FAMLog
Cyberduck 2.5.1
November 14, 2005
Mac OS Xで動作するオープンソースのSFTP/FTPクライアントソフトウェア「Cyberduck 2.5.1」がリリースされています。
バージョン2.5.1では、 ユニバーサルバイナリ化によりIntelベースのMacに対応するようになっています。また、アプリケーションアイコンにファイルをドラッグすると、最も手前にあるブラウザーウインドウで接続しているサーバー内にファイルがアップロードされるようになっています。
Cyberduck 2.5.1はMac OS X v10.4に対応していて、Mac OS X v10.3.9以降で動作します。
Mac OS X Update 10.4.3
November 02, 2005
Appleから「Mac OS X Update 10.4.3」および「Mac OS X Server 10.4.3」アップデートがリリースされています。
このアップデートにより、「ディスクユーティリティ」でMac OS X v10.4の起動ボリュームの検証を行うことが可能になり、Mac OS X TigerでサポートされていないQuartz 2D Extremeの機能が無効になります。その他にも数多くの機能や動作が改善されています。
また、Mac OS X Server v10.4に付属するApache 2はバージョン2.0.54にアップデートされ、Mac OS X Server v10.4でApache 2が64KBより大きなファイルを正常に取り扱えない状況が発生する不具合が修正されています。
[関連]Mac OS X v10.4で発生するApache 2.0.54の不具合回避策(FAMLog)
(2005/11/02追記:Apache 2に関する関連事項を追記しました。)
Power Mac G5 Quad & Power Mac G5 Dual
October 20, 2005
アップルが、新しい「Power Mac G5」デスクトップシリーズとして「Power Mac G5 Quad」と「Power Mac G5 Dual」を発表しています。
今回発表されたPower Mac G5はすべて、デュアルコアプロセッサー、業界標準のPCI Expressアーキテクチャー、2基のギガビットEthernetポートおよび二層記録式16倍速SuperDriveを搭載してします。また、Power Mac G5 Quadには2基の2.5GHzデュアルコアPowerPC G5プロセッサーが搭載されています。
2.0GHzおよび2.3GHzのPower Mac G5 Dualは本日より、2.5GHz Power Mac G5 Quadは2005年11月上旬より順次販売が開始されます。税込価格は、2.0GHz Power Mac G5 Dualが244,800円、2.3GHz Power Mac G5 Dualが299,800円、そしてPower Mac G5 Quadが399,800円となっています。
なお、ディスプレイを高解像度化し、バッテリー駆動時間を最大1時間長くした「PowerBook G4」の15インチおよび17インチモデルの新モデルも発表されています。
2.1GHz iMac G5
October 13, 2005
アップルが、iSightビデオカメラと「Front Row(フロントロウ)」メディアエクスペリエンスを搭載した、新しい「iMac G5」を発表しています。
今回発表されたiMac G5は、従来のモデルと比べて最大1/2インチ薄く、そして15%軽くなり、アップルの「Mighty Mouse(マイティーマウス)」が付属します。
Front Rowは、付属の「Apple Remote(アップルリモート)」コントローラを使って、約9メートル離れた場所から、iMacで音楽を再生したり、写真のスライドショーを楽しんだり、 DVDやiMovie、そしてiTunes Music Storeから購入したミュージックビデオなどを鑑賞することを可能にします。
新しいiMac G5シリーズは来週より順次販売が開始され、税込価格は、1.9GHz・17インチモデルが152,800円、2.1GHz・20インチモデルが199,800円となっています。
Xserve RAID 7TB
September 14, 2005
アップルが2005年9月13日に、3Uサイズの高可用性ラックストレージシステムである「Xserve RAID」ストレージシステムをアップデートし、7TB(テラバイト)という巨大なストレージ容量を約215円というギガバイト単価で提供することを発表しています。
新しいXserve RAIDの価格は次の通りで、2005年9月13日より順次販売開始されます。
・Xserve RAID(7TB):税込1,501,500円
・Xserve RAID(3.5TB):税込987,000円
・Xserve RAID(1TB):税込693,000円
同時に、1Uラックマウント型サーバー「Xserve(エックスサーブ)」も、500GBのハードディスクドライブを最大3台まで搭載できるように改良されています。
QuickTime 7.0.2 & QuickTime 7 for Windows
September 08, 2005
アップルから「QuickTime 7.0.2」がリリースされています。
修正点の詳細は不明ですが、QuickTime 7.0.2では多くの重大な不具合が修正され、互換性が向上するとのことです。すべてのQuickTime 7のユーザーにこのアップデートを適用することが推奨されています。
同時に、iTunes 5のリリースにあわせてWindows版のQuickTime 7も正式にリリースされています。
Cyberduck 2.5
August 29, 2005
Mac OS Xで動作するオープンソースのSFTP/FTPクライアントソフトウェア「Cyberduck 2.5」がリリースされています。
バージョン2.5では、 FTP over TLSや履歴メニューがサポートされ、UTF-8がデフォルトの文字エンコーディングになっています。また、グラフィカルインターフェースが変更されてApple Mail 2.0と同様の外観となり、ナビゲーションバーの構成が一部変更されています。その他にも数多くの機能が改良および不具合が修正されています。
Cyberduck 2.5はMac OS X v10.4に対応していて、Mac OS X v10.3.9以降で動作します。
scutil
August 11, 2005
Mac OS Xは「システム環境設定」の「共有」でコンピュータ名やローカルホスト名を設定できますが、その設定をコマンドラインから変更するためのツールとして「scutil」が用意されています。
(使用例)
$ sudo scutil --set ComputerName "FileMaker Server"
$ sudo scutil --set LocalHostName "FileMaker-Server"
scutilの詳細はmanページに記載されていて、下記のコマンドで参照することができます。
$ man scutil
Mac OS X v10.4でBonjourを無効にする
August 10, 2005
Mac OS X v10.4でBonjour(旧称Rendezvous)を無効にするには、ターミナルで次のように入力します。
sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.mDNSResponder.plist
(実際には1行で入力します)
launchctlは、Mac OS X v10.4から導入されたlaunchdを制御するためのコマンドであり、サービスの開始や停止などを行うときに使用されます。
元の状態に戻す場合には、次のように入力します。
sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.mDNSResponder.plist
(実際には1行で入力します)
[参考]macosxhints - 10.4: How to disable Bonjour
[関連]Mac OS X v10.6:mDNSResponder を無効にすると DNS も無効になる(アップル)
(2007/01/04追記:「(実際には1行で入力します)」という注釈を追加しました。)
(2010/04/02追記:リンク先のページがなくなっていた箇所があったので、その部分についてはリンクを削除しました。あわせて関連記事へのリンクを追加しました。Mac OS X v10.6ではmDNSResponderプロセスを無効にするとDNSによる名前解決ができなくなってしまうので要注意です。)
Mac OS X v10.4でACLを有効にする
July 29, 2005
アクセス制御リスト(ACL)はMac OS X Server v10.4の新機能の1つであり、ワークグループマネージャを使うことでACLの各種設定ができます。
一方、通常版のMac OS X v10.4では、ACLは通常有効になっておらず利用できませんが、fsaclctlコマンドを使ってコマンドラインでACLを有効にすることができます。
fsaclctlコマンドでブートボリュームに対してACLを有効にするには、次のようにターミナルでコマンドを入力します。
sudo /usr/sbin/fsaclctl -p / -e