脆弱性はRuby 1.8系統には影響しません。
Ruby 1.8で動いていたプログラムやライブラリがRuby 1.9.1でそのままでは動かない場合があるので、現在Ruby 1.8系統を利用している場合には互換性を検証してから移行する必要があります。
RubyでSHA-256メッセージダイジェストを生成する
November 27, 2009
Rubyには標準でメッセージダイジェストライブラリが同梱されており、SHA-256メッセージダイジェストを生成することが可能です。
RubyでSHA-256メッセージダイジェストを生成するには、Digest::SHA256クラスを使用します。
[記述例]
require 'digest/sha2'
puts Digest::SHA256.hexdigest('sample_string')
なお、ScriptMasterとJRubyを利用することで、RubyでFileMaker Proの機能を拡張することが可能であり、一例としてFileMaker ProでSHA-256メッセージダイジェストを生成することもできます。
OpenSSL 0.9.8l
November 10, 2009
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.8l」が公開されています。
バージョン0.9.8lではCVE-2009-3555の脆弱性への回避策として再ネゴシエーション機能が削除されています。
今回見つかったTLS/SSLプロトコルの脆弱性はApacheのmod_sslにも影響するため、OpenSSLの更新もしくはApache HTTP Serverへのパッチの適用が必要になるとのことです。
[関連]セキュリティ情報 CVE-2009-3555 への対応について(日本Apacheユーザ会)