FAMLog
fmcsadmin 1.2.0を公開
February 18, 2021
fmcsadmin 1.2.0を公開しました。
fmcsadminはコマンドラインインターフェース(CLI)でClaris FileMaker Admin APIを手軽に操作できるようにするツールであり、Claris FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現します。Claris FileMaker Server 18以降およびFileMaker Cloud for AWS 1.18に対応しており、ライセンスはMITライセンスです。
Claris FileMaker Server for Linuxに正式に対応したバージョン1.2.0では、FileMaker Server 19.2.1を利用している場合にlistコマンドでプラグインを一覧表示できるようになっています。SSLサーバー証明書のインポートや管理に使えるcertificateコマンドとスケジュールを削除できるdeleteコマンドを新たに追加し、FileMaker Server 19.1.2以降でサーバーの設定を変更できない不具合を修正しました。
[関連]Claris FileMaker Server 19.2.1の提供が開始(FAMLog)
FMDataAPI Ver.22が公開
February 16, 2021
新居雅行氏がClaris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン22を公開しています。
FMDataAPIは、MITライセンスで提供されているオープンソースソフトウェアです。FMDataAPI Ver.22ではタイムアウトを設定できるようになっています。
なお、FileMaker Server 17以降で正式版として利用できるようになったFileMaker Data APIは、FileMaker Server 18以降では各種メタデータやレコード数に関する詳細情報を取得できるようになっています。
FMウェブもくもく会 Vol.5開催のお知らせ
February 12, 2021
2021年2月21日(日)午前10時より「FMウェブもくもく会 Vol.5」を開催します。
カスタムWeb勉強会は2020年6月からFMウェブもくもく会としてリニューアルしました。FMウェブもくもく会は、Claris FileMakerとWebに関してもくもくがやがや一緒に勉強していく会です。2ヶ月に1回のペースで日曜の午前中に開催し、当面はオンラインで開催予定です。
詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
https://fmweb-mokumokukai.connpass.com/event/204483/
「Claris Engage Japan 2020」講演資料
February 05, 2021
2020年11月から12月にかけてオンラインで開催されたClaris Engage Japan 2020の講演資料を公開しました。
・ダウンロード:「Claris FileMaker Server 管理者が知っておきたい Infrastructure as Code」(PDF形式/ファイルサイズ:約8.2MB)
「IaC-for-FileMaker-Server-Administrator.pdf」のSHA-2ダイジェスト:
1e2fcbdfbca4960b2e198a3efb3ef25e05363d452d8b3802bc7bc39c6509dba5
■関連リンク
・Claris FileMaker Server 管理者が知っておきたい Infrastructure as Code(Claris ジャパン公式YouTubeチャンネル)
・The CentOS Project
・Serverspec
・Ansible Documentation
・Git
・GitHub
・GitLab
・Claris Marketplace(Claris International Inc.)
・fmcsadmin(株式会社エミック)
・FMプラン(株式会社エミック)
(2022年3月18日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
Claris FileMaker 19とApple M1
February 01, 2021
Claris FileMaker Pro 19.1.3以降はRosetta 2によりApple M1チップとの互換性があるとClaris ナレッジベースで案内されています。
Claris FileMaker Pro 19をApple M1チップ搭載のMac上ではじめて起動する際にはバイナリコードの変換に10秒から20秒要しますが、変換が完了すればその後は起動に時間がかかることはありません。
Claris FileMaker Server 19.2.1についてはRosetta 2によりApple M1チップ上で動作が検証されていて互換性がありますが、PHPが動作しない点やターミナルアプリケーションを使ってFileMaker Serverを停止させることができない問題などが確認されています(2021年1月現在)。
[関連]FileMaker 製品と macOS Big Sur および Apple M1 との互換性(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Server 19.2.1のWeb公開エンジンとJava
January 26, 2021
macOS版およびWindows Server版のClaris FileMaker Server 19.2.1では、FileMaker Serverをインストールする前にJavaもしくはOpenJDKをインストールした上でJAVA_HOME環境変数を設定することで追加の操作なしでWeb公開エンジンを有効にできるようになっています。
FileMaker Server 18.0.2以降では、Web公開エンジンを使用する前にFileMaker Server Admin Console経由でJavaもしくはOpenJDKを手動でアップロードおよびインストールする必要がありました。FileMaker Server 19.2では、JAVA_HOME環境変数を読み取ることにより、すでにインストールされているJavaもしくはOpenJDKを自動的に検出できるようになっています。
なお、FileMaker Server for LinuxではOpenJDKがデフォルトでインストールされて使用されるようになっており、追加の設定は特に必要ありません。
[関連]Claris FileMaker Server 19.2.1の提供が開始(FAMLog)、macOS および Windows 上で Web 公開をしようする場合の、JAVA_HOME 環境変数の活用について(Claris ナレッジベース)
Get(アクティブポータル行番号)関数
January 22, 2021
Claris FileMaker ProのGet(アクティブポータル行番号)関数は、フォーカスが含まれているポータル行を表す番号を返します。現在のファイルで複数のウインドウが開いている場合、一番手前にあるウインドウの結果のみが返されます。
Claris FileMaker Proにおけるポータルは、レコードを各行に1つずつ一覧表示するレイアウトオブジェクトです。ポータルを使用すると関連テーブルまたは現テーブルのレコードを表示できます。
Get(アクティブポータル行番号)関数は、ポータル行にフォーカスがない場合には「0」を返します。また、特定のポータル行を選択せずに、かつ特定のポータル行内でオブジェクトをアクティブにせずにポータルに移動した場合も「0」を返します。
Get(ウインドウ名)関数
January 21, 2021
Claris FileMaker ProのGet(ウインドウ名)関数は、スクリプトが実行されているウインドウの名前を返します。
ウインドウ名は[ウインドウタイトルの設定]スクリプトステップを使用して設定することができますが、Get(ウインドウ名)関数はウインドウがない場合には空の文字列を返します。
なお、スクリプトが実行されているウインドウは一番手前のウインドウではない場合もあるので、その点には留意する必要があります。
Claris FileMaker Goと[ズームの設定]スクリプトステップ
January 20, 2021
Claris FileMaker Proの[ズームの設定]スクリプトステップは、画面上の表示倍率を設定する際に使用します。
[ズームの設定]スクリプトステップで設定できる設定できる縮小率は100%、75%、50%または25%で、設定できる拡大率は150%、200%、300%または400%です。ただし、Claris FileMaker Goの場合には最大倍率は200%という仕様になっています。
なお、[ズームの設定]スクリプトステップの[ロック]オプションを使用すると、利用者が表示倍率を変更できなくなります。[ロック]オプションを使うことで、FileMaker Goでダブルタップやピンチアウト、ピンチインによる画面の拡大縮小をできないように設定できます。
[関連]Get(ウインドウのズームレベル)関数(FAMLog)
Get(ウインドウのズームレベル)関数
January 19, 2021
Claris FileMaker ProのGet(ウインドウのズームレベル)関数は、現在のウインドウにおけるズーム倍率を返します。
FileMaker Proでは[ズームの設定]スクリプトステップを使用することで画面上の表示倍率を設定できます。設定できる縮小率は100%、75%、50%または25%で、設定できる拡大率は150%、200%、300%または400%です。[縮小表示]オプションを選択するとズームレベルを1レベル縮小し、[拡大表示]オプションを選択するとズームレベルを1レベル拡大します。
Get(ウインドウのズームレベル)関数はバージョン8で追加された関数です。なお、FileMaker WebDirectではこの関数はサポートされないため常に「100」を返します。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)、FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数(FAMLog)