FAMLog
INTER-Mediator 3.7が公開
July 29, 2013
新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 3.7」を公開しています。
バージョン3.7では、機能追加および不具合の修正が行われており、FileMakerのオブジェクトフィールドに入れた画像やPDFファイルを取り出すことができるようになっています。また、PHP 5.2利用時にもネイティブ認証(データベースエンジンのアカウントでの認証)を利用できるようになっています。
ブラウザー判別関数におけるクロスサイトスクリプティングが修正されている他、Internet Explorerのセキュリティホールに対応するためにJSON形式のデータ出力時にX-Content-Type-Optionsヘッダーを出力する改良も行われています。
FileMaker Server 12の新機能:fmsadmin CERTIFICATEコマンド
July 26, 2013
FileMaker Server 12では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理するためのfmsadminコマンドにおいて新たにCERTIFICATEコマンドを利用できるようになっています。
CERTIFICATEコマンドを使うことで、FileMaker Pro 12(もしくはFileMaker Go 12)とFileMaker Server 12間の通信を暗号化する際に利用する、認証局(CA)から購入したSSLサーバー証明書をFileMaker Serverで利用することができます。
[使用例]
$ fmsadmin certificate create FQDN
$ fmsadmin certificate import CERTIFICATE.CRT
CERTIFICATEコマンドの詳細については、FileMaker Server ヘルプを参照してください。なお、FileMaker Server 12では、証明書失効リスト(CRL)を使用した検証はサポートされていません。
[関連]List of supported SSL certificate vendors and SSL certificate types for FileMaker products(FileMaker Knowledge Base)、FileMaker セキュリティガイド[PDF](FileMaker)
FileMaker Server 12の改善点:fmsadmin START/STOP/RESTARTコマンド
July 25, 2013
FileMaker Server 12では、Web公開エンジン、FileMaker スクリプトエンジンおよびXDBC Listnerを含むFileMaker Server コンポーネントを個別に起動、停止または再起動できるように改善されています。
fmsadminコマンドを使用すると指定したタイプのサーバーを起動・終了・再起動することができ、FileMaker Server ヘルプでは下記が有効なタイプとして記述されています。
・adminserver:管理サーバー
・fmse:FileMaker スクリプトエンジン
・server:データベースサーバー
・wpe:Web公開エンジン
・xdbc:ODBCおよびJDBCアプリケーションとの通信に使用するXDBC Listner
なお、ヘルプには記載されていませんが、wpc、cwpc、jwpc、fmsibも指定可能であり、各コンポーネントを個別に起動、停止または再起動することができます。
[関連]FileMaker Server 12でWeb公開エンジンを停止する方法(FAMLog)
FileMaker Server 12の新機能:ログビューアフィルタ
July 24, 2013
FileMaker Server 12のAdmin Consoleでは、任意の文字列を入力してログビューアに表示されたログメッセージをフィルタできるようになっています。
ログビューアのフィルタ機能を利用するには、Admin Consoleのログビューアにおいて[フィルタ]フィールドに文字列を入力して、Enterキー(Windows)またはReturnキー(OS X)を押します。フィルタ文字列では大文字と小文字は区別されません。
なお、非表示になったログメッセージを再度表示するようにするには、[フィルタ]フィールド内の文字列を削除して、Enterキー(Windows)またはReturnキー(OS X)を押します。
FileMaker Server 12 Advancedの新機能:グループ開始ページ
July 18, 2013
FileMaker Server 12 Advancedでは、「グループ開始ページ」と呼ばれる新機能が追加されています。
グループ開始ページは、管理者グループに関連付けられているホストされたデータベースを一覧表示します。ホストされたデータベースがインスタントWeb公開、またはFileMaker ProやFileMaker Goで開くことができるかどうかをWebブラウザーで確認することができます。
なお、管理者グループはFileMaker Server 11 Advancedで追加されたオプション機能であり、FileMaker Server Advancedでのみ利用できる機能です。
[関連]FileMaker Server 11 Advancedの新機能:管理者グループ(FAMLog)
ScriptMaster 4.2が公開
July 10, 2013
360WorksがFileMakerプラグインであるScriptMasterの新バージョン「ScriptMaster 4.2」を2013年6月下旬に公開しています。
ScriptMasterは、Javaプラットフォーム用のスクリプト言語であるGroovyを使用してScriptMasterのモジュールを記述することにより、FileMaker Proでさまざまな機能拡張を行うことができるプラグインです。
バージョン4.2では、Java 7 Update 25に対応し、Groovy 2が同梱された他、64bitがサポートされるようになっています。なお、現時点におけるScriptMasterの最新版は、2013年6月27日に公開されたScriptMaster 4.203です。
INTER-Mediator 3.6が公開
July 05, 2013
新居雅行氏がPDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワーク「INTER-Mediator 3.6」を公開しています。
バージョン3.6では、FileMaker Server利用時にチェックボックスセットがWebページ上で実現できるようになった他、ログのJavaScriptコンソール出力がサポートされています。
チェックボックスセットの利用方法はシンプルで、HTMLでテキストフィールドと結びついたチェックボックスを複数作ることで、value属性値がフィールドに入る値になります。なお、リレーションシップの動作は、FileMakerとは異なり普通に条件判断するだけであり、チェックボックスセットのフィールドとのリレーションシップはINTER-Mediatorでは未対応という扱いになっています。
2013年7月「INTER-Mediator Meet-up #3」発表資料
July 04, 2013
2013年7月3日に行われた「INTER-Mediator Meet-up #3」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:「IMCakeの現状と今後」(PDF形式/ファイルサイズ:約60KB)
「IMCake_for_Meetup3.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
e499d51d05211872ae9d4b3c56005f0e6555df80
■関連リンク
・https://github.com/matsuo/IMCake
・http://inter-mediator.info/
(2022年6月5日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
2013年6月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
July 01, 2013
2013年6月29日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:「FileMaker Server管理者のためのserverspec入門」(PDF形式/ファイルサイズ:約130KB)
「serverspec-and-filemaker-server.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
8fff07068722c237579796e4dac37706e79ab756
■関連リンク
・http://serverspec.org/
・https://github.com/serverspec/serverspec
・http://www.slideshare.net/mizzy/serverspec-hbstudy45
バージョン12.0v3以前のFileMaker ServerとJava SE 6 Update 51 for OS Xは非互換
June 28, 2013
バージョン12.0v3およびそれ以前のFileMaker Serverは、先週公開されたJava for OS X 2013-004およびJava for Mac OS X 10.6 Update 16と非互換です。
Java for OS X 2013-004もしくはJava for Mac OS X 10.6 Update 16を適用すると、バージョン12.0v3およびそれ以前のMac版FileMaker Serverを使用している場合に、Admin ConsoleサーバーおよびWeb公開エンジン用のTomcatが自動起動しない問題が発生します。この問題は、Mac OS X v10.6.8だけでなく、OS X LionおよびOS X Mountain Lionでも発生し、FileMaker Server 10も影響を受けるのでご注意ください。なお、FileMaker Server 12.0v4にすでに更新済みの場合にはこの問題は発生しません。
現状の回避策は、catalina.shファイルのJAVA_OPTS環境変数に「-Djava.awt.headless=true」を追加することです。詳細については下記ナレッジベースの記事をご参照ください。
[関連]Java 1.6.0_51-b11 が適用された Mac OS X 10.6.8 で Admin Console が起動しない(FileMaker ナレッジベース)、APPLE-SA-2013-06-18-1 Java for OS X 2013-004 and Mac OS X v10.6 Update 16(FAMLog)