FAMLog
Claris FileMaker Pro 19.6.1の提供が開始
December 01, 2022
Claris FileMaker Pro 19.6.1の提供が開始されています。
OpenSSL 3.0.7に更新されたバージョン19.6.1では、トランザクション用のスクリプトステップが追加され、ファイルを開く際の認証オプションとしてApple IDでサインインできるようになっています。また、macOS版ではmacOS Ventura 13でのインストールがサポートされるようになっています。
Claris FileMaker 19.6のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration Tool、Claris FileMaker Custom App Upgrade ToolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。なお、Windows版のFileMaker Pro 19.6.1ではバージョン22H2のWindows 11およびWindows 10が要求されるようになっています。
fmctokenのバージョン確認方法
November 30, 2022
Claris ID 更新トークンおよびClaris ID トークンを取得・表示できるコマンドラインツールであるfmctokenのバージョンを確認するには、fmctokenコマンドで-vオプションもしくは--versionオプションを使用します。
macOSおよびUbuntuではfmctokenのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはfmctoken.exeを利用します。
[実行例]
% fmctoken -v
fmctoken 1.0.0
現時点におけるfmctokenの最新版はバージョン1.0.0です。エミックラーニングの講座「Claris FileMaker Cloudと連動したWebフォームの作成」にご登録いただくと無料でfmctokenをダウンロードできます。
[関連]fmctokenの提供を開始(FAMLog)、fmctoken 1.0.0の動作環境(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.5.1の改善点:アルゴリズムオプションでMDC2の廃止
November 24, 2022
Claris FileMaker Pro 19.5.1では、MDC2(Modification Detection Code 2)ハッシュアルゴリズムがサポートされなくなっています。
MDC2がサポートされなくなったことにより、CryptAuthCode、CryptDigest、CryptGenerateSignatureおよびCryptVerifySignature関数のアルゴリズム引数にMDC2を設定すると、返り値として「?」が返されるようになっています。
なお、FileMaker Pro 19.5.1では、OpenSSLのバージョンはバージョン1.1.1nに更新されています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.5.1 リリースノート(Claris ナレッジベース)、FileMaker Pro 18.0.2 Advanced アップデータが公開(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.5.1の改善点:Admin Console ログビューア
November 22, 2022
Claris FileMaker Server 19.5.1では、FileMaker Server Admin Consoleのログビューア機能が更新されています。
Admin Consoleの[ログ]>[ログビューア]タブにあるインタラクティブ表示ではログを表示する際に列ごとにソート順の変更やフィルタ条件の適用も可能でしたが、バージョン19.5.1ではログビューアのインタラクティブ表示で[レベル]、[エラー]および[メッセージ]の列が分けて表示されるようになっています。
なお、従来のバージョンでは、[レベル]および[エラー]の列に表示されていた情報は[メッセージ]の列に表示されていました。
[関連]Claris FileMaker Server 19.5.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.3.1の新機能:Admin Console ログビューア(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.5.1の新機能:Ubuntu 20.04のサポート
November 21, 2022
Linux版のClaris FileMaker Server 19.5.1ではUbuntu 20.04がサポートされるようになっており、Ubuntu 20.04ではWebサーバーとしてApache HTTP Serverの代わりにNginxが使用されるようになっています。
現時点ではUbuntu 22.04 LTSはサポートされておらず、バージョン19.5ではUbuntu 18.04 LTSとUbuntu 20.04 LTSがサポートされています。Ubuntu Desktopは、FileMaker Server 19.5と互換性がありますが、完全には検証されていないとのことです。実際に運用する場合にはUbuntu Server 18.04 LTSもしくはUbuntu Server 20.04 LTSの利用が推奨されます。
なお、Ubuntu 18.04 LTSはFileMaker Server 19.5において廃止予定となっており、将来リリースされるFileMaker ServerではUbuntu 18.04 LTSがサポートされない予定であることが案内されています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の新機能:Ubuntuのサポート(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.5.1の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.5でODataを停止する方法
November 18, 2022
Claris FileMaker Server 19.5ではmacOSおよびWindows ServerにおいてもODataを利用できるようになりましたが、Admin Consoleを用いる方法以外に、fmsadminコマンドを使用してODataのプロセスを停止できます。
fmsadminコマンドを用いてODataのプロセスを停止するには、ターミナルで次のように入力します。
[実行例]
$ fmsadmin stop odata -y
なお、ODataのプロセスを起動するにはfmsadminコマンドのstartコマンドを使用します。
[実行例]
$ fmsadmin start odata
[関連]FileMaker Server 16でFileMaker Data API エンジンを停止する方法(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.5.1の新機能:WindowsおよびmacOSにおけるODataのサポート(FAMLog)、
Claris FileMaker Server 19.5.1の変更点:Claris FileMaker WebDirectのサインインダイアログボックス
November 16, 2022
Claris FileMaker Server 19.5.1のClaris FileMaker WebDirectでは、[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]ファイルオプションが無効になっている場合に、OAuthまたはAD FSでサインインする際にアカウント名およびパスワードフィールドが表示されないように変更されています。
Claris Server および FileMaker Server ヘルプでは、「ホスト上で OAuth または AD FS (Microsoft Active Directory Federation Services) アイデンティティプロバイダが有効でカスタム App にそれを使用するアカウントが含まれる場合、[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示] ファイルオプションを無効にすると FileMaker WebDirect のサインインダイアログボックスのアカウント名およびパスワードフィールドが非表示になり、アイデンティティプロバイダボタンのみが表示されるようになりました。」とこの点について記載されています。
なお、Claris FileMaker Pro 19.2.2では、OAuthまたはAD FSでサインインする際にアカウント名およびパスワードフィールドが初期状態で表示されないように変更されていました。バージョン19.2.2で追加された[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]オプションを使用すると、OAuthまたはAD FSアイデンティティプロバイダが有効な場合でも、アカウント名およびパスワードフィールドを表示するように調整できます。
[参考]Claris FileMaker Pro 19.2.2の変更点:[OAuth/AD FS が有効な場合でもサインインフィールドを表示]オプション(FAMLog)
FMPress Forms 1.3.1を公開
October 31, 2022
FMPress Forms 1.3.1を公開しました。
FMPress Formsは、サーバー上で共有されているFileMakerデータベースにフォームデータを登録できるWordPressプラグインです。FMPress Forms 1.3.1では、日付タイプのフォームタグを利用した際に日付データが保存されない不具合を修正しました。
FMPress Formsは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しており、無料でご利用いただくことが可能です。なお、バージョン1.2.0以降のFMPress FormsはFMPress CloudAuthと互換性があり、FMPress CloudAuthを使用することでFMPress FormsからClaris FileMaker Cloudに接続できるようになっています。
[関連]FMPress Forms 1.3.0を公開(FAMLog)、FMPress CloudAuthの提供を開始(FAMLog)
FMPress Forms 1.3.0を公開
October 24, 2022
FMPress Forms 1.3.0を公開しました。
FMPress Formsは、サーバー上で共有されているFileMakerデータベースにフォームデータを登録できるWordPressプラグインです。FMPress Forms 1.3.0では、GUIでフォームの作成支援を行うFMPress Forms エディターを追加しました。また、FileMakerの値一覧を部分的にサポートしました。
FMPress Formsは、オープンソースソフトウェアとしてGitHubで公開しており、無料でご利用いただくことが可能です。ライセンスはWordPressと同じくGPLv2 or laterであり、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。
[関連]FMPress Formsのサイトを公開(FAMLog)
FMPress Formsのサイトを公開
October 21, 2022
FMPress Formsのサイトを新たに公開しました。
FMPress Formsは、サーバー上で共有されているFileMakerデータベースにフォームデータを登録できるWordPressプラグインです。ライセンスはWordPressと同じくGPLv2 or laterであり、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。
新たに公開したサイトでは、FMPress Formsでお問い合わせフォームを作るチュートリアル記事や活用例、紹介動画などを掲載しています。