FAMLog
ScriptMaster 5が公開
June 15, 2017
360Worksが無償で利用可能なFileMakerプラグインであるScriptMasterの新バージョン「ScriptMaster 5」を2017年5月に公開しています。
ScriptMasterは、Javaプラットフォーム用のスクリプト言語であるGroovyを使用してScriptMasterのモジュールを記述することにより、FileMaker Proでさまざまな機能拡張を行うことができるプラグインです。バージョン5では、JRE(Java Runtime Environment)を同梱することで、別途Javaをインストールする必要がなくなっています。また、FileMaker Cloudにも対応しています。
現時点でのScriptMasterの最新バージョンはバージョン5.05です。FileMakerプラグインの生成、クリップボードへのアクセス、およびFileMakerのSQLエンジンへのアクセスができるAdvanced版の価格は年間95ドルです。
macOS版FileMaker Server 16に含まれるNode.jsのバージョンを確認する
June 02, 2017
nodeコマンドを使用することで、macOS版のFileMaker Server 16に同梱されているNode.jsのバージョンを確認できます。
FileMaker Server 16.0.1がインストールされているmac OS Sierra 10.12.5では、FileMaker Server 16のFileMaker Data API エンジンで使用しているNode.jsのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ "/Library/FileMaker Server/node/bin/node" -v
[実行結果]
v6.9.2
現時点におけるFileMaker Serverの最新バージョンはバージョン16.0.1です。FileMaker Server 16.0.1にはNode.js 6.9.2が同梱されています。
[関連]FileMaker Server 16の新機能:FileMaker Data API (Trial)(FAMLog)
FileMaker Server 16の新機能:FileMaker WebDirectで500同時接続をサポート
June 01, 2017
FileMaker Server 16では、FileMaker WebDirectで同時に500ユーザーまでサポートされるようになり、Webブラウザーを使用してより多くのチームメンバーが同時に接続できるようになっています。
1台のマスタマシンと最大5台のFileMaker WebDirect ワーカーマシンを構成することで、各ワーカーマシンは最大100のFileMaker WebDirectクライアントをサポートできます。これにより、FileMaker WebDirectで最大500同時接続がサポートされるようになっています。
従来のバージョンでは、1台のサーバーでは実質5同時接続までとなっており、FileMaker WebDirectのクライアント数が5を超える場合には複数台のサーバーを利用することが推奨されていました。接続数の上限はハードウェアの構成、アプリケーションのデザイン、オペレーティングシステムおよびライセンス契約に依存しますが、バージョン16では1台のサーバーで最大100のFileMaker WebDirectクライアントをサポートすることができるようにパフォーマンスやスケーラビリティが改善されています。
[関連]FileMaker Server 16 のコンポーネントと展開の代替(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Server 16の新機能:FileMaker Data API (Trial)
May 31, 2017
FileMaker Server 16では、他のアプリケーションやサービスでFileMakerデータベースのデータを利用できる、RESTベースの「FileMaker Data API」が新機能として追加されています。
FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能であり、2018年9月27日が試用期限となっています。試用期間終了後、FileMaker Data APIを利用できなくなるので注意が必要です。
FileMaker Data APIのライセンスモデルが将来導入される計画となっており、FileMaker Data APIを引き続き使用するには試用期間が終了する前にFileMakerプラットフォームの最新バージョンにアップグレードする必要があるとのことです。
FileMaker Pro 13とFileMaker Go 13はFileMaker Server 16に接続不可
May 29, 2017
FileMaker Pro 13、FileMaker Pro 13 AdvancedおよびFileMaker Go 13は、FileMaker ServerでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン16のFileMaker Serverには接続できません。
FileMaker Server 16に接続するクライアントアプリケーションとしてサポートされているFileMaker Pro、FileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Goのバージョンはバージョン14.0.4以降となっています。FileMaker Pro 16のデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲していますが、バージョン13のFileMakerソフトウェアからFileMaker Server 16に接続することはできないので要注意です。
なお、FileMaker 13 製品ラインのテクニカルサポートは2017年9月22日をもって終了する予定となっています。
[関連]FileMaker Server 16でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)、
FileMaker 13 製品ラインのサポート終了のお知らせ(FileMaker ナレッジベース)
2017年5月「INTER-Mediator勉強会2017-#3」発表資料
May 25, 2017
2017年5月24日に行われた「INTER-Mediator勉強会2017-#3」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:FileMaker Server 16の新機能と改善点(PDF形式/ファイルサイズ:約980KB)
「FMS16_NewFeatures.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
73e37fb4c5e4536c0d87cf6596052a173c2e0fed98b18806ba0cc1e3564d256d
■関連リンク
・FileMaker Server 16 ヘルプ(FileMaker)
・FileMaker Server 16 リリースノート(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker 16 プラットフォームのその他の動作変更(FileMaker ナレッジベース)
・Deprecated features in FileMaker 16(FileMaker Knowledge Base)
(2022年5月1日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker Server 16で非推奨になった機能
May 24, 2017
FileMaker, Inc.が、2017年5月にFileMaker Server 16で非推奨になった機能についてFileMaker Knowledge Baseで案内しています。
FileMaker Server 16において非推奨となり今後廃止される予定の機能一覧は下記の通りです(2017年5月現在)。
・スタンバイサーバー
・Windows Server 2008 R2のサポート
上記の内容は今後サポートされなくなる可能性がある項目であり、別のAPI、技術または代替機能を利用するようにソリューションを変更したり、利用環境を更新することが推奨されています。
[関連]FileMaker 15で非推奨になった機能(FAMLog)、FileMaker Server 16 Technical Specifications(FileMaker)
FileMaker Server 16でサポートされるクライアントアプリケーション
May 23, 2017
FileMaker Server 16でサポートされているクライアントアプリケーションには、以下のものがあります。
・FileMaker Pro(バージョン16、15および14)
・FileMaker Pro Advanced(バージョン16、15および14)
・FileMaker Go(バージョン16、15および14)
・iOS App SDKを使用して作成されたiOSアプリケーション
・FileMaker WebDirect
・FileMaker クライアントドライバを使用するFileMaker ODBCおよびJDBCクライアントアプリケーション
・Web公開エンジンを使用してデータにアクセスするWebブラウザーや他のアプリケーション
・FileMaker Data APIを使用してデータにアクセスするWebブラウザーや他のアプリケーション
FileMaker Go、FileMaker WebDirect、FileMaker Pro(ユーザ接続ライセンスクライアント)およびiOS App SDKを使用して作成されたiOSアプリケーションからFileMaker Server 16にアクセスするにはFileMaker Server 接続ライセンス(同時接続ライセンスもしくはユーザ接続ライセンス)が必要です。
なお、有償のFileMaker ProやFileMaker Pro Advanced、カスタムWeb公開(CWP)、FileMaker Data APIそしてODBC/JDBCを利用する場合にはFileMaker Server 接続ライセンスは不要です(2017年5月現在)。
[関連]FileMaker Server 15でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)
2017年5月「Frontiers' Conference 2017」発表資料
May 22, 2017
2017年5月20日から5月21日にかけて行われた「Frontiers' Conference 2017」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:「FileMaker Server管理者のためのServerspec入門(2017年版)」(PDF形式/ファイルサイズ:約180KB)
「serverspec-and-filemaker-server-2017.pdf」のSHA-2ダイジェスト:
0a4951ab93c746b1022dc093d20ebe9a9dc7b81c353305317f3a7433ed41f620
■関連リンク
・http://serverspec.org/
・https://github.com/mizzy/serverspec
・https://www.slideshare.net/mizzy/serverspec-hbstudy45
・https://www.slideshare.net/mizzy/serverspec-at-testing-framework-meeting
[関連]2010年10月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)、2013年6月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)
(2022年4月21日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker Pro 16の動作環境
May 16, 2017
macOS版FileMaker Pro 16およびFileMaker Pro 16 Advancedの動作環境は、OS X El Capitan v10.11もしくはmacOS Sierra 10.12となっており、OS X Yosemite v10.10が動作環境の対象から外されています。
Windows版FileMaker Pro 16およびFileMaker Pro 16 Advancedの動作環境は、Windows 7 SP1(Professional EditionおよびUltimate Edition)、Windows 8.1(Standard EditionおよびPro Edition)もしくはWindows 10(Pro EditionおよびEnterprise Edition)となっています。バージョン15と同様、Windows版では32ビットバージョンと64ビットバージョンの2つのバージョンが用意されています。
なお、Windowsでは、FileMaker Proおよびランタイムソリューションに、Microsoft .NET Frameworkのバージョン4.6以上が必要となっています。
[関連]FileMaker Pro 16 および FileMaker Pro 16 Advanced リリースノート(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 15の動作環境(FAMLog)