FAMLog
Claris FileMaker Pro 19.6.1の新機能:バージョン19.6.1で追加された関数
January 12, 2023
Claris FileMaker Pro 19.6.1では新しい関数が追加され、トランザクションの状態を返す関数や、Get(最終エラー)関数によって返されるエラーのスクリプト名、ステップ名および行番号を返す関数などが新設されています。
バージョン19.6.1で追加された関数一覧は次の通りです。
・Get(トランザクションオープン状態)
・Get(現在の時刻 UTC マイクロ秒)
・Get(最終エラー位置)
現在のところ、Claris Pro および FileMaker Pro ヘルプには、新しいGet(現在の時刻 UTC マイクロ秒)関数に関する説明が含まれていません。この関数は、FileMaker Pro 19.6.1 リリースノートによると、返される値がマイクロ秒単位で適合させた近似値であること以外はGet(現在の時刻 UTC ミリ秒)関数と同じであるとのことです。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.6.1の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.6.1の新機能:バージョン19.6.1で追加されたスクリプトステップ
January 11, 2023
Claris FileMaker Pro 19.6.1では、次のスクリプトステップが新しく追加されています。
・トランザクションを開く
・トランザクション確定
・トランザクション復帰
・辞書を設定
FileMaker Proを使用している場合に実行できる[辞書を設定]スクリプトステップを使うと、[辞書指定]ダイアログボックス([編集]メニュー>[英文スペルチェック]>[辞書指定...])を開かずに、スペルチェック言語および使用するユーザ辞書のファイルパスを設定できます。
なお、バージョン19.6.1で追加されたトランザクション関連のスクリプトステップはすべてのFileMaker製品でサポートされています。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.6.1の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.6.1の改善点:FileMaker Server Admin Console
January 06, 2023
Claris FileMaker Server 19.6.1では、データベースサーバーが停止している場合でもFileMaker Server Admin Consoleにアクセスできるようになっています。
いつでもAdmin Consoleにアクセスして設定内容を確認できるように改善されており、データベースサーバーが停止している場合には画面上部に[データベースサーバーを起動]ボタンが表示されます。
なお、データベースサーバーが停止している場合、Admin Consoleの一部機能が正常に動作しない場合がある点に留意する必要があります。
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:[クローンのみ]バックアップオプション
January 05, 2023
Claris FileMaker Server 19.6.1では、新しいバックアップオプションとして[クローンのみ]オプションが追加されています。
[クローンのみ]バックアップオプションを使用すると、完全バックアップを作成することなく、データベースのクローンを作成できます。[クローンのみ]オプションは、FileMaker Server Admin Console、fmsadminコマンドおよびFileMaker Admin APIで使用することが可能で、fmsadminコマンドのbackupコマンドには新たに--cloneonlyオプションが追加されています。
[クローンのみ]オプションを使用すると、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDataフォルダ内にClonesOnlyフォルダが通常作成され、該当フォルダ内にクローンが作成されるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、FileMaker Server 11の新機能:バックアップファイルのクローン(FAMLog)
「Claris Engage Japan 2022」T-22講演資料
December 30, 2022
2022年10月にオンラインで開催されたClaris Engage Japan 2022におけるテクニカルセッション(T-22)の講演資料を公開しました。
・ダウンロード:「Claris FileMaker Server で多要素認証を導入するには」(PDF形式/ファイルサイズ:約1.4MB)
「MFA_with_Claris_FileMaker_Server.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
1ba8dab8350b2eb8fec797a94c17a7794b5f4ef794e4f8ca6612560fde88b018
■関連リンク
・Claris FileMaker Server で多要素認証を導入するには(Claris ジャパン公式YouTubeチャンネル)
・FileMaker Server の外部認証に対応したカスタマイズ可能な OAuth アイデンティティプロバイダ(Claris ナレッジベース)
・Keycloak
「Claris Engage Japan 2022」T-16講演資料
December 29, 2022
2022年10月にオンラインで開催されたClaris Engage Japan 2022におけるテクニカルセッション(T-16)の講演資料を公開しました。
・ダウンロード:「社内システムから Claris FileMaker Cloud に接続する際に知っておきたいポイント」(PDF形式/ファイルサイズ:約1MB)
「Point_of_connecting_to_Claris_FileMaker_Cloud.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
d2809797bbc34c5bf7620c3feef4eaf6b6771a3e3789b6f8cb6b0d75b6bb7529
■関連リンク
・社内システムから Claris FileMaker Cloud に接続する際に知っておきたいポイント(Claris ジャパン公式YouTubeチャンネル)
・Claris ID を認証し、FileMaker Admin API および Data API へのアクセスを許可する(Claris ナレッジベース)
・fmctoken(株式会社エミック)
FMDataAPI Ver.29が公開
December 27, 2022
Claris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン29が公開されています。
新居雅行氏が開発したFMDataAPIは、MITライセンスで提供されているオープンソースソフトウェアです。FMDataAPI Ver.29では、HTTP/2でFileMaker Server 19の最新版に接続できない場合がある互換性の問題が改善されています。また、単一のレコードに対してgetPortalNamesメソッドを使用できなかった点が修正されています。
FileMaker Server 17以降で正式版として利用できるようになったFileMaker Data APIは、FileMaker Server 18以降では各種メタデータやレコード数に関する詳細情報を取得できるようになっています。なお、FMDataAPIは現在のところClaris FileMaker Cloud 2には対応していません。
Claris FileMaker Server 19.6.2の提供が開始
December 16, 2022
Claris FileMaker Server 19.6.2の提供が開始されています。
FileMaker Server 19.6.2では、Claris FileMaker WebDirectで全体的なロード時間が最適化され、FileMaker Server 19.6.1にアップグレードした後にFileMaker WebDirectおよびClaris FileMaker Data APIのパフォーマンスが低下する問題が修正されています。
なお、バージョン19.6のFileMaker Serverでは、Windows Server 2022 Standard EditionとWindows Server 2022 Datacenter Editionがサポートされていますが、Windows Server 2016 Standard Edition、Windows Server 2016 Datacenter EditionおよびUbuntu 18.04 LTSはサポート対象外になっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:Claris FileMaker Data Migration Tool
December 12, 2022
Claris FileMaker Server 19.6.1では、Claris FileMaker Data Migration Tool(FMDataMigrationコマンド)がFileMaker Serverに同梱されるようになっています。
今年の5月頃に無料でダウンロードできるようになったFileMaker Data Migration Toolは、ファイル拡張子が「fmp12」であるFileMaker Proデータベースファイルのデータを高速に移行できるコマンドラインツールです。現時点におけるFileMaker Data Migration Toolの最新版はバージョン19.6.1であり、Windows、macOSおよびLinux(Ubuntu)で使用できます。
FMDataMigrationコマンドは、macOSおよびLinux版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にあるbinフォルダ内にインストールされます。Windows Server版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にインストールされます。
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Data Migration ToolとiOS App SDKが公開(FAMLog)
Claris Engage Japan 2022のセッション録画が公開
December 07, 2022
2022年10月下旬にオンラインで開催されたClaris Engage Japan 2022のセッション録画が公開されています。
Claris Engage Japan 2022では40以上のセッションが動画で配信されましたが、Claris コミュニティ上で公開されたページにおいて2022のタブをクリックして録画リストからセッション録画を選んで視聴できます。また、Clarisの公式YouTubeチャンネルでもセッション録画が公開されています。
Claris Engage Japan 2022では、Claris FileMaker CloudのAPIを使用するために必要となるClaris IDの各種トークンに関する解説と、Keycloakを活用してClaris FileMaker Server上の共有データベースに接続する際に多要素認証を要求するように設定する方法について解説を行いましたが、それらのセッション録画(「社内システムから Claris FileMaker Cloud に接続する際に知っておきたいポイント」および「Claris FileMaker Server で多要素認証を導入するには」)も公開されています。まだご覧いただいていない方はよろしければご視聴ください。