FAMLog


curl 7.72.0が公開

August 19, 2020

curl 7.72.0が公開されています。

curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 7.72.0では1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。

なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker 19の[URL から挿入]スクリプトステップでは、--cert-type、--cert(-E)、--key-type、--key、--passおよび--version(-V)オプションが新たに利用できるようになっています。

Tag: Apache

Claris FileMaker Pro 19の変更点:デフォルトのフィールド

August 18, 2020

Claris FileMaker Pro 19では、デフォルトのフィールドが新規テーブルに追加されないようにするための空ファイルの名称が「DefaultFields.xml」から「FMDefaultFields.xml」に変更されています。

バージョン17以降では、[データベースの管理]ダイアログボックスでテーブルを作成する場合またはファイルを作成する場合に、デフォルトのフィールドがテーブルに追加されるようになっています。具体的には、主キー、作成情報タイムスタンプ、作成者、修正情報タイムスタンプおよび修正者フィールドが通常追加されます。

なお、新しいテーブルに上記のフィールドが追加されないようにするには、「FMDefaultFields.xml」という名称の空ファイルを次の場所に配置します。

・Windowsの場合:<ドライブ>:\ProgramData\FileMaker\Shared
・macOSの場合:/ユーザ/共有/FileMaker/Shared

[関連]FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:デフォルトのフィールド(FAMLog)

Tag: FileMaker

Cyberduck 7.5が公開

August 17, 2020

オープンソースのファイルサーバーおよびクラウドストレージ接続クライアントソフトウェアであるCyberduck 7.5が2020年8月中旬に公開されています。

CyberduckはFTPSクライアントソフトウェアとしても利用することができますが、Cyberduck 7.5ではFTPSにおいてSNI(Server Name Indication)がサポートされています。また、macOS版ではmacOS Big Surとの互換性が改善されています。

CyberduckのライセンスはGPLであり、macOS版についてはOS X Mountain Lion v10.8以降、Windows版についてはWindows 7以降で動作します。

Tag: Mac

Claris FileMaker Pro 19の改善点:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション

August 14, 2020

Claris FileMaker Pro 19では、サーバーでホストされている共有ファイルを開いている場合でも[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションを変更できるようになっています。

[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションは、指定したバージョンよりも前のバージョンのFileMakerクライアントまたはホストでファイルが開かれることを防止するための機能です。バージョン18以前では、手元にあるローカルファイルを開いている場合にのみ当該オプションを変更することができました。

なお、FileMaker Server 18でファイルがホストされている場合、Claris FileMaker Pro 19を使って[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションを「19.0」に変更することはできません。サーバーのバージョンが考慮されます。

[関連]FileMaker Pro 13の新機能:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Go 19の新機能:Siri ショートカットのサポート

August 13, 2020

Claris FileMaker Go 19ではSiri ショートカットが正式にサポートされるようになっています。

バージョン19では、カスタムURLスキームを用いなくても、iOSおよびiPadOSにおいてClaris FileMakerのスクリプトを実行するショートカットを作成できるようになっています。登録にはClaris FileMaker Go 19で一度ファイルを開く必要がありますが、ショートカットに登録することでSiriの音声コマンド経由でスクリプトを起動することも可能です。

なお、ショートカットの[XコールバックのURLを開く]アクションを使わずに、ショートカットでClaris FileMakerのスクリプトを実行させる場合には、Claris FileMaker Pro 19で事前にスクリプトをショートカットに登録できるようにし、さらにfmurlscript拡張アクセス権を有効にしておく必要があります。

[関連]ショートカットを使ってClaris FileMaker Go 19でスクリプトを実行する

Tag: FileMaker

FileMaker Cloud for AWSの販売終了予定日

August 12, 2020

FileMaker Cloud 1.xと呼ばれていたFileMaker Cloud for AWS 1.x シリーズは今後廃止され、AWS MarketplaceにおけるFileMaker Cloud for AWSの販売は2021年1月4日に終了する予定となっています。

以前はFileMaker Cloud for AWS 1.19がFileMaker Cloud for AWS 1.xの最終バージョンになる予定であると案内されていましたが、Claris FileMaker 19が発売された際にFileMaker Cloud for AWS 1.19は登場しませんでした。結果として、FileMaker Cloud for AWS 1.18がFileMaker Cloud for AWS 1.xの最終バージョンとなっています。

FileMaker Cloud for AWSの販売が終了する2021年1月4日をもってサブスクリプションへのユーザの追加ができなくなる予定です。現在FileMaker Cloud for AWSを使用している場合には、Claris International Inc.が直接販売するクラウドサービスであるClaris FileMaker Cloudへの移行、もしくはオンプレミス向けサーバー製品であるClaris FileMaker Serverへの移行を検討する必要がある状況です。

[関連]FileMaker 19 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(Claris ナレッジベース)

Tag: FileMaker

Apache HTTP Server 2.4.46が公開

August 11, 2020

Apache HTTP Server 2.4.46が公開されています。

Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアであり、macOS版のClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に利用されています。Apache HTTP Server 2.4.46では、mod_http2の脆弱性とmod_proxy_uwsgiの脆弱性が修正されています。

なお、OpenSSL 1.1.1を併用してApache HTTP ServerでTLS 1.3に対応させる場合には、バージョン2.4.43以降を使用する必要があるとのことです。

Tag: Apache

PHP 7.2.33、PHP 7.3.21およびPHP 7.4.9が公開

August 07, 2020

PHP 7.2.33PHP 7.3.21およびPHP 7.4.9が公開されています。

PHP 7.2.33、PHP 7.3.21およびPHP 7.4.9ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHPはバージョン8.0系統の開発も進められており、現在バージョン8.0.0 Beta 1が公開されている状況です。

なお、PHP 7.2は2020年11月30日まで、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。

(2022/01/11追記:「バージョンPHP 8.0.0 Beta 1」を「バージョン8.0.0 Beta 1」に変更・修正しました。)

Tag: Apache

fmsadminコマンドでClaris FileMaker Serverの起動復元を有効にする方法

August 06, 2020

FileMaker Server 18で追加された起動復元機能は、Claris FileMaker Server 19においては初期状態では無効になっていますが、fmsadminコマンドを使用して当該機能を有効または無効にすることができます。

データベースサーバーの再起動が必要ですが、fmsadminコマンドを使って起動復元を有効にするにはSETコマンドを使用します。

[使用例]
$ fmsadmin set serverprefs StartupRestorationEnabled=true

なお、Claris FileMaker Admin APIを使用して起動復元機能を有効または無効にすることも可能です。

[関連]Claris FileMaker Server 19の変更点:起動復元機能が初期状態で無効に(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19の変更点:起動復元機能が初期状態で無効に

August 05, 2020

Claris FileMaker Server 19では、FileMaker Server 18で追加された起動復元機能が初期状態で無効になっています。

Claris FileMaker Serverの起動復元機能を利用すると、ハードウェアの障害またはソフトウェアの障害の後でファイルの復元に役立てることができる復元ログを作成するようになっています。ハードウェアまたはソフトウェアがクラッシュした後、ディスクの状態が正常であれば、復元ログを使用してFileMakerファイルを自動的に復元します。

なお、起動復元機能はfmsadminコマンドもしくはClaris FileMaker Admin APIを使用して有効または無効にすることができます。

[関連]Claris FileMaker Server 19 リリースノート(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server 18の新機能:起動復元(FAMLog)、fmsadminコマンドでFileMaker Serverの起動復元を無効にする方法(FAMLog)、

Tag: FileMaker

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