FAMLog
Claris FileMaker Pro 19.2.2の新機能:バージョン19.2.2で追加された関数一覧
March 23, 2021
Claris FileMaker Pro 19.2.2では新しい関数が追加され、インストールされているプラグインの属性を含むJSONオブジェクトを返す関数やアドオン開発者向けの関数が新設されています。
バージョン19.2.2で追加された関数一覧は次の通りです。
・Get(インストールされた FM プラグインの JSON)
・GetAddonInfo
・GetLayoutObjectOwnerInfo
・LayoutObjectUUID
GetAddonInfo、GetLayoutObjectOwnerInfoおよびLayoutObjectUUID関数は、アドオン開発者向けの関数として用意されています。Claris FileMaker Pro 19 ヘルプによると、LayoutObjectUUID関数は、[Web ビューアの設定]ダイアログボックスの[Web アドレス]ボックスにおける計算式でのみ使用できるとのことです。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.2.2 アップデータが公開(FAMLog)
(2021/03/24追記:「なお、LayoutObjectUUID関数は、[Web ビューアの設定]ダイアログボックスの[Web アドレス]ボックスにおける計算式でのみ使用できます。」を「Claris FileMaker Pro 19 ヘルプによると、LayoutObjectUUID関数は、[Web ビューアの設定]ダイアログボックスの[Web アドレス]ボックスにおける計算式でのみ使用できるとのことです。」に変更しました。)
Claris FileMaker Cloud 2.19.2.2の提供が開始
March 22, 2021
Claris FileMaker 19.2.2の提供開始と同時に、Claris FileMaker Cloud 2.19.2.2の提供が開始されています。
Claris FileMaker Cloud 2.19.2.2では、日本語環境でもWebブラウザーを用いてチームマネージャがClaris Customer Consoleから直接カスタム Appを作成できるようになっています。
なお、FileMaker Cloud 2.19.2.2は、Claris FileMaker 19および18のクライアントと互換性があります。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.2.2 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker選手権 2020の結果が発表
March 19, 2021
FileMaker選手権 2020の結果が発表されています。
6年ぶりに開催された、マイナビニュース主催のFileMaker選手権は、Claris FileMaker Proで作成したカスタム Appの中から優れた作品を決めるコンテストです。応募総数54作品の中から厳選なる審査を経て決まった受賞作品が今週になってFileMaker選手権 2020 特設サイトで発表されていました。
今回は開発未経験者部門とエンジニア経験者部門の2部門に分かれて審査されていました。金賞、銀賞、銅賞および審査員特別賞を受賞した作品については、FileMaker選手権 2020 特設サイトよりダウンロードできるようになっています。
Claris FileMaker Go 19.2.2が公開
March 18, 2021
Claris FileMaker Go 19.2.2の提供が開始されています。
FileMaker Go 19.2.2では、特定のフォントに一部のフォントスタイルを適用するとFileMaker Goが予期せず終了する問題が修正されています。
また、iOS App SDKでカスタムURLスキーマの実行に失敗する問題や、ファイルブラウザーをアクティブにするとアプリケーションが予期せず終了する問題も修正されているとのことです。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.2.2 アップデータが公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.2.2 アップデータが公開
March 17, 2021
Claris FileMaker Pro 19.2.2の提供が開始されています。
OAuthまたはAD FSでサインインするときにアカウント名およびパスワードフィールドを初期状態で隠すようになったFileMaker Pro 19.2.2では、OpenSSLがバージョン1.1.1iに更新されています。これによりOpenSSLのセキュリティ脆弱性(CVE-2020-1971)が修正されています。また、アドオン開発者向けおよびプラグイン開発者向けの新しい関数も追加されています。
プレビュー機能として搭載されているクイックスタートエクスペリエンスの機能も同時に強化され、バージョン19.2.2ではすべてのサポートされる言語でクイックスタートエクスペリエンスを使用できるようになっています。
[関連]OpenSSL 1.1.1iが公開(FAMLog)
FileMaker data migration tool 19.1.3の新機能:-reevaluateオプション
March 16, 2021
バージョン19.1.3以降のFileMaker data migration toolでは保存されている計算値をすべて再評価する-reevaluateオプションを利用できるようになっています。
FileMaker Developer Subscription(FDS)を購入することで利用できるFileMaker data migration toolは、ファイル拡張子が「fmp12」であるFileMaker Proデータベースファイルからデータのインポート処理を実行し、インポート処理時間を大幅に短縮できるコマンドラインツールです。
-reevaluateオプションを使用すると、取得関数やRandom関数などを式で利用している場合には値が変わってしまうことがあるので注意が必要です。また、FileMaker data migration toolはプラグインをロードしないため、プラグインの外部関数を使用している場合も同様に注意が必要です。
[関連]Claris FileMaker Data Migration Tool Guide(Claris International Inc.)、FileMaker data migration tool 19.1.3の新機能:-rebuildindexesオプション(FAMLog)
FileMaker data migration tool 19.1.3の新機能:-rebuildindexesオプション
March 15, 2021
バージョン19.1.3以降のFileMaker data migration toolでは全索引を一から再構築する-rebuildindexesオプションを利用できるようになっています。
FileMaker Developer Subscription(FDS)を購入することで利用できるFileMaker data migration toolは、ファイル拡張子が「fmp12」であるFileMaker Proデータベースファイルからデータのインポート処理を実行し、インポート処理時間を大幅に短縮できるコマンドラインツールです。
現時点(2021年3月15日時点)におけるFileMaker data migration toolの最新版はバージョン19.2.1です。FileMaker data migration toolはWindows版とmacOS版が用意されています。
[関連]New FileMaker data migration tool(Claris Knowledge Base)
FileMaker data migration toolのバージョン確認方法
March 12, 2021
FileMaker data migration toolのバージョンを確認するには、FMDataMigrationコマンドで-vオプションを使用します。
現時点(2021年3月12日時点)におけるFileMaker data migration toolの最新版はバージョン19.2.1であり、macOSではFileMaker data migration toolのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはFMDataMigration.exeを利用します。
[実行例]
% FMDataMigration -version
19.2.1.14
FileMaker Developer Subscription(FDS)を購入することで利用できるFileMaker data migration toolは、Windows版とmacOS版が用意されています。ファイル拡張子が「fmp12」であるFileMaker Proデータベースファイルからデータのインポート処理を実行し、インポート処理時間を大幅に短縮できるコマンドラインツールです。
Get(ページ数)関数
March 08, 2021
Claris FileMaker ProのGet(ページ数)関数は、印刷中に現在の印刷ジョブにおける合計ページ数を示す数値を返します。
印刷またはPDFとして保存するときに合計ページ数を表示するには、式の中でGet(ページ数)関数を使用するのではなく、{{ページ数}}記号をレイアウト上に配置します。レイアウトモードにおいて[挿入]メニューの[その他の記号...]を選び、[ページ数]を選択してから[OK]をクリックすることで、レイアウトに{{ページ数}}記号を配置できます。
Get(ページ数)関数はバージョン19で追加された関数です。なお、何も印刷していない場合またはPDFとして保存していない場合は、何も返されないかまたは「?」が返されます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19の新機能:合計ページ数の印刷(FAMLog)
fmcsadmin 1.3.0でAppleシリコンを搭載したMacに正式対応予定
March 01, 2021
fmcsadminは、次期バージョンのfmcsadmin 1.3.0でAppleシリコンを搭載したMacに正式に対応する予定です。
fmcsadminは、Linux、macOSおよびWindowsで利用できる、リモート管理機能を備えたClaris FileMaker Server管理者向けコマンドラインツールです。2021年3月現在、fmcsadminの最新バージョンはバージョン1.2.0です。
fmcsadmin 1.2.0はApple M1チップ上ではRosetta 2経由で動作しますが、fmcsadmin 1.3.0ではUniversal BinaryとしてAppleシリコンを搭載したMacに対応する予定です。
[関連]fmcsadmin 1.2.0の動作環境(FAMLog)