FAMLog
macOS SierraでディスクユーティリティのRAID構成機能が復活
December 07, 2016
macOS Sierra 10.12のディスクユーティリティでは、OS X El Capitan v10.11のディスクユーティリティで削除されていたRAID構成機能を再度利用できるようになっています。
ディスクユーティリティで、[ファイル]メニューの[RAIDアシスタント...]を選択すると、RAIDアシスタントが起動するようになっています。
macOS Sierraのディスクユーティリティでは、2つ以上のディスクにデータを均等に分割する「ストライピング(RAID 0)」、2つ以上のディスクに同じデータを書き込む「ミラーリング(RAID 1)」および複数のディスクを連結して1つの大容量ディスクとして使用できるようにする「連結(JBOD)」の3種類を設定できます。なお、「連結(JBOD)」はRAIDではありません。
mod_http2のセキュリティパッチが公開
December 06, 2016
Apache HTTP ServerでHTTP/2を利用できるようにするmod_http2のセキュリティパッチが公開されています。
今回公開されたセキュリティパッチは、バージョン2.4.17からバージョン2.4.23までのApache HTTP Serverに含まれるmod_http2におけるHTTP/2利用時のDoS脆弱性(CVE-2016-8740)を修正するものです。
mod_http2は、Apache HTTP Server 2.4.17以降に同梱されており、通常は有効化されていません。今回公開されたセキュリティパッチは、Apache HTTP Serverの次回更新時に含まれる予定となっています。
FileMaker製品のロードマップに関する資料が掲載
December 02, 2016
FileMaker CommunityにFileMaker製品のロードマップに関する資料が掲載されています。Webセミナーの録画および資料を閲覧するには、FileMaker Communityのアカウントでログインする必要があります。
上記のWebセミナーは2016年11月30日(太平洋時間)に行われたもので、FileMaker, Inc.のプロダクトマネジメントチームがFileMakerプラットフォームに関する将来の見通しについてプレゼンテーションを行い、重要な投資や技術検証についての見識を披露しました。
資料では、次のメジャーバージョンで実装が計画されている機能や、将来のバージョンに向けて開発されている機能、および検討中の機能などについての情報がまとめられています。
FileMaker Pro エラーコード番号1634
December 01, 2016
FileMaker 15ではFileMaker Pro エラーコードのエラー番号1634が新たに追加されています。
FileMaker Pro エラーコードのエラー番号1634は、証明書の検証エラーが発生したことを示します。[SSL 証明書の検証]オプションのある[レコードのインポート]、[ファイルを変換]および[URL から挿入]スクリプトステップなどにおいて、SSLサーバー証明書の検証を行って検証できない場合が該当します。
暗号化通信を利用する際には[SSL 証明書の検証]オプションに必ずチェックをつける必要がありますが、FileMaker 15ではエラーコード番号1634が導入されていることに留意する必要があります。
[関連]FileMaker Pro 14の改善点:[URL から挿入]スクリプトステップの[SSL 証明書の検証]オプション(FAMLog)、FileMaker Pro 15の改善点:[レコードのインポート]と[ファイルを変換]スクリプトステップの[SSL 証明書の検証]オプション(FAMLog)
FileMaker Go 15の新機能:iBeaconのサポート
November 30, 2016
FileMaker Go 15ではiBeaconが新たにサポートされています。
iBeaconは、Bluetoothを使用した近距離無線通信技術です。FileMaker Go 15では、FileMaker 15で新たに導入されたRangeBeacons関数を使用することで、事前に設定したビーコン端末から受信した位置情報をもとに動作を制御できるようになっています。
なお、RangeBeacons関数は、条件に一致するiBeaconがない場合や、iOSにおける位置情報サービスの設定がオフの場合は、空の文字列が返されます。
[関連]FileMaker Pro 15の新機能:バージョン15で追加された関数一覧(FAMLog)、難聴の子どもたちにも「わくわく」を届けたい - iBeaconを使った工場見学をFileMakerのカスタムAppで実現(マイナビニュース)
CakePHP 2.9.3が公開
November 29, 2016
CakePHP 2.9.3が公開されています。
CakePHP 2.9.3は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースで、PagesControllerファイルにおけるディレクトリトラバーサルの脆弱性が修正されています。CakePHP 2.8系統からCakePHP 2.9系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.9に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.9で動作可能な状態になっています。なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.3.9ですが、FMCakeMixはCakePHP 3に対応していないのでご注意ください。
[関連]CakePHP 2.9.3 がリリースされました(mbstring.com)
FAMLog News Archive:第75回 2016年冬号
November 28, 2016
■FileMaker Server 15.0.3 アップデータが公開(2016年11月)
FileMaker Server 15.0.2 アップデータが2016年9月に、FileMaker Server 15.0.3 アップデータが2016年11月に公開されました。FileMaker Server 15の最新版はバージョン15.0.3となっており、バージョン15.0.3ではFileMaker Server マシンの「Documents」フォルダおよびテンポラリフォルダの外部にあるファイルに対するユーザーアクセスの問題が修正されています。
[関連]FileMaker Server 15.0.3 アップデータが公開(FAMLog)
■米国およびカナダでFileMaker Cloudが発表(2016年9月)
FileMaker Cloudが2016年9月にFileMaker, Inc.から発表されました。FileMaker Cloudは、Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するクラウドサービスです。2016年11月現在、米国およびカナダでのみ利用可能となっており、日本では使用できません。
[関連]FileMaker Cloudが発表(FAMLog)
FileMaker Pro 15の新機能:バージョン15で追加されたスクリプトステップ一覧
November 25, 2016
FileMaker Pro 15では、次のスクリプトステップが新しく追加されています。
・テーブルデータを削除
[テーブルデータを削除]スクリプトステップは、FileMaker ProやFileMaker Go、ランタイムソリューションでサポートされている他、FileMaker WebDirectと互換性があります。
なお、サーバーサイドスクリプトおよびカスタムWeb公開では、このスクリプトステップで[ダイアログあり]オプションを[オン]にしていても[オフ]に設定された場合と同様に実行されます。
[関連]FileMaker Pro 15の新機能:[テーブルデータを削除]スクリプトステップ(FAMLog)
Apache Tomcat 6.0.48、7.0.73、8.0.39および8.5.8ではセキュリティ脆弱性が修正済み
November 24, 2016
2016年11月に公開されたApache Tomcat 6.0.48、Apache Tomcat 7.0.73、Apache Tomcat 8.0.39およびApache Tomcat 8.5.8では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
Apache Tomcat 6.0.48、7.0.73、8.0.39および8.5.8が公開されたのは今月上旬から中旬にかけてですが、上記修正に関する情報は今月22日になってから公開されました。
なお、FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 AdvancedのWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 6.0系列が、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14、FileMaker Server 15のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
[関連]JVNVU#92250735: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)