FAMLog
Claris FileMaker Server 19.1.2のサポート終了予定月
May 06, 2022
Claris FileMaker Server 19.1.2は2022年10月にサポートが終了する予定となっています。
2022年5月6日現在、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverの最新バージョンはそれぞれバージョン19.4.2です。FileMaker Pro 19.1.2は2022年9月に、FileMaker Pro 19.1.3とFileMaker Server 19.1.2は2022年10月にサポートが終了する予定となっています。そのため、2022年11月以降においてサポートされるFileMaker製品はバージョン19.2.1以降となります。
FileMaker製品のサポートポリシーは2019年末頃から変更されており、提供開始日から2年経過すると当該バージョンのサポートを終了するようになっています。
[関連]Claris の新しいサポートポリシー(Claris ナレッジベース)、Claris FileMaker Server 19.0.1のサポート終了予定月(FAMLog)
LibreSSL 3.5.2が公開
May 02, 2022
LibreSSL 3.5.2が2022年4月下旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークされたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。RFC 3779 APIとCertificate TransparencyがOpenSSLから移植されているLibreSSL 3.5はこれまで開発版として公開されていましたが、今回公開されたバージョン3.5.2で安定版として配布されるようになっています。
なお、LibreSSLは約半年ごとに新しいバージョンの安定版がリリースされ、1年間更新が行われるスケジュールになっています。
curl 7.83.0が公開
April 28, 2022
curl 7.83.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 7.83.0では4点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker Pro 19.3.1およびClaris FileMaker Server 19.3.1ではcurlが更新されており、curl 7.76.0が使用されるようになっています。
Ubuntu Server 22.04 LTSが公開
April 27, 2022
Ubuntu Server 22.04 LTSが公開されています。
UbuntuはDebianベースのLinuxディストリビューションです。Ubuntu Server 22.04 LTSは2027年4月に、Ubuntu Server 20.04 LTSは2025年4月に、Ubuntu Server 18.04 LTSは2023年4月に標準サポートが終了する予定となっています。
Linux版のClaris FileMaker Server 19.3.1以降ではCentOS Linuxの代わりにUbuntuがサポートされるようになっていますが、2022年4月時点においてFileMaker Server for Linuxではバージョン18.04 LTSのみがサポートされています。
[関連]Ubuntu 18.04 LTSの標準サポート終了予定日(FAMLog)
Claris FileMaker カスタム App 専用アイコン & ピクトグラム素材が更新
April 26, 2022
Claris FileMaker カスタム App 専用アイコン & ピクトグラム素材である「Iconnector 2」の提供が開始されています。
Claris FileMaker Pro 19.1以降を利用しているユーザーであれば無料でアイコンをダウンロードできます。FileMaker Proに用意されている標準のアイコン素材に加えて合計124(塗りつぶし有無、色違い等を含めると合計133)の業種・システムに対応するファイルアイコンや、合計300(塗りつぶし有無、色違い等を含めると合計495)のボタンアイコンを利⽤することができます。
なお、今回公開されたファイルに含まれるアイコンおよびピクトグラムはClaris FileMaker ソフトウェア上でのみ利用することができ、Claris FileMaker プラットフォーム以外では使用できません。
[関連]FileMaker App 専用 アイコン & ピクトグラム 素材が公開(FAMLog)
2022年4月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
April 25, 2022
2022年4月23日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:「Claris FileMaker Serverの監視にPrometheusを活用する」(PDF形式/ファイルサイズ:約1.6MB)
「Prometheus-and-Claris-FileMaker-Server.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
6954efd8f25ef98903ac044f5a28185f379e786a822ec38cc7eb2dd0e0f4cd47
■関連リンク
・Prometheus
・入門 Prometheus(O'Reilly Japan)
・FMプラン(株式会社エミック)
macOS Serverの販売が終了
April 22, 2022
AppleがmacOS Serverの販売を終了したことを発表しています。
販売終了前にmacOS Serverを購入していた場合には、引き続きmacOS MontereyでmacOS Server 5.12.2をダウンロードして使用できます。macOS Server 5.12.2はmacOS Montereyのみに対応しており、将来登場するmacOSとは互換性はないとのことです。
なお、よく使われているサーバー機能(キャッシュサーバー、ファイル共有サーバーおよびTime Machineサーバー)については、macOS High Sierra以降に付属するようになっていました。
[関連]About macOS Server 5.7.1 and later(Apple Support)、macOS Server 5.7.1の変更点(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.78、Apache Tomcat 9.0.62およびApache Tomcat 10.0.20が公開
April 21, 2022
Apache Tomcat 8.5.78、Apache Tomcat 9.0.62およびApache Tomcat 10.0.20が2022年4月上旬に公開されています。
Tomcat Native Libraryがバージョン1.2.32に更新されているApache Tomcat 8.5.78、Apache Tomcat 9.0.62およびApache Tomcat 10.0.20では、Spring Frameworkにおける不適切なデータバインディング処理による任意コード実行の脆弱性(CVE-2022-22965)の影響を緩和する対策が追加されています。
なお、Spring Frameworkを使用していないClaris FileMakerはCVE-2022-22965(Spring4Shell)の影響を受けない旨がClaris ナレッジベースで今月案内されていました。
[関連]Spring4Shellの脆弱性(CVE-2022-22965)とClaris FileMaker(FAMLog)
Get(対象レコード数)関数
April 20, 2022
Claris FileMaker ProのGet(対象レコード数)関数は、現在の対象レコード数を返す関数です。
データを検索する際にアクティブにしたテーブル内のレコードセットが対象レコードであり、現在のデータベースファイルで複数のウインドウが開いている場合、対象レコード数の値は一番手前にあるウインドウの結果のみが返されます。
Get(対象レコード数)関数はバージョン7以降で利用できる関数ですが、Get関数はバージョン6以前ではステータス関数であったため、当該関数は実質的にバージョン6以前から存在していた関数であると言えます。
[関連]FileMaker Pro 7 では、ステータス関数が Get 関数に変換される(Claris ナレッジベース)
Get(スクリプトの結果)関数
April 19, 2022
Claris FileMaker ProのGet(スクリプトの結果)関数は、実行されたサブスクリプトのスクリプト実行結果を返す、バージョン8以降で使用できる関数です。
スクリプト内でサブスクリプトを指定するには、[スクリプト実行]スクリプトステップや[サーバー上のスクリプト実行]スクリプトステップを用います。サブスクリプトが結果を返さない場合、スクリプト実行結果の内容は空または以前に実行されたサブスクリプトのスクリプト実行結果になります。
なお、サブスクリプトが実行した結果の値を制御するには、サブスクリプト内で[現在のスクリプト終了]スクリプトステップの[テキスト結果]オプションを使用します。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:スクリプト結果の指定と取得(FAMLog)、FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)