FAMLog
FileMaker Server 16のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー
May 12, 2017
FileMaker Server 16では、FileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーが一部変更されています。
バージョン16では、Safari 9およびMobile Safari 9がサポート対象外となり、Google Chromeはバージョン55以上、Microsoft Edgeはバージョン38に対応しています。FileMaker Server 16のFileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーは次の通りです。
・macOSの場合:Safari 10.0.x、Google Chrome 55以上
・Windowsの場合:Google Chrome 55以上、Internet Explorer 11.x、Microsoft Edge 38
・iOSの場合:iOS 10.x上のMobile Safari 10.0.x
・Androidの場合:Android 6.x上のGoogle Chrome 55以上
サポートされるモバイルデバイスは、iOSの場合はiPad Pro(12.9インチおよび9.7インチ)、iPad Air 2、iPad mini 4、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 6sおよびiPhone 6s Plusとなっています。Androidについては、2GB以上のRAM、1.4GHzおよびクアッドコアプロセッサー以上、そして5インチ以上の画面サイズが必要条件となっています。
[関連]FileMaker Server 15のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー(FAMLog)、FileMaker Server 16 技術仕様(FileMaker)
FileMaker Pro 16はFileMaker Pro 12のファイル形式を踏襲
May 11, 2017
FileMaker Pro 16のデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲しています。
同じファイル形式であり、ファイル拡張子は「fmp12」のままであるため、FileMaker Pro 16、FileMaker Pro 16 AdvancedおよびFileMaker Go 16はFileMaker 12のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。
ただし、FileMaker Pro 16では新しい機能や関数が追加されています。FileMaker Pro 16の新機能を利用して作成されたデータベースファイルを旧バージョン(バージョン12、13、14および15)で開いた場合には、適切に動作しない部分が出てくる可能性があるので注意が必要です。
[関連]FileMaker Pro ファイルを「.fmp12」ファイル形式に変換(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker 16 プラットフォームが登場
May 10, 2017
ファイルメーカー社が、FileMaker 16 プラットフォームを2017年5月10日から販売を開始すると発表しています。
FileMaker 16 プラットフォームの各製品は日本国内では下記の価格にて販売され、「FileMaker Go 16」についてはiTunes App Storeから無料で入手可能です。
・FileMaker Pro 16:38,000円(税別)
・FileMaker Pro 16 Advanced:63,000円(税別)
・FileMaker Server 16:99,000円(税別、ボリュームライセンスのみ)
・FileMaker Licensing for Teams (FLT) 5 ユーザ接続:96,000 円(年間利用料金、最大500ユーザ接続まで購入可能)
FileMaker Go、FileMaker WebDirectもしくはFileMaker Pro(ユーザ接続用)からFileMaker Server 16にアクセスするには、有償のFileMaker Server 接続ライセンス(同時接続ライセンスもしくはユーザ接続ライセンス)が必要です。なお、FileMaker Pro 16では、OS X Yosemite v10.10はサポート対象外となっています。
FileMaker Go 15の新機能:App Extensionsによる他のiOSアプリとの連携
May 01, 2017
FileMaker Go 15ではApp Extensionsが新たにサポートされています。
App ExtensionsがサポートされたFileMaker Go 15では、iOSデバイス上にある他のアプリケーションに備わっている固有の機能を活用してFileMakerデータベースのコンテンツを共有および修正できます。
モバイルプリンターにデータを送信したり、写真編集アプリで写真を修正したり、会社専用アプリと情報交換するなど、以前のバージョンと比べてさまざまなことが新たにできるようになっています。
[関連]FileMaker Go 15の新機能:クラウドストレージサービスとの連携(FAMLog)
FileMaker Server 15でサポートされているPHPのバージョン
April 28, 2017
FileMaker Server 15に付属するFileMaker API for PHPは、バージョン5.5および5.6のPHPをサポートしています。
FileMaker Server 15のPHPを使用したカスタムWeb公開では、当初はバージョン5.5のPHPが動作条件となっていて、Windows ServerおよびOS X El Capitan v10.11ではPHP 5.5.31で、OS X Yosemite v10.10ではPHP 5.5.14で動作検証が行われています。FileMaker Server 15.0.3ではPHP 5.6.24がインストールされますが、macOSでPHP 5.6(5.6.24)を利用できるのはmacOS Sierra 10.12のみとなっています。
2017年4月28日現在、PHP 5.6系統の最新バージョンはPHP 5.6.30、PHP 7.0系統の最新安定バージョンはPHP 7.0.18、PHP 7.1系統の最新安定バージョンはPHP 7.1.4です。PHP 5.5系列はすでにメンテナンスされていない状況となっており、PHP 5.6系列は2018年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
[関連]FileMaker Server 15 の動作環境(FileMaker ナレッジベース)、ソフトウェア アップデート: FileMaker Server 15.0.3(FileMaker ナレッジベース)
Get(ウインドウスタイル)関数
April 26, 2017
FileMaker ProのGet(ウインドウスタイル)関数は、スクリプトが実行されているウインドウのスタイル情報を示す数値を返します。
この関数が返す値は次の通りです。例えば、関数が評価される時に現在のウインドウがドキュメントウインドウの場合は「0(ゼロ)」を返します。
・「0」:ウインドウがドキュメントウインドウの場合
・「1」:ウインドウがフローティングドキュメントウインドウの場合
・「2」:ウインドウがダイアログウインドウの場合
スクリプトが実行されているウインドウは、一番手前のウインドウではない場合もあります。なお、常にフルスクリーンでドキュメントウインドウが表示されるFileMaker Goではフローティングドキュメントウインドウとダイアログウインドウはサポートされていません。
[関連]FileMaker Pro 12の新機能:バージョン12で追加された関数一覧(FAMLog)
第34回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
April 24, 2017
2017年6月17日(土)午前10時より「第34回カスタムWeb勉強会」を開催します。
カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FX.php、FMCakeMix、INTER-Mediator、Rfm、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/34
Get(ネットワークタイプ)関数
April 20, 2017
FileMaker ProのGet(ネットワークタイプ)関数は、FileMaker Goで現在のファイルへのアクセスに使用されているネットワークの種類を示す数値を返します。
この関数が返す値は次の通りです。
・「0」:現在のファイルがiOSデバイス上にあるローカルファイルの場合
・「1」:ネットワークタイプが不明な場合
・「2」:携帯電話ネットワークの場合
・「3」:Wi-Fiネットワークの場合
なお、iOS以外ではこの関数はサポートされておらず、FileMaker ProやFileMaker WebDirect等では空の文字列を返すようになっています。
[関連]FileMaker Pro 13の新機能:バージョン13で追加された関数一覧(FAMLog)
FileMaker Pro 15の新機能:ポータルの進行状況バー
April 17, 2017
FileMaker Pro 15およびFileMaker Go 15では、ポータルにおけるデータのソートとフィルタリングが他の処理とは別に行われるようになったため、これらの処理が実行中の間でもFileMaker ProやFileMaker Goを継続して操作できるように改善されています。
FileMaker 15では、ポータルに設定された処理(ソートやフィルタリング、結合の解決など)が表示されるまでに1秒以上の時間を必要とする場合には進捗インジケーターが表示されます。処理の実行中はポータルには進捗インジケーターと共にポータルの背景だけが表示され、処理が完了すると進捗インジケーターがポータルの内容で置き換えられます。
なお、ポータルに進捗インジケーターを表示するのに十分なサイズがないときには、進捗インジケーターは表示されません。
[関連]FileMaker Pro でのポータルのインライン プログレスバーのサポート(FileMaker ナレッジベース)
小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド Pro 15/14対応
April 12, 2017
業務の効率化に関心のある中小企業の担当者向けにFileMaker製品を利用したデータベースの作成および運用方法を解説した書籍「小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド Pro 15/14対応」は2016年9月に発売された書籍です。
この書籍は、2014年に発行された「小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド Pro13/12/11/10対応」のバージョン14・15対応版であり、電子書籍版も用意されています。
業務に役立つサンプルアプリケーションの作成手順だけでなく、システムで実現したい業務の問題や課題を洗い出すための情報システム設計の基礎知識についても解説されています。
定価:2,800円(税別)
サイズ:B5変型
ページ数: 304
著者:富田 宏昭
出版社:翔泳社
ISBN:978-4798144535[Amazon.co.jpで購入...]