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FileMaker Server 18の改善点:FileMaker Data API

September 05, 2019

FileMaker Server 18では、FileMaker Data APIの機能が強化され、FileMaker Data APIで各種メタデータやレコード数に関する詳細情報を新たに取得できるようになっています。

バージョン18のFileMaker Data APIでは、以下に挙げるメタデータの取得がサポートされています。

・ホストに関する製品情報
・共有データベースの名前
・共有データベース内の使用可能なFileMakerスクリプトの名前
・共有データベース内の使用可能なレイアウトの名前
・共有データベース内の特定のレイアウトに関するその他のメタデータ

さらに、カスタムWeb公開と同様、レコード総数、対象レコード全体のレコード数、およびフィルタ済みの対象レコード数に関する情報も取得できるようになっており、機能面ではようやく実用段階に入ったと言えます。

[関連]FileMaker 18 Data API ガイド(FileMaker)、FileMaker Server 17の新機能:FileMaker Data API(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:完全アクセスのないアカウントを管理するアクセス権

September 03, 2019

FileMaker Pro 18 Advancedでは、完全アクセスのないアカウントを管理するアクセス権が新たに導入されています。

バージョン18の[アクセス権セットの編集]ダイアログボックスには[完全アクセスのないアカウントを管理]という設定項目が追加されています。[完全アクセスのないアカウントを管理]アクセス権が割り当てられているアカウントである場合には、[完全アクセス]アクセス権セットが付与されていなくても、アカウントアクセス管理や既存のアクセス権セットの割り当てを実行できるようになります。

ただし、[完全アクセス]アクセス権セットが割り当てられているアカウントの有効化・無効化や、[完全アクセス]アクセス権セットを任意のアカウントに割り当てることはできません。

[関連]FileMaker Pro Advanced の [セキュリティの管理] ダイアログボックスの変更(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Cloud 1.18.1が登場

August 22, 2019

Claris International社がFileMaker Cloud 1.18.1を発表しています。

OpenSSLがバージョン1.1.1に更新されたFileMaker Cloud 1.18.1では、/var/logディレクトリ内のログファイルのうち1つのファイル容量が大きくなりすぎる問題や、FileMaker Web Data Connector 2.2 for Tableau を使用するときに発生する増分更新の問題などが修正されています。FileMaker Cloud 1.18.1はFileMaker 18 プラットフォーム以降のクライアントと互換性があります。

なお、FileMaker Cloud for AWS 1.x シリーズは廃止予定であり、FileMaker Cloud for AWS 1.19がこのシリーズの最終バージョンになるとのことです。将来登場する新しいFileMaker Cloud製品がFileMaker Cloud for AWSを置き換える予定となっていますが、現時点では詳細は不明です。

[関連]FileMaker Cloud for AWS 1.18.1 リリースノート(FileMaker)、FileMaker 18 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

第48回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ

August 21, 2019

2019年10月19日(土)午前10時より「第48回カスタムWeb勉強会」を開催します。

FileMaker ServerのカスタムWeb公開やFileMaker Data APIに関する、出席者全員参加型の勉強会として進めてきましたが、2018年8月から読書会形式として開催しています。

「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」を読んで、参加者の間で知識を共有したり議論をしていきます。時間を決めて黙読した後、内容について議論していく予定です。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。

https://www.famlog.jp/cwpstudy/48

Tag: FileMaker

FileMaker Developer Conference 2019の基調講演動画が公開

August 20, 2019

2019年8月上旬に開催されたFileMaker Developer Conference 2019の基調講演動画がYouTubeで公開されています。

公開されている基調講演動画は、「DevCon '19 Opening Keynote」と「DevCon '19 Platform Visionary Keynote」の2本です。その他に「DevCon '19 Recap」という動画も公開されています。

動画では、今後登場する予定であるFileMaker Cloud 2やClaris Connect、FileMakerプラットフォームで将来搭載される機能などに関する話題について触れられています。

[関連][動画]DevCon 2019 Day 2(Not Only FileMaker)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:名前を付けて XML として保存

August 14, 2019

FileMaker Pro 18 Advancedでは、FileMaker Pro Advancedのデータベースファイルを、スキーマ、レイアウト、スクリプトなどの各部分を表すXML形式として保存できるようになっています。

XMLファイルはテキストであるため、ファイルをGitなどのバージョン管理システムに保存し、各バージョンを比較することが可能です。ファイルのコピーをXMLとして保存するには、[名前を付けて XML として保存]スクリプトステップもしくは[ツール]メニュー>[名前を付けて XML として保存...]を使用します。なお、当該メニュー項目を使用するには[環境設定]ダイアログボックスの[一般]タブで[高度なツールを使用する]を選択した後にFileMaker Pro Advancedを再起動する必要があります。

上記のXML形式は、ユーザーからのフィードバックを収集するためのプレビュー機能として提供されています。今後のバージョンで大幅に変更される可能性があることから、運用システムでの使用は想定されていないのでその点は注意が必要です。

Tag: FileMaker

FileMaker 18 資格認定試験の日本語版が開始

August 13, 2019

FileMaker 18 プラットフォームに対応した日本語の資格認定試験の提供が開始されています。

FileMaker資格認定は、Claris International Inc.(旧FileMaker, Inc.)によって提供される公式の資格認定です。FileMaker 18 資格認定試験の合格者は、認定証の授与に加え、Webサイトや名刺でFileMaker資格認定ロゴを使用できます。

資格認定試験「Developer Essentials for FileMaker 18」は、ピアソンVUEが提供する世界中の試験会場で、コンピューターを使用して実施されます。日本語のほか英語でも受験でき、受験料は18,000円(税別)です。

[関連]FileMaker, Inc.がClaris International Inc.に社名を変更(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Master Book 中級編(バージョン18対応)

August 09, 2019

FileMaker 18に対応したトレーニング教材「FileMaker Master Book 中級編」が無料でダウンロードできるようになり、冊子版の販売も開始されています。

本書は、FileMaker Pro Advancedでカスタム Appを作成したことがある方が「ネットワーク上で共有されて、複数人が利用するカスタム Appの作成について学ぶこと」を目的としています。FileMaker Master Bookは、中級編だけでなく、6月に発売済みの初級編および今後発売予定の上級編からなる全3部構成となっています。

FileMaker Master Book 中級編の冊子版はFileMaker Storeでは2,800円(税別)で販売されていますが、PDF版であれば無料でPDFファイルをダウンロードできます。

[関連]FileMaker Master Book 初級編(バージョン18対応)(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 18の復元ログフォルダ

August 08, 2019

FileMaker Server 18では、起動復元機能で使用する復元ログは通常下記のフォルダ内に書き込まれます。

(macOS)
/Library/FileMaker Server/Data/Restoration/

(Windows Server)
[ドライブ名]:\Program Files\FileMaker\FileMaker Server\Data\Restoration\

FileMaker Admin APIを使用すれば、復元ログを保存するためのフォルダパスを指定、変更することができます。最適な結果を得るには、復元ログフォルダの場所を別のディスクドライブに変更することが推奨されます。

なお、起動復元はデータベースバックアップの代用にはなりません。ディスクが損傷している場合はFileMaker Serverで起動復元を使用できないのでその点には留意する必要があります。

[関連]FileMaker Server 18の新機能:起動復元

Tag: FileMaker

FileMaker, Inc.がClaris International Inc.に社名を変更

August 07, 2019

FileMaker, Inc.がClaris International Inc.(クラリス インターナショナル インク)に社名を変更したと、ファイルメーカー社が発表しています。

あわせてFileMaker, Inc.の日本法人であるファイルメーカー社も2019年8月20日付けで「クラリス・ジャパン株式会社」(英語表記:Claris Japan, Co., Ltd.) に社名を変更するとのことです。

今回の社名変更に加えて、Stamplay社を買収したことも発表されており、Claris社はStamplayのサービスを統合した新サービスであるClaris Connectの提供を開始する予定であるとのことです。

Tag: FileMaker

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