FAMLog


カスタムWeb公開におけるスクリプト変数の有効範囲

October 09, 2008

FileMaker 8以降でスプリプトや計算式でグローバル変数やローカル変数を使用できるようになりましたが、FileMaker ServerのXSLTを使用したカスタムWeb公開でスクリプト変数を利用する際にはいくつか注意点があります。

カスタムWeb公開におけるグローバル変数は、グローバルフィールドと同様に各クライアントごとに独自の値を持つものの、ファイルが閉じられるまでその値が保持されるのではなく、1回のHTTPリクエスト(厳密にはWeb公開コアへのリクエスト)が完了するたびに値が破棄されます。すなわち、グローバル変数の有効範囲は、データベースセッションが無効の場合はリクエストが終了するまでです。

一方、Web公開エンジンのXSLTデータベースセッションオプションを有効にすると、セッション拡張関数を使用したときにグローバル変数およびグローバルフィールドの値をリクエスト間で保持できるようになります。すなわち、データベースセッション有効時におけるグローバル変数の有効範囲はセッションがタイムアウトするまでとなります。

ローカル変数については、データベースセッションの設定に関わらず、その有効範囲は常にスクリプトが終了するまでです。

[関連]FileMaker Pro 8の新機能:スクリプト変数(FAMLog)

Tag: FileMaker

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