FAMLog
Ruby 3.1.0が公開
January 06, 2022
Ruby 3.1.0が2021年12月下旬に公開されています。
Ruby 3.1.0では、Shopifyが開発した新しいプロセス内JITコンパイラであるYJITが取り込まれているほか、完全に0から書き直したデバッガであるdebug.gemが同梱されるようになっています。なお、YJITはまだ実験的な機能という位置づけであり、x86-64上のUnix系プラットフォームでのみ--yjitコマンドラインオプションを指定することでYJITを有効化および実行できるようになっています。
なお、2022年3月末頃で保守が終了する予定であるRuby 2.6系列は、現在セキュリティメンテナンスフェーズにあり、原則として重大なセキュリティ上の問題が発見された場合のみリリースが行われる状態であり、より新しいバージョンへ移行することが推奨されている状況です。
FMDataAPI Ver.24が公開
January 05, 2022
新居雅行氏がClaris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン24を2021年12月下旬に公開しています。
FMDataAPIは、MITライセンスで提供されているオープンソースソフトウェアです。FMDataAPI Ver.24では、検索実行時にポータル上で表示するレコードおよび関連レコード数に関する制限を指定すると正常に検索できなかった不具合が修正されています。
FileMaker Server 17以降で正式版として利用できるようになったFileMaker Data APIは、FileMaker Server 18以降では各種メタデータやレコード数に関する詳細情報を取得できるようになっています。なお、FMDataAPIは現在のところClaris FileMaker Cloud 2には対応していません。
Cyberduck 8.2.0が公開
January 04, 2022
各種クラウドストレージやファイルサーバーに接続できるクライアントソフトウェアであるCyberduck 8.2.0が2021年12月下旬に公開されています。
CyberduckはSFTPクライアントソフトウェアとしても利用することができますが、バージョン8.2.0ではBox APIが新たにサポートされるようになっています。
CyberduckのライセンスはGPLであり、Cyberduck 8.1.0以降のmacOS版についてはmacOS Sierra 10.12以降、Windows版についてはWindows 7以降で動作します。
2021年12月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
December 30, 2021
2021年12月18日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:FMPress Formsの紹介(PDF形式/ファイルサイズ:約2.1MB)
「Introducing_FMPress_Forms_202112.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
880a49b1f7786996efbfc19a17e98fb0d2d578eef705ee3f0b0505a9ef38d41a
■関連リンク
・FMPress Forms(株式会社エミック)
・FMPress Forms(WordPress プラグインディレクトリ)
・エミックラーニング(株式会社エミック)
・WordPress.org
・Contact Form 7
(2022年3月15日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
Apache HTTP Server 2.4.52が公開
December 29, 2021
Apache HTTP Server 2.4.52が公開されています。
Apache HTTP Server 2.4.52では、mod_luaにおけるバッファーオーバーフローの脆弱性(CVE-2021-44790)と、ProxyRequestsディレクティブを用いてフォワードプロキシとして設定されている場合にNULLポインタ逆参照やサーバーサイド・リクエスト・フォージェリ(SSRF)が可能となってしまう脆弱性(CVE-2021-44224)が修正されています。
なお、Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアであり、macOS版およびLinux版のClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に使用されています。
[関連]JVNVU#97805418: Apache HTTP Server 2.4における複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)
PHP 7.4.27、PHP 8.0.14およびPHP 8.1.1が公開
December 28, 2021
PHP 7.4.27、PHP 8.0.14およびPHP 8.1.1が公開されています。
PHP 7.4.27、PHP 8.0.14およびPHP 8.1.1では不具合の修正が行われています。PHP 7.3系統の公式セキュリティサポートは2021年11月に終了しており、今後はバージョン7.4系列以降にアップグレードすることが強く推奨される状況になっています。
なお、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日まで、PHP 8.1は2024年11月25日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
OpenSSL 1.1.1mおよびOpenSSL 3.0.1が公開
December 27, 2021
OpenSSL 1.1.1mおよびOpenSSL 3.0.1が2021年12月中旬に公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 3.0.1では1点のセキュリティ脆弱性(CVE-2021-4044)が修正されていますが、OpenSSL 3.0.1で修正された当該脆弱性はOpenSSL 1.1.1系列には影響はないとのことです。
なお、Claris FileMaker Pro 19.4.1およびClaris FileMaker Server 19.4.1では、使用されているOpenSSLのバージョンがバージョン1.1.1lに更新されています。
[関連]OpenSSL 3.0.0が公開(FAMLog)
Safari 15.2の提供が開始
December 24, 2021
セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 15.2の提供が2021年12月中旬に開始されています。
WebKitにおける複数の脆弱性が修正されたSafari 15.2は、macOS Big SurおよびmacOS Catalinaで利用できます。同時に公開されたmacOS Monterey 12.1にもSafari 15.2が含まれています。
なお、macOS Mojave 10.14用のSafari 15は提供されておらず、macOS Catalina以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
[関連]macOS Monterey 12.1の提供が開始(FAMLog)
Security Update 2021-008 Catalinaの提供が開始
December 23, 2021
macOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2021-008の提供が2021年12月中旬に開始されています。
macOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2021-008には多数のセキュリティに関わる修正が含まれて、悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得されて任意のコードを実行される可能性がある問題や、悪意のあるアプリケーションにGatekeeperによるチェックを回避される可能性がある問題などが修正されています。
なお、FileMaker Serverはバージョン18.0.3以降でmacOS Catalinaに対応していて、Claris FileMaker Server 19もmacOS Catalinaをサポートしています。
[関連]macOS Monterey 12.1の提供が開始(FAMLog)、macOS Big Sur 11.6.2の提供が開始(FAMLog)
macOS Big Sur 11.6.2の提供が開始
December 22, 2021
macOS Big Sur 11.6.2の提供が2021年12月中旬に開始されています。
macOS Big Sur 11.6.2では複数のセキュリティ脆弱性が修正されていて、悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得されて任意のコードを実行される可能性がある問題や、悪意のあるアプリケーションにGatekeeperによるチェックを回避される可能性がある問題などが修正されています。
なお、Claris FileMaker Serverはバージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性があり、バージョン19.3.1以降でユニバーサルバイナリとしてAppleシリコン搭載Macに対応するようになっています。
[関連]macOS Monterey 12.1の提供が開始(FAMLog)