FAMLog


OpenSSL 1.1.1bが公開

February 28, 2019

通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.1.1b」が公開されています。

TLS 1.3がサポートされているOpenSSL 1.1.1系列の最新版であるOpenSSL 1.1.1bでは不具合の修正が行われています。OpenSSL 1.0.2rと同時に公開されましたが、OpenSSL 1.1.1bには特にセキュリティ上の修正は含まれていないとのことです。

バージョン1.0.2系列のサポートは2019年12月31日に終了する予定、バージョン1.1.0系列のサポートは2019年9月頃に終了する予定となっているので、年内に計画的にバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要がある状況と言えます。

[関連]OpenSSL 1.0.2rが公開(FAMLog)

Tag: Security

OpenSSL 1.0.2rが公開

February 27, 2019

通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.2r」が公開されています。

OpenSSL 1.0.2rでは1点のセキュリティ脆弱性(CVE-2019-1559)が修正されています。なお、OpenSSLのバージョン1.0.2系統は2019年12月31日までサポートされる予定になっています。

FileMaker Pro 17 Advancedのバージョン17.0.4にはOpenSSL 1.0.2oが同梱されています。なお、OpenSSL 1.0.2系列が使用されているのはFileMaker Pro 14.0.4以降です。

Tag: Security

Mac版FileMaker Server 17.0.2.252ではインストールされるPHPのバージョンが更新

February 26, 2019

Mac版FileMaker Server 17.0.2.252ではインストールされるPHPのバージョンが更新されています。

バージョン17.0.2.252では、macOS Sierra 10.12の場合はPHP 5.6.30、macOS High Sierra 10.13の場合はPHP 7.1.14、macOS Mojave 10.14の場合はPHP 7.1.19がインストールされるようになっています。

macOS Sierra 10.12ではインストールされるPHPのバージョンが古いことから、macOSでFileMaker Server 17を利用する際にはmacOS Mojave 10.14もしくはmacOS High Sierra 10.13の使用が推奨されます。

[関連]FileMaker Server 17でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)、FileMaker Server 17がmacOS Mojave 10.14に対応(FAMLog)、FileMaker Server がインストールされている OS のアップデートをインストール(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

Apache Tomcat 7.0.93が公開

February 25, 2019

Apache Tomcat 7.0.93が公開されています。

主に不具合の修正が行われているApache Tomcat 7.0.93では、Tomcat Native Libraryがバージョン1.2.21に更新されており、セキュリティ修正が含まれているかは現状では不明です。

現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.16です。なお、FileMaker Server 17では、Java Web公開エンジンにApache Tomcat 7.0.82が使用されていますが、Admin Console用管理サーバーではApache Tomcatの代わりにNode.jsが使用されるようになっています。

[関連]Apache Tomcat 8.5.38とApache Tomcat 9.0.16が公開(FAMLog)

Tag: Apache

FileMaker Pro 17 Advancedの改善点:サーバーへの再接続時の応答性

February 22, 2019

FileMaker Pro 17 Advancedでは、サーバーとのネットワーク接続が途絶えた場合に、接続を復旧している間にそのホストに依存しないファイルの作業を続行できるように改善されています。

バージョン17では、共有ファイルに再接続する方法が改善されており、切断されたファイルへの接続を再確立している間も他のローカルファイルや接続済みファイルを自由に操作できるようになっています。

なお、FileMaker ナレッジベースによると、FileMaker Pro 17 Advancedでは次のいずれかの条件に該当するとファイルへの再接続を試行しないようになっているとのことです。

・スクリプトに保存されていない変更内容がある
・ウインドウが[レイアウト]モードである
・[レイアウト設定]ダイアログボックスが開いている
・[タブ順設定]ダイアログボックスが開いている

[関連]FileMaker Pro Advanced で、あるファイルによって再接続を試行している間にローカルファイルおよび接続済みファイルを使用できるようにする(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 14の新機能:サーバーへの再接続(FAMLog)

Tag: FileMaker

第46回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ

February 21, 2019

2019年4月6日(土)午前10時より「第46回カスタムWeb勉強会」を開催します。

FileMaker ServerのカスタムWeb公開やFileMaker Data APIに関する、出席者全員参加型の勉強会として進めてきましたが、2018年8月から読書会形式として開催しています。

「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」を読んで、参加者の間で知識を共有したり議論をしていきます。時間を決めて黙読した後、内容について議論していく予定です。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。

https://www.famlog.jp/cwpstudy/46

Tag: FileMaker

FileMaker Go 17の新機能:iOSデバイスのセンサーから情報を取得

February 20, 2019

FileMaker Go 17ではFileMaker Goを実行しているiOSデバイスのセンサーから情報を取得できるようになっています。

FileMaker Pro 17 Advancedで新たに導入されたGetSensor関数を使用することで、iOSデバイスの位置情報、傾き、速度、加速度、移動方向、回転速度、磁気、気圧およびバッテリーの充電レベルなどの情報を収集できます。

なお、FileMaker Goでは、対象デバイスでセンサーが使用できない場合にGetSensor関数は空の文字列を返すようになっています。例えば、GPSを搭載していないWi-FiモデルのiPadでspeed(速度)センサーやheading(移動方向))センサーから情報を取得する場合、空の値が返されます。

[関連]FileMaker Go 17: GetSensor ("speed") および GetSensor ("heading") は iPad (Wi-Fi モデル) では空の値を返す(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

fmcsadminのバージョン確認方法

February 19, 2019

fmcsadminのバージョンを確認するには、fmcsadminコマンドで-vオプションもしくは--versionオプションを使用します。

CentOS LinuxやmacOSではfmcsadminのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはfmcsadmin.exeを利用します。

[実行例]
$ fmcsadmin -v
fmcsadmin 0.9.3

現時点におけるfmcsadminの最新版はバージョン0.9.3であり、現状ではベータ版(テスト・評価用の試用版)として配布しています。FileMaker Admin API (Trial)の使用期限がFileMaker Cloud 1.17とFileMaker Server 17では2019年9月27日となっていることから、現在配布しているものはトライアル期間が終了した後に使用できなくなる見通しであり、後日バージョンアップを行う必要が出てくる可能性があります。

[関連]fmcsadmin 0.9.3を公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:[マイ App]ウインドウ

February 18, 2019

FileMaker Pro 17 Advancedでは、カスタム Appの作成および管理方法が新しくなり、起動センターが[マイ App]ウインドウに置き換わっています。[マイ App]ウインドウ内にお気に入りとして選択されたカスタム Appが配置され、複数のAppを選択または取り除くことができます。

なお、開くカスタム Appを指定せずにFileMaker Pro 17 Advancedを起動した場合、次の条件に基づいてウインドウが開きます。

・[マイ App]ウインドウにAppを追加していた場合は[マイ App]ウインドウ
・[マイ App]ウインドウにAppを追加していなかった場合かつ最近開いたファイルがある場合は[最近使った項目]ウインドウ
・[マイ App]ウインドウにAppを追加していなかった場合かつ最近開いたファイルがない場合は[作成]ウインドウ

[最近使った項目]ウインドウには最近開いたことがあるカスタム Appが一覧表示され、[作成]ウインドウでは新規でカスタム Appを作成することができます。

[関連]FileMaker Pro Advanced でのカスタム App の作成および管理機能の強化(FAMLog)、FileMaker Pro 14の新機能:起動センター(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:Starter App

February 15, 2019

FileMaker Pro 17 Advancedでは、カスタム Appの作成方法が新しくなり、これまでのStarter SolutionがStarter Appまたはサンプル Appのいずれかに基づいてファイル (カスタム App) を作成するように刷新されています。

[ファイル]メニューの[新規作成...]を選ぶことで表示される、新しい[作成]ウインドウでは、多数の一般的なビジネスタスク向けのStarter Appを基にカスタム Appを作成できます。FileMaker Pro 17 Advancedに付属するあらかじめ定義されたStarter Appは、複数の関連項目を記録するシンプルなアプリケーションであるので初めてカスタム Appを作成する場合に手始めに利用するのに適しており、アドオンテーブルと組み合わせることで拡張できるようになっています。

Starter Appに基づいて作成されたアプリケーションには、一覧および詳細のレイアウトにレコードが表示されるメインのテーブルに加えて、ポータルまたは追加のレイアウトにレコードが表示される1つ以上の関連テーブルがあります。例えば、「連絡先」Starter Appでは、複数の番地、電話番号、および電子メールアドレスを含む連絡先をポータルに表示して記録することができるようになっています。

[関連]FileMaker Pro Advanced でのカスタム App の作成および管理機能の強化(FAMLog)、FileMaker Pro Advanced の使いやすさの強化(FAMLog)

Tag: FileMaker

このページの上へ