FAMLog
Claris FileMaker Cloud 2.19.3.2の改善点:Claris FileMaker Admin API
September 03, 2021
2021年8月に提供が開始されたClaris FileMaker Cloud 2.19.3.2では、Claris FileMaker Admin APIの機能が拡充されています。
FileMaker Cloud 2.19.3.1でClaris FileMaker Data APIで用いるストリーミングURLへのアクセスが制限されるようになっていましたが、バージョン2.19.3.2ではストリーミングURLのセキュリティ設定をFileMaker Admin APIで変更・確認できるようになっています。
なお、2021年8月に公開したfmcsadmin 1.3.0ではClaris FileMaker Server 19.3.2以降を利用している場合にストリーミングURLのセキュリティ設定を確認および変更できるようになっていますが、現時点ではfmcsadminはClaris FileMaker Cloud 2には対応していません。
[関連]Claris FileMaker Cloud 2.19 リリースノート(Claris)、Claris FileMaker Cloud 2.19.3.2の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.3.2の改善点:Claris FileMaker Admin API
September 02, 2021
2021年7月に提供が開始されたClaris FileMaker Server 19.3.2では、Claris FileMaker Admin APIの機能が拡充されています。
FileMaker Server 19.3.1でClaris FileMaker Data APIで用いるストリーミングURLへのアクセスが制限されるようになっていましたが、バージョン19.3.2ではストリーミングURLのセキュリティ設定をFileMaker Admin APIもしくはfmsadminコマンドで変更・確認できるようになっています。
なお、2021年8月に公開したfmcsadmin 1.3.0では、FileMaker Server 19.3.2以降を利用している場合にgetコマンドおよびsetコマンドでストリーミングURLのセキュリティ設定を確認および変更できるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.2の提供が開始(FAMLog)、2021年8月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)、fmcsadmin 1.3.0を公開(FAMLog)
FileMaker data migration tool 19.3.1の新機能:Ubuntuのサポート
August 31, 2021
バージョン19.3.1のFileMaker data migration toolではUbuntuがサポートされるようになっています。
FileMaker Developer Subscription(FDS)を購入することで利用できるFileMaker data migration toolは、ファイル拡張子が「fmp12」であるFileMaker Proデータベースファイルからデータのインポート処理を実行し、運用しているカスタム Appの更新にかかる時間を大幅に短縮できるコマンドラインツールです。
2021年8月時点におけるFileMaker data migration toolの最新版はバージョン19.3.1です。FileMaker data migration toolは、Linux版(Ubuntu版)だけでなく、Windows版とmacOS版が用意されています。
[関連]Claris FileMaker Data Migration Tool Guide(Claris)、Claris FileMaker Server 19.3.1の新機能:Ubuntuのサポート(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.3.1の新機能:Ubuntuのサポート
August 30, 2021
Linux版のClaris FileMaker Server 19.3.1ではUbuntuがサポートされるようになっています。
現時点ではUbuntu 20.04 LTSはサポートされておらず、Ubuntu Server 18.04 LTSがサポートされています。Ubuntu 18.04 LTS Desktopは、FileMaker Server 19.3と互換性がありますが、完全には検証されていないとのことです。実際に運用する場合にはUbuntu Server 18.04 LTSの利用が推奨されます。
RAMの最低要件はmacOS版やWindows Server版と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが500GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)、FileMaker Server for LinuxがサポートするLinuxディストリビューションが変更(FAMLog)、Ubuntu 18.04 LTSの標準サポート終了予定日(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.3.1の改善点:Claris FileMaker Admin API
August 26, 2021
2021年6月に提供が開始されたClaris FileMaker Server 19.3.1では、Claris FileMaker Admin APIの機能が拡充されています。
バージョン19.3.1のFileMaker Admin APIでは、Admin Consoleおよびデータベースのサインインやサーバーの検出、データベース一覧フィルター設定の有効化・無効化、Admin Consoleのアカウント情報、外部認証設定、FileMakerクライアントのセッションタイムアウト、およびOData設定の構成など数多くの機能が新たに利用できるようになっています。
なお、2021年8月に公開したfmcsadmin 1.3.0では、FileMaker Server 19.3.1以降を利用している場合にremoveコマンドでデータベースファイルを取り除くことができるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)、2021年8月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)、fmcsadmin 1.3.0を公開(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.3.1の新機能:Admin Console上での検証スケジュールの管理
August 24, 2021
Claris FileMaker Server 19.3.1では、FileMaker Server Admin Console上でデータベースの検証スケジュールを作成・管理する機能が復活しています。
バージョン16以前ではAdmin Console上でデータベースの検証スケジュールを作成・管理することができていましたが、FileMaker Server 17でAdmin Consoleが刷新された際に当該機能が削除されていました。
FileMaker Server 19.3では、[構成]>[スクリプトと検証スケジュール]タブにおいて、検証スケジュールの作成、複製、削除やスケジュール設定の編集作業が再度できるようになっています。
[関連]データベースの整合性の検証(Claris ナレッジベース)、Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)
2021年8月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
August 23, 2021
2021年8月21日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:fmcsadmin 1.3.0の新機能(PDF形式/ファイルサイズ:約650KB)
「fmcsadmin-for-FileMaker19dot3.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
fc4885c59d5aae1c58b5c13f6ec149d324a14d87064e604f1838086beb5c7169
■関連リンク
・fmcsadmin(株式会社エミック)
・Claris FileMaker 19 Admin API ガイド(FileMaker)
・fmcsadmin 1.3.0の動作環境(FAMLog)
・Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)
・Claris FileMaker Server 19.3.2の提供が開始(FAMLog)
(2022年3月17日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker選手権 2021が開催
August 19, 2021
総合情報ニュースサイトのマイナビニュースが「FileMaker選手権 2021」を開催すると発表しています。
FileMaker選手権 2021は、ローコード開発プラットフォームであるClaris FileMakerを使用して作成したオリジナルのカスタム Appを募集するコンテストです。この選手権は、2006年、2009年、2010年、2014年および2020年にも開催されていました。今回のエントリー期間は2021年8月26日から2021年10月13日までとなっており、iPhoneもしくはiPad用のレイアウトを作成することが必須となっています。
入賞者にはMacBook ProやMacBook Airをはじめとした賞品が用意されており、受賞作品の発表は2021年11月の予定となっています。
fmcsadmin 1.3.0の動作環境
August 18, 2021
Claris FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現する、Claris FileMaker Admin APIを用いて実装したコマンドラインツールであるfmcsadminは、Linux、macOSおよびWindowsプラットフォームで利用できます。
fmcsadmin 1.3.0の動作環境は、Ubuntu Server 18.04 LTS、Ubuntu 18.04 Desktop、CentOS Linux 7以降、macOS Mojave 10.14.6以降(macOS Big Sur 11.5.2で動作確認済み)およびWindows 10です。
FileMaker Server 19.3に対応したfmcsadmin 1.3.0では、Universal BinaryとしてAppleシリコン搭載Macに正式に対応しました。また、動作環境にUbuntu 18.04 LTSも追加しました。
[関連]fmcsadmin 1.3.0を公開(FAMLog)
fmcsadmin 1.3.0を公開
August 17, 2021
fmcsadmin 1.3.0を公開しました。
fmcsadminはコマンドラインインターフェース(CLI)でClaris FileMaker Admin APIを手軽に操作できるようにするツールであり、Claris FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現します。Claris FileMaker Server 18以降およびFileMaker Cloud for AWS 1.18に対応しており、ライセンスはMITライセンスです。
Appleシリコン搭載Mac、Ubuntu 18.04 LTSおよびFileMaker Server 19.3に対応したfmcsadmin 1.3.0では、FileMaker Server 19.3.1以降を利用している場合にデータベースファイルを取り除くREMOVEコマンドを利用できるようになっています。また、FileMaker Server 19.3.2以降を利用している場合に、Claris FileMaker Data APIでオブジェクトデータを要求する際に利用するストリーミングURLのセキュリティ設定を確認および変更できるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.3.2の提供が開始(FAMLog)