FAMLog
Ubuntu 24.04 LTSの標準サポート終了予定日
January 12, 2025
Ubuntu 24.04 LTSは2029年6月に標準サポートが終了する予定となっています。
UbuntuはDebianベースのLinuxディストリビューションであり、2025年1月12日時点におけるUbuntu LTS版の最新バージョンはUbuntu 24.04 LTS(Ubuntu 24.04.1 LTS)です。Ubuntu 20.04 LTSは2025年4月に、Ubuntu 22.04 LTSは2027年6月に標準サポートが終了する予定となっています。
なお、2025年1月時点において、Claris FileMaker Server 2024ではUbuntu 20.04 LTSおよびUbuntu 22.04 LTSがサポートされていますが、Ubuntu 24.04 LTSはサポートされていません。
[関連]Ubuntu 22.04 LTSの標準サポート終了予定日(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.99、9.0.86および10.1.19ではセキュリティ脆弱性が修正済み
March 14, 2024
2024年2月に公開されたApache Tomcat 8.5.99、Apache Tomcat 9.0.86およびApache Tomcat 10.1.19ではセキュリティ脆弱性が修正されています。
Apache Tomcat 8.5.99、Apache Tomcat 9.0.86およびApache Tomcat 10.1.19では、サーバー側がWebSocket接続を中断した場合にクライアントがWebSocket接続のクローズを完了できずリソースを消費する問題(CVE-2024-23672)と、HTTP/2リクエストの処理中にリクエストがヘッダーに設定された制限を超えるとすべてのヘッダーが処理されるまで関連するHTTP/2ストリームがリセットされない問題(CVE-2024-24549)が修正されています。
なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.19ですが、Claris FileMaker Server 2023(FileMaker Server 20.3.2)ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.69が使用されています。
[関連]JVNVU#99626420: Apache Tomcatにおける複数のサービス運用妨害(DoS)の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
macOS版Claris FileMaker Server 2023に含まれるnpmのバージョンを確認する
February 22, 2024
npmコマンドを使用することで、macOS版のClaris FileMaker Server 2023に同梱されているnpmのバージョンを確認できます。
npmはNode.js用の標準パッケージ管理ツールです。macOS Sonoma 14.3.1にFileMaker Server 2023(バージョン20.3.1)をインストールした際に一緒にインストールされるnpmのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
% "/Library/FileMaker Server/node/bin/npm" -v
[実行結果]
8.19.3
現時点におけるnpmの最新バージョンはバージョン10.4.0です。FileMaker Server 2023(バージョン20.3.1)にはnpm 8.19.3が同梱されています。
[関連]macOS版FileMaker Server 16に含まれるNode.jsのバージョンを確認する(FAMLog)
INTER-Mediator Ver.12が公開
February 07, 2024
INTER-Mediator Ver.12が公開されています。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。PHP 7.4以上の環境が必要となったINTER-Mediator Ver.12では、Service Serverの起動処理として利用していたforeverの代わりにnodemonを利用するように変更されています。また、マスター/ディテール形式のページを別々のページファイルを用いて構成できるようになっています。
INTER-Mediator Ver.5系統とINTER-Mediator Ver.6以降は内部的な構造が大幅に異なります。旧バージョンからバージョンアップする際には、必ず事前にバージョン移行ガイドやINTER-Mediatorの方向性に関するページを参照するようにしてください。
[関連]今後のINTER-MediatorにおけるClaris FileMaker Server対応について(FAMLog)、INTER-Mediator Ver.5のサポート終了予定月(FAMLog)
OpenSSL 3.0.13、OpenSSL 3.1.5およびOpenSSL 3.2.1が公開
January 31, 2024
OpenSSL 3.0.13、OpenSSL 3.1.5およびOpenSSL 3.2.1が公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 3.0.13、OpenSSL 3.1.5およびOpenSSL 3.2.1では、深刻度低と位置づけられている4点のセキュリティ脆弱性(CVE-2023-5678、CVE-2023-6129、CVE-2023-6237、CVE-2024-0727)が修正されています。
なお、現時点でのOpenSSLの最新安定バージョンはバージョン3.2.1ですが、バージョン3.0系統は長期サポート版(LTS)として位置付けられており、OpenSSL 3.1系統やOpenSSL 3.2系統のサポートが終了した後もOpenSSL 3.0系統はサポートされる予定となっています。
[関連]JVNVU#93108954: OpenSSLにおけるNULLポインタ参照の脆弱性(Security Advisory [25th January 2024])(Japan Vulnerability Notes)
Apache Tomcat 8.5.64および9.0.44では情報漏洩の脆弱性(CVE-2024-21733)が修正済み
January 22, 2024
Apache Tomcat 8.5.64およびApache Tomcat 9.0.44では情報漏洩の脆弱性(CVE-2024-21733)が修正されています。
Apache Tomcat 8.5.64およびApache Tomcat 9.0.44が公開されたのは2021年ですが、CVE-2024-21733は今月になって公開された次第です。不完全なPOSTリクエストを受信した際のエラーレスポンスに、他のユーザーが以前にリクエストしたデータが含まれる可能性があったとのことです。
なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.18ですが、Claris FileMaker Server 2023(FileMaker Server 20.3.1)ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.69が使用されています。
[関連]JVNVU#98698305: Apache Tomcatにおける情報漏えいの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 8.5.61およびApache Tomcat 9.0.41が公開(FAMLog)、Apache Tomcat 7.0.109、8.5.68、9.0.48および10.0.7ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.98、Apache Tomcat 9.0.85およびApache Tomcat 10.1.18が公開
January 18, 2024
Apache Tomcat 8.5.98、Apache Tomcat 9.0.85およびApache Tomcat 10.1.18が2024年1月上旬に公開されています。
Apache Tomcat 8.5.98、Apache Tomcat 9.0.85およびApache Tomcat 10.1.18では、NIO2コネクターにおける仮想スレッドのサポートに対する修正が行われています。Apache Tomcat 8.5系列については2024年3月31日にサポートが終了し、2024年7月になるとApache Tomcat 8.5のダウンロードページが削除される予定となっています。
なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.18ですが、Claris FileMaker Server 2023(FileMaker Server 20.3.1)ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.69が使用されています。
Node.js v20.11.0が公開
January 12, 2024
Node.js v20.11.0 (LTS)が2024年1月上旬に公開されています。
Node v20.11.0では、2023年11月中旬に公開されたNSS 3.95における変更内容に準じる形でルート証明書が更新されています。Node.js v16は2023年9月にサポートが終了したため、2024年1月時点ではNode.js v18もしくはNode.js v20への更新が推奨される状況になっています。
なお、Claris FileMaker ServerやClaris FileMaker CloudのClaris FileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、FileMaker Server 20.3.1ではNode.js v18.13.0が使用されています。
(2024-01-15追記:「NSS 3.95に準じる形で」を「NSS 3.95における変更内容に準じる形で」に変更しました。)
Apache Tomcat 8.5.96、9.0.83および10.1.16ではセキュリティ脆弱性が修正済み
November 30, 2023
2023年11月中旬に公開されたApache Tomcat 8.5.96、Apache Tomcat 9.0.83およびApache Tomcat 10.1.16ではセキュリティ脆弱性が修正されています。
Apache Tomcat 8.5.96、Apache Tomcat 9.0.83およびApache Tomcat 10.1.16では、細工されたHTTPトレーラーヘッダーを受信した場合に正しく解析できないことに起因するリクエストスマグリングの脆弱性(CVE-2023-46589)が修正されています。
なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.16ですが、Claris FileMaker Server 2023(FileMaker Server 20.3.1)ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.69が使用されています。
[関連]JVNVU#96182160: Apache Tomcatにおけるリクエストスマグリングの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
FMDeveloperToolのバージョン確認方法
November 21, 2023
FMDeveloperToolのバージョンを確認するには、FMDeveloperToolコマンドで--versionオプションを使用します。
現時点(2023年11月21日時点)におけるFMDeveloperToolの最新版はバージョン20.3.1.31であり、macOSではFMDeveloperToolのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはFMDeveloperTool.exeを利用します。
[実行例]
% FMDeveloperTool --version
20.3.1.31
FMDeveloperToolは、コピー、クローン、XMLファイルとして保存、一貫性チェック、暗号化、復号化、キオスクモードの有効化、管理者アクセスの削除、修復の実行など、データベースの開発タスクを実行するコマンドラインツールです。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)