FAMLog
OS X Yosemiteでは/etc/hostconfigファイルは利用不可
April 02, 2015
OS X Yosemiteでは、/etcディレクトリに保存されているOS X独自のシステム設定ファイルであるhostconfigファイルを利用できなくなっています。
hostconfigファイルを使用すると、システム起動時に特定のネットワークサービスを起動するかどうかを指定することができました。最近ではほとんど利用されなくなっていましたが、OS X Mavericksまでは使用できる状態になっていました。
なお、これまでhostconfigファイルでホスト名を設定していた場合には、scutilコマンドを使用してホスト名を設定することで代替が可能です。
(使用例)
$ sudo scutil --set HostName www.famlog.jp
[関連]scutil(FAMLog)、新・OS X ハッキング! (126) Yosemiteでついに消えた「あのファイルたち」(マイナビニュース)
FileMaker Pro 13の新機能:HTTPのPOSTメソッドを使用したデータのインポート
April 01, 2015
FileMaker Pro 13では、HTTPリクエストを使用してデータをインポートする場合に新たにPOSTリクエストメソッドを利用できるようになっています。
FileMaker Proにデータをインポートする際にHTTPのPOSTメソッドを使用できるのは次の場合です。
・URLを指定してXMLデータソースからインポートする場合
・[レコードのインポート]または[ファイルを変換]スクリプトステップを使用してXMLデータをインポートする場合
・[URL から挿入]スクリプトステップを使用してフィールドにデータを挿入する場合
URL内で指定するスキームとしては、「http」や「https」ではなく、FileMaker Proによって定義されたカスタムスキームである「httppost」もしくは「httpspost」を使用します。URLがhttppost://またはhttpspost://で始まる場合は、http://またはhttps://で始まるURLとして解釈され、「?」の後のテキストをPOSTメソッドのメッセージボディとして送信します。
[関連]HTTP リクエストを使用したデータのインポートについて(FileMaker Pro 13 ヘルプ)
FileMaker Pro 13の変更点:デフォルトキャッシュサイズの拡大
March 31, 2015
FileMaker Pro 13ではデフォルトキャッシュサイズが128MBに変更・拡大されています。
FileMaker Proは、データベースの一部を内部キャッシュに保持します。使用しているコンピューターのメモリー設定によっては、キャッシュサイズを変更してコンピューターのパフォーマンスを向上させることが可能です。
FileMaker Proで使用するキャッシュサイズを変更するには、[環境設定]ダイアログボックスの[メモリ]タブにある[ファイルキャッシュの変更]ボックスの数値を変更して[OK]ボタンをクリックした後にFileMaker Proを再起動します。
APPLE-SA-2015-03-19-1 Security Update 2015-003
March 30, 2015
AppleからSecurity Update 2015-003が2015年3月中旬に公開されています。
Security Update 2015-003は、OS X Yosemite v10.10.2および2015年に発売されたMac向けに用意されているもので、iCloud KeychainとIOSurfaceのセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、このアップデートにはSecurity Update 2015-002の内容も含まれています。
[関連]APPLE-SA-2015-03-09-3 Security Update 2015-002(FAMLog)
FAMLog News Archive:第68回 2015年春号
March 27, 2015
■INTER-Mediator 5.0が公開(2015年2月)
PDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワークであるINTER-Mediator 5.0が2015年2月に公開されました。バージョン5.0からInternet Explorer 8はサポート対象外という扱いになっています。
[関連]INTER-Mediator 5.0が公開(FAMLog)
■CakePHP 3.0が登場(2015年3月)
PHPで利用できるオープンソースのWebアプリケーションフレームワークであるCakePHP 3.0.0が2015年3月に公開されました。FMCakeMixは現時点ではCakePHP 3.0に対応していないのでご注意ください。
[関連]CakePHP 3.0.0が公開(FAMLog)
CakePHP 3.0.0が公開
March 26, 2015
PHP用のWebアプリケーションフレームワーク「CakePHP 3.0.0」が公開されています。
ORMが一新されたCakePHP 3.0.0は、動作にPHP 5.4.16以上が必須となり、mbstringおよびintl拡張モジュールが必要です。旧バージョンからバージョンアップを行う際には、移行ガイドで各種変更点を確認して移行作業を行わなければならず注意が必要です。
なお、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)は現時点ではCakePHP 3に対応していません。
OpenSSH 6.8が公開
March 25, 2015
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 6.8」が2015年3月中旬に公開されています。
OpenSSH 6.8では、クライアントが記録するホスト鍵の情報を更新させる機能が実験的にサポートされています。さらに、移植版OpenSSHではconfigure時に--without-ssh1オプションを利用できるようになりSSHプロトコル1のサポートを無効化できるようになっています。
その他にも機能追加だけでなく不具合の修正も行われていますが、バージョン6.7でtcpwrappers/libwrapのサポートが削除されているのでバージョンアップ時にはその点に留意する必要があります。
[参考]OpenSSH 6.8/6.8p1 がリリースされました.(春山 征吾のくけー)
FileMaker Developer Conference 2015の詳細スケジュールが公開
March 24, 2015
ファイルメーカー社が、米国時間の2015年7月20日から23日まで米国ネバダ州ラスベガスのホテル、ザ・コスモポリタン・オブ・ラスベガスにて開催される「FileMaker Developer Conference 2015」の詳細スケジュールを公開しています。
このカンファレンスに2015年3月31日までに参加登録を完了すると、特別早期割引が適用され参加登録料が72,000円割引されます。また、有償でカンファレンスに出席する参加者は特典として、FileMaker Pro Advancedを受け取ることができます。
年に1度開催されるFileMaker Developer Conferenceは今夏で開催20回目を迎えます。今年は「Experience the Possibilities」というテーマが掲げられています。
PHP 5.6.7、PHP 5.5.23およびPHP 5.4.39が公開
March 23, 2015
「PHP 5.6.7」、「PHP 5.5.23」および「PHP 5.4.39」が公開されています。
PHP 5.6.7、PHP 5.5.23およびPHP 5.4.39ではそれぞれセキュリティ脆弱性が修正されています。PHP 5.4系統は今後積極的な不具合の修正は行われない予定となっているため、今後はバージョン5.6系統もしくはバージョン5.5系統へのアップグレードが推奨されています。
なお、FileMaker Server 13では、FileMaker Server 13.0v5に更新することで、Windows版ではPHPのバージョンは5.5.16に、OS X YosemiteではPHPのバージョンは5.5.14に更新されます。
OpenSSL 1.0.2a、OpenSSL 1.0.1m、OpenSSL 1.0.0rおよびOpenSSL 0.9.8zfが公開
March 20, 2015
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.2a」、「OpenSSL 1.0.1m」、「OpenSSL 1.0.0r」および「OpenSSL 0.9.8zf」が公開されています。
これらのバージョンでは複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、OpenSSLのバージョン0.9.8系統およびバージョン1.0.0系統は2015年12月31日にサポートが終了する予定となっており、今後はバージョン1.0.1系統もしくはバージョン1.0.2系統へのアップグレードが推奨されています。