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FileMaker Pro 15とFileMaker Go 15はFileMaker Server 18に接続不可

July 08, 2019

FileMaker Pro 15、FileMaker Pro 15 AdvancedおよびFileMaker Go 15は、FileMaker ServerでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン18のFileMaker Serverには接続できません。

FileMaker Server 18に接続するクライアントアプリケーションとしてサポートされているFileMaker Pro、FileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Goのバージョンはバージョン16以降となっています。FileMaker Pro 18 Advancedのデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲していますが、バージョン15のFileMakerソフトウェアからFileMaker Server 18に接続することはできないので要注意です。

なお、FileMaker 15 製品ラインのテクニカルサポートは2019年9月20日をもって終了する予定となっています。

[関連]FileMaker Server 18でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)、提供中の製品と互換性(FileMaker)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 18でサポートされているPHPのバージョン

July 05, 2019

FileMaker Server 18に付属するFileMaker API for PHPは、バージョン7.1のPHPをサポートしています。

FileMaker Server 18のPHPを使用したカスタムWeb公開では、Windows ServerおよびmacOS Mojave 10.14ではPHP 7.1.19で、macOS High Sierra 10.13ではPHP 7.1.16で動作検証が行われています。バージョン5.6のPHPからバージョンアップする際には、事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。

2019年7月5日現在、PHP 7.1系統の最新バージョンはPHP 7.1.30、PHP 7.2系統の最新バージョンはPHP 7.2.20、PHP 7.3系統の最新バージョンはPHP 7.3.7です。PHP 5.6系列およびPHP 7.0系列はすでにメンテナンスされていない状況となっており、PHP 7.1系列は2019年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。

[関連]FileMaker Server 18 技術仕様(FileMaker)、FileMaker Server 17でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)

Tag: FileMaker

PHP 7.2.20とPHP 7.3.7が公開

July 04, 2019

PHP 7.2.20PHP 7.3.7が公開されています。

PHP 7.2.20とPHP 7.3.7では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.3に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。PHPはバージョン7.4系統の開発も進められており、現在バージョン7.4.0 Alpha 2が公開されている状況です。

なお、PHP 5.6系統とPHP 7.0系統の保守は終了しており、PHP 7.1系統の保守は2019年12月に終了する予定となっています。

Tag: Apache

FileMaker Server 18でサポートされるクライアントアプリケーション

July 03, 2019

FileMaker Server 18でサポートされているクライアントアプリケーションには、以下のものがあります。

・FileMaker Pro 16
・FileMaker Pro Advanced(バージョン18、17および16)
・FileMaker Go(バージョン18、17および16)
・iOS App SDK(バージョン18、17および16)を使用して作成されたアプリケーション
・FileMaker WebDirect、カスタムWeb公開 with PHP、およびカスタムWeb公開 with XMLを使用したFileMaker Server Web 公開エンジンを使用してデータにアクセスするWebユーザー
・FileMaker Data APIを使用して共有ソリューションのデータにアクセスするWebサービスまたはアプリケーション
・FileMaker クライアントドライバを使用するFileMaker ODBCおよびJDBCクライアント

FileMaker 17 プラットフォーム発売時にFileMaker ユーザライセンスプログラムが導入されており、FileMaker ボリュームライセンスプログラムは2018年5月にFileMaker ユーザライセンスプログラムに移行されているので、FileMaker 16以前からFileMaker 18にバージョンアップする際には注意が必要です。

なお、FileMaker Server 18では、FileMaker Server 17以前と同様、カスタムWeb公開(CWP)利用時は同時接続ライセンスであっても接続はカウントされません。

[関連]FileMaker Server 17でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 18の改善点:fmsadmin SETコマンド

July 02, 2019

FileMaker Server 18では、コマンドラインインターフェースでバックアップスケジュールのバックアップ時刻を変更できるようになっています。

fmsadminコマンドを使ってバックアップスケジュールの時刻を変更するには、SETコマンドを使用します。

[使用例]
$ fmsadmin set backuptime 0:00
$ fmsadmin set backuptime 1 0:00

IDが1である1日1回実行される自動バックアップスケジュールだけでなく、Admin Console上で作成したバックアップスケジュールのバックアップ時刻を変更することも可能です。その際には、fmsadmin set backuptimeの後に任意のスケジュールIDを指定します。スケジュールIDはfmsadmin get backuptimeやfmsadmin list schedules等で確認できます。

[関連]FileMaker Server 17以降で自動バックアップスケジュールの実行を停止する(FAMLog)、FileMaker Server 17の新機能:fmsadmin SETコマンド(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加されたスクリプトステップ一覧

July 01, 2019

FileMaker Pro 18 Advancedでは、次のスクリプトステップが新しく追加されています。

・データファイルを閉じる
・データファイルを作成
・ファイルを削除
・データファイルの位置を取得
・ファイルの存在を取得
・ファイルサイズを取得
・データファイルを開く
・お気に入りを開く
・データファイルから読み取る
・ファイルの名前変更
・名前を付けて XML として保存
・データファイルの位置を設定
・エラーログ設定
・データファイルに書き込む

外部データファイルの読み取りや書き込みを行うスクリプトを作成して、ログファイルを作成したり、任意の形式でデータをエクスポートすることなどが可能になります。

なお、バージョン17での[マイ App を開く]スクリプトステップはバージョン18では[お気に入りを開く]スクリプトステップに、旧バージョンでの[FileMaker Server にアップロード]スクリプトステップはバージョン18では[ホストにアップロードを開く]スクリプトステップに変更されています。

[関連]FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:バージョン17で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)

Tag: FileMaker

FAMLog News Archive:第85回 2019年夏号

June 28, 2019

■FileMaker 18 プラットフォームが登場(2019年5月)

FileMaker 18 プラットフォームのソフトウェア製品が2019年5月23日に発売されました。FileMaker Go 18についてはApp Storeから無料で入手可能です。また、FileMaker Cloudから名称変更されたFileMaker Cloud for AWSの新バージョンであるFileMaker Cloud for AWS 1.18も同時に発表されています。

[関連]FileMaker 18 プラットフォームが登場(FAMLog)

■FileMaker製品の令和対応アップデータが登場(2019年4月、5月、6月)

日本の新元号である「令和」をサポートするためのFileMaker Pro AdvancedとFileMaker Serverのアップデータが2019年4月から6月にかけて公開されています。令和をサポートしているのはFileMaker Proのバージョン15.0.5およびバージョン16.0.6、FileMaker Pro Advancedのバージョン15.0.5、バージョン16.0.6、バージョン17.0.5以降(最新はバージョン17.0.7)およびバージョン18、FileMaker Serverのバージョン15.0.4、バージョン16.0.5、バージョン17.0.3以降(最新はバージョン17.0.5)およびバージョン18です。

[関連]FileMaker Pro 15.0.5 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Server 15.0.4 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Pro 16.0.6 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Server 16.0.5 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Pro 17.0.7 Advanced アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Server 17.0.5 アップデータが公開(FAMLog)

Tag: News

FileMaker Master Book 初級編(バージョン18対応)

June 27, 2019

FileMaker 18に対応した「FileMaker Master Book 初級編」の販売が2019年6月中旬に開始されています。

FileMaker Master BookはFileMaker公式トレーニング教材です。初級編は、FileMaker Pro Advancedによるカスタム Appの作成について学ぶことを目的としており、まったく初めて作業を行う方からカスタム Appを複数人で共有利用する初歩を知りたい方までを対象としています。

FileMaker Master Book 初級編の冊子版はFileMaker Storeでは1,800円(税別)で販売されていますが、PDF版であれば無料でPDFファイルをダウンロードできます。

(2020/07/08追記:「FileMake Pro Advanced」を「FileMaker Pro Advanced」に変更、修正しました。)

Tag: FileMaker

Windows版FileMaker Server 18の動作環境

June 26, 2019

Windows版のFileMaker Server 18はWindows Server 2016 Datacenter EditionとWindows Server 2016 Standard Edition、Windows Server 2012 R2 Standard Editionをサポートしています。

Windows Server 2016 Datacenter EditionおよびStandard EditionにFileMaker Server 18をインストールする場合、デスクトップエクスペリエンスを搭載している環境が必要です。また、Windows Server 2012 R2 Standard Editionを利用する場合、更新プログラム2919355を適用済みの環境が必要です。

RAMの最低要件はバージョン17と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが100GB以上必要、そして50GB以上の空き容量が必要という条件となっています。

[関連]Windows版FileMaker Server 17の動作環境(FAMLog)、macOS版FileMaker Server 18の動作環境(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 18でOracle Java SE 8からOpenJDK 8に移行する

June 25, 2019

2019年2月にOracle社によるJava 8の商用向け公式サポートが終了したことに伴い、FileMaker Server 18でOracle Java SE 8からOpenJDK 8に移行する方法に関する記事がFileMaker ナレッジベースで公開されています。

ナレッジベースの記事では、Oracle JREをアンインストールしてOpenJDK 8に移行する手順が記載されていますが、手動で行う手順が含まれているだけでなく、FileMaker Serverを再起動する必要があることから、OpenJDKに移行する場合にはテストを十分に行った上で作業することが推奨されます。また、Windowsプラットフォームでは、Oracle JREをインストールしたままにしておくと、FileMaker WebDirectの起動時にOracle JVMプロセスが開始される旨が案内されており、注意が必要です。

ナレッジベースには、FileMaker Server 18.0.1の場合に関する記事以外に、FileMaker Server 17.0.3および17.0.4(17.0.5)の場合に関する記事や、FileMaker Server 17.0.2またはそれ以前のバージョンにおけるFileMaker Serverの場合に関する記事がFileMaker 18 プラットフォーム発売前から用意されていました。

[関連]FileMaker Server 18.0.1 での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 17.0.3 および 17.0.4 における Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 17.0.2 またはそれ以前のバージョンにおける Java の変更(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

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