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FileMaker Pro 14の新機能:プレースホルダテキスト
July 31, 2015
FileMaker Pro 14では「プレースホルダテキスト」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
プレースホルダテキストは、ブラウズモードおよび検索モードでフィールド内に表示されるフィールドラベルです。インスペクタでフィールドにプレースホルダテキストを設定することにより、データや検索条件を入力するまでフィールド内に任意のラベルや説明を表示できます。このフィールド内ラベルのテキストは、フィールドに何か入力されると表示されなくなります。
なお、インスペクタにおいて「検索モードでプレースホルダテキストを表示」のチェックを外すと、ブラウズモードでのみプレースホルダテキストが表示されるようになります。
[関連]FileMaker Pro のプレースホルダテキスト(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 14の新機能:ボタンバー
July 30, 2015
FileMaker Pro 14では「ボタンバー」と呼ばれるレイアウトオブジェクトが新たに導入されています。
ボタンのグループを作成するボタンバーは、水平または垂直に配置でき、ボタンまたはポップオーバーボタン(または両者の組合せ)を表示するためのレイアウトオブジェクトです。各ボタンのアクティブ状態を表示でき、各ボタンに処理(単一コマンドまたはスクリプト)を割り当てることができるので、ナビゲーションやカスタムツールバーとして使用することができます。
ウインドウのサイズを変更すると、各ボタンのサイズもそれに比例して自動的に調整されます。なお、ボタンバーオブジェクトには、最大で50個のセグメント/ボタンを組み込むことができます。
[関連]FileMaker Pro のボタンバーの概要(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 14の新機能:スクリプトワークスペース
July 29, 2015
FileMaker Pro 14では、FileMakerスクリプトの作成および管理インターフェースがスクリプトワークスペースとして全面的に刷新されています。
タブに対応したスクリプトワークスペースウインドウ内で複数のスクリプトを管理することができ、空白行や行番号、インデント、構文の色分けがサポートされたことで従来よりスクリプトが読みやすくなっています。さらに、オートコンプリート機能により、文字を入力するとすぐに関連するスクリプトステップのリストが表示され、効率的に開発を進めることができるようになっています。
スクリプトワークスペースでスクリプトを直接編集でき、ウインドウ内で多数のスクリプトステップオプションも編集できます。スクリプトおよび計算式の作成、編集、表示をすべて、統一されたワークスペースで行うことができ、開発時間が短縮される工夫が各所に施されています。
[関連]FileMaker Pro のスクリプトワークスペースの概要(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker 14で非推奨になった機能
July 27, 2015
ファイルメーカー社が、2015年5月にFileMaker 14で非推奨になった機能についてFileMaker ナレッジベースで案内しています。
FileMaker Pro 14において非推奨となり今後廃止される予定の機能一覧は下記の通りです。
・Acrobat 5およびAcrobat 6を使用したPDF形式のレコードの保存
・一部のレイアウトテーマ(濃淡、コントラスト、FileMaker ミレニアム、ガラス、四角形、角丸、半角丸、特殊ファミリーのテーマ)
・画像フォーマット: FPX、QIF
・32ビットアーキテクチャ
・FileMaker Pro ランタイム
・OS X 10.9 Mavericksのサポート
FileMaker Server 14において非推奨となり今後廃止される予定のオペレーティングシステムおよびWebブラウザーは下記の通りです。
・Windows Server 2012 Standard Editionのサポート(Windows Server 2012 R2はサポートされます)
・Internet Explorer 10
上記の内容は今後サポートされなくなる可能性がある項目であり、別のAPI、技術または代替機能を利用するようにソリューションを変更したり、利用環境を更新することが推奨されています。
(2019/11/13追記:関連記事のリンク先ページがなくなっていたので、関連記事およびリンクを削除しました。)
FileMaker Developer Conference 2015 レポートリンク集
July 23, 2015
・Security: The Big Picture(株式会社キー・プランニング)
・Scripting: One Giant Leap for Developers(株式会社キー・プランニング)
・Inside a FileMaker File: Deep Under the Hood(株式会社キー・プランニング)
・Security: Inside and Out(株式会社キー・プランニング)
・ショーケース紹介:Goya社(株式会社キー・プランニング)
・ショーケース紹介:360Works社(株式会社キー・プランニング)
・ショーケース紹介:Actual Technologies社(株式会社キー・プランニング)
・【DevCon2015】日本人によるセッション「Go Beyond the Borders of Medical Communication」(株式会社ジェネコム)
・『2015 FileMaker Excellence Award』 をジェネコムが受賞しました!(株式会社ジェネコム)
・FileMaker Developer Conference 2015 カンファレンス・サプライズ特集(ジュッポーグループ)
・FileMaker Developer Conference 2015 本編参加(セッションレポートではありません)(うさぎのひとりごと)
・CWP User Group 2015 Recap(F ’n’ web)
・FileMaker Excellence Award Winners for 2015(FileMaker, Inc.)
(最終更新日:2015/09/02)
FileMaker Go 14.0.2が公開
July 16, 2015
FileMaker Go 14.0.2の提供が開始されています。
FileMaker Go 14.0.2では多数の不具合が修正されており、FileMaker Go 14.0.1がクラッシュする場合がある問題や、iOS 8.4以降で[AVPlayer 再生]スクリプトステップの[位置]および[開始オフセット]オプションが正しく機能しない問題などが修正されています。
FileMaker Go 14.0.2は、iTunes App Storeから無料で入手可能です。FileMaker Go 14は、バージョン13と同じファイル形式のFileMakerデータベースファイルを扱うことができ、バージョン14および13のFileMaker Serverには接続できますが、利用にはiOS 8.1以降が必要です。
[関連]Using the Position / Start Offset setting of the AVPlayer Play script step does not work as expected on FileMaker Go(FileMaker Knowledge Base)、Major FileMaker Go 14 problem(FileMaker Forum)
FileMaker 14に対応した日本語版のFileMaker Training Series: 基礎編が提供開始
July 10, 2015
ファイルメーカー社がFileMaker 14 プラットフォームに対応した公式トレーニングカリキュラム「FileMaker Training Series: 基礎編」(日本語版)の無料提供を2015年6月下旬に開始しています。
「FileMaker Training Series: 基礎編」は、iBooks Storeで無料でダウンロードすることができ、ファイルメーカー社のWebサイトでPDF形式のファイル(アクティビティファイルを同梱)としても配布されています。
また、FileMaker 14プラットフォームに対応した「FileMaker Training Series: Advanced」(英語版)は、iBooks StoreおよびFileMaker Storeにて販売されています。価格は税別2,400円(PDF版)で、日本語版の「FileMaker Training Series: 応用編」は今夏発売される予定となっています。
FileMaker 14プラットフォームに対応したFileMaker Drill Bookが発売
July 09, 2015
ファイルメーカー社が、初中級者ユーザー向け実践的トレーニング教材「FileMaker Drill Book — FileMaker 14プラットフォームに対応した基本と実践を学習」(ISBN:978-4-9906546-3-4)の販売開始を2015年6月下旬に発表しています。
FileMaker Drill Bookの制作にあたっては、日本のビジネス現場を熟知したプロフェッショナルのFileMaker開発パートナーが630ページに及ぶテキストの執筆と演習用サンプルの作成を担当しています。FileMaker 14プラットフォームに対応した基本編と実践編の2部で構成されており、FileMakerに関するスキルレベルが初級から中級の方を主な対象としています。
価格は4,000円(税別)で、FileMaker Storeや全国のFileMaker製品取扱店で購入できます。
FileMaker Server 14の無料評価版では検証用に26の“同時接続”を利用可能
June 26, 2015
30日間無料で試用できるFileMaker Server 14の無料評価版では、検証用に26の“同時接続”を利用できるようになっています。
FileMaker ProやFileMaker Pro AdvancedからFileMaker Serverに接続する際には有償の同時接続ライセンスは必要ありませんが、FileMaker GoからFileMaker Server 13もしくはFileMaker Server 14に接続する場合およびFileMaker WebDirectを利用する場合には、有償の同時接続ライセンスの購入が必要です。
FileMaker Server 14には同時接続ライセンスが1つ付属しており、追加の同時接続ライセンスを別途購入することもできますが、試用版を使っている段階の場合には複数クライアント接続の検証が難しいケースがありました。バージョン14の無料評価版ではこの問題がやや解消されたと言えます。
[関連]同時接続について理解する(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Go 14はFileMaker Server 12に接続不可
June 25, 2015
FileMaker Go 14は、FileMaker ServerでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン12およびそれ以前のFileMaker Serverには接続できません。
FileMaker Go 14のリリースに伴い、FileMaker Go 13のアップデートは終了します。FileMaker Server 12に接続できるFileMaker Go 13は今年の9月にApp Storeから削除される予定となっているので、FileMaker Server 12を利用している場合などには8月末までにApp Storeからダウンロードする必要があります。
FileMaker Go 14は、バージョン13と同じファイル形式のFileMakerデータベースファイルを扱うことができ、バージョン14および13のFileMaker Serverには接続できますが、利用にはiOS 8.1以降が必要です。
[関連]FileMaker Go 14 の動作環境(FileMaker ナレッジベース)