FAMLog
CentOS Linux 8 (2111)が公開
November 22, 2021
CentOS Linux 8 (2111)が2021年11月中旬に公開されています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、CentOS Linux 8 (2111)はRed Hat Enterprise Linux 8.5に対応するバージョンとなっています。CentOS Linux 8は2021年12月末にサポートが終了する予定になっている点に留意する必要があります。
バージョン19.1.2およびバージョン19.2.1のFileMaker Server for Linuxがサポート対象としていたCentOS Linux 7は2024年6月30日にサポートが終了する予定となっています。なお、バージョン19.3.1ではClaris FileMaker Server for Linuxのサポート対象となるLinuxディストリビューションがCentOS LinuxからUbuntuに変更されています。
[関連]CentOS Linux 8のサポート終了予定日(FAMLog)、FileMaker Server for LinuxがサポートするLinuxディストリビューションが変更(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.4.1の提供が開始
November 19, 2021
Claris FileMaker Server 19.4.1の提供が開始されています。
OpenSSL 1.1.1lに更新されたFileMaker Server 19.4.1では、カスタム OAuth アイデンティティプロバイダを外部認証用に追加できるようになっています。また、FileMaker Server Admin Consoleが外部からの接続用に使用するポート番号が16000番から443番に変更されています。他にも変更点や修正された問題もあるので、詳細についてはClaris FileMaker Server 19.4.1 リリースノートを参照するようにしてください。
macOS版のFileMaker Serverでは、macOS Montereyでのインストールをサポートするようになっていますが、クリーンインストール時にPHPがインストールされなくなっているので注意が必要です。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.4.1 アップデータが公開(FAMLog)、Claris FileMaker Go 19.4.1が公開(FAMLog)
Claris FileMaker Go 19.4.1が公開
November 18, 2021
Claris FileMaker Go 19.4.1の提供が開始されています。
OpenSSL 1.1.1lに更新されたFileMaker Go 19.4.1では、iOS 15上でFileMaker Goがバックグラウンドで実行されている場合に予期せず終了することがある問題や、共有されているカスタム Appにアクセスして閉じた後にデバイスを再起動するまでそのカスタム Appを再度開けない場合がある問題などが修正されています。
なお、FileMaker Go 18の提供終了予定日が2022年5月31日に変更されていますが、FileMaker 18 プラットフォームは2021年6月にメーカーサポートが終了しました。セキュリティアップデートは最新版のみにしか提供されないことや、予告なく早期にFileMaker Go 18の配布が終了する可能性もあるため、Claris FileMaker製品をバージョン19以降にバージョンアップすることが強く推奨されます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.4.1 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Go 18の提供終了予定日が2022年5月31日に変更(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.4.1 アップデータが公開
November 17, 2021
Claris FileMaker Pro 19.4.1の提供が開始されています。
OpenSSL 1.1.1lに更新されたバージョン19.4.1では、新たにセッション識別子を設定するスクリプトステップおよびセッション識別子を取得する関数が追加され、カスタム OAuth アイデンティティプロバイダがサポートされるようになっています。また、バージョン19以降のClaris FileMaker Goと同様に、macOS Montereyにおいてショートカットを使ってFileMaker ProのFileMakerスクリプトを実行できるようになっています。
Claris FileMaker 19.4のリリースに伴い、FileMaker Developer SubscriptionおよびClaris パートナーの特典であるFileMaker data migration tool、FileMaker Custom App Upgrade toolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。
[関連]Claris FileMaker 19.4 を提供開始(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Pro 19.3.1の改善点:Get(インストールされた FM プラグインの JSON)関数
November 16, 2021
Claris FileMaker Pro 19.3.1では、Get(インストールされた FM プラグインの JSON)関数が、プラグインの動作するシステムに関する情報も返すようになっています。
バージョン19.3.1では、JSONオブジェクトの構造を示すバージョン番号を表す数値が更新され、プラグインが動作するシステムに関する情報を記述したオブジェクトを追加で返すようになっています。ハードウェアアーキテクチャを表す文字列、ソフトウェアプラットフォームを判別するための番号およびオペレーティングシステムのバージョンを表す文字列に関する情報が含まれており、これらの情報はプラグインがインストールされていない場合でも返されます。
プラグインが動作するシステムに関する情報を返すようになったため、スクリプト内でオペレーティングシステムとハードウェアアーキテクチャに適切なプラグインを判別してインストールすることが可能です。
[関連]Get (インストールされた FM プラグインの JSON)(Claris FileMaker Pro 19 ヘルプ)、Claris FileMaker Pro 19.2.2の新機能:バージョン19.2.2で追加された関数一覧(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.3.1の改善点:JSON関数
November 15, 2021
Claris FileMaker Pro 19.3.1では、JSON関数内のキーまたは索引またはパス引数でパスがカッコ表記で表現されていればキー名にピリオドを含めることができるようになっています。
バージョン19.3.1以降では、JSON関数を使用する際のキーまたは索引またはパス引数では、ドット表記とカッコ表記の構文がサポートされます。ドット表記とカッコ表記の違いとして、カッコ表記ではピリオド(.)を使用してキー名を区切るのではなく、シングルクォーテーション(')と角括弧([])でキー名を囲みます。
[使用例]
JSONSetElement ( "{}" ; "['-script.param']" ; "VALUE" ; JSONString )
[バージョン19.3.2における出力結果]
{"-script.param":"VALUE"}
[関連]JSON 関数の使い方(Claris FileMaker Pro 19 ヘルプ)
Claris アカデミーが公開
November 12, 2021
Claris アカデミーが公開されています。Claris アカデミーは、Clarisが日本で提供する無料のEラーニングサービスです。
Claris FileMakerを体系的に学習できるコンテンツを無料で利用できるClaris アカデミーでは、YouTubeで人気の「FileMaker オンライン学習」が各章の確認テストと日本語字幕付きで提供されます。2022年上半期には「FileMaker オンライン学習 上級編」も追加される予定になっています。
画面上での学習進捗確認機能や、受講完了目標日を知らせるリマインドメールだけでなく、カスタム Appの開発者を組織的に育成している企業向けの機能も用意されているとのことです。
Claris ConnectでサポートされているコネクタにNAVITIME APIが追加
November 11, 2021
さまざまなサービス間でデータの統合や連携を可能にするクラウドサービスであるClaris ConnectにNAVITIME APIとの連携用コネクタが新たに追加されています。
NAVITIME APIは、株式会社ナビタイムジャパンが運営する、ルート検索や地図表示などの機能をAPIで提供する法人向けサービスです。Claris Connectに今回追加されたNAVITIME API コネクタでは、 NAVITIME APIが提供する車や公共交通機関、自転車、徒歩におけるルート検索や、その結果を地図上に表示させるためのルート形状の取得などの機能がアクションとして提供されます。
なお、NAVITIME API コネクタが対応するAPIの利用には、別途Rakuten RapidAPIにてNAVITIME APIの利用登録が必要とのことです。
curl 7.80.0が公開
November 10, 2021
curl 7.80.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。バージョン7.80.0では機能追加や不具合の修正などが行われており、セキュリティ修正は含まれていません。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker Pro 19.3.1およびClaris FileMaker Server 19.3.1ではcurlが更新されており、curl 7.76.0が使用されるようになっています。
Node.js v16.13.0が公開
November 09, 2021
Node.js v16.13.0が2021年10月下旬に公開されています。
Node.js v16.13.0の公開と同時に長期サポート版と位置付けられる形になったNode.js v16は2024年4月末にサポートが終了する予定となっています。なお、Node.js v12は2022年4月末に、Node.js v14は2023年4月末にサポートが終了する予定となっています。
Claris FileMaker ServerやClaris FileMaker CloudのClaris FileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、FileMaker Server 19.3.2ではNode.js v14.16.1が使用されています。