FAMLog
Claris FileMaker Server 19.6.1の改善点:Admin Console上での証明書署名要求 (CSR)の作成
March 06, 2023
Claris FileMaker Server 19.6.1では、FileMaker Server Admin Console上で証明書署名要求 (CSR)とプライベートキーを作成する際に、既存のプライベートキーファイルを置き換えるかどうか選択できるようになっています。
Admin Consoleの[構成]>[SSL 証明書]タブにおいて[CSR を作成]ボタンを押すとCSRファイル(serverRequest.pem)とプライベートキーファイル(serverKey.pem)を作成するダイアログボックスが表示されます。
そのダイアログボックスにおいて必要な情報を入力した後に[作成]ボタンを押した際に、すでにCSRファイルとプライベートキーファイルが作成されていた場合、従来のバージョンでは「serverCustom.pem」ファイルと「serverKey.pem」ファイルを削除している状態でなければ作成処理を進めることができませんでした。バージョン19.6.1では、プライベートキーファイルを置き換えるかどうか確認されるようになっており、証明書の更新手続きを考慮した改善が図られています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の新機能:Admin Console上での証明書署名要求 (CSR)の作成(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.3のサポート終了予定月
February 27, 2023
Claris FileMaker Server 19.3は2023年7月にサポートが終了する予定となっています。
2023年2月27日現在、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverの最新バージョンはそれぞれバージョン19.6.3です。FileMaker 19.3は2023年7月にサポートが終了する予定となっているため、2023年8月以降においてサポートされるFileMaker製品はバージョン19.4以降となります。
なお、FileMaker製品のサポートポリシーは2019年末頃から変更されており、提供開始日から2年経過すると当該バージョンのサポートを終了するようになっています。
[関連]Claris の新しいサポートポリシー(Claris ナレッジベース)、Claris FileMaker Server 19.2のサポート終了予定月(FAMLog)
FMウェブもくもく会 vol.15開催のお知らせ
February 20, 2023
2023年2月26日(日)午前10時より「FMウェブもくもく会 vol.15」を開催します。
FMウェブもくもく会は、Claris FileMakerとWebに関してオンラインで勉強していく会です。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
https://fmweb-mokumokukai.connpass.com/event/275963/
なお、当日午後にはFileMakerもくもく会#86が別途開催される予定となっています。
Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:設定支援インストールでデータベースフィルタリング設定を変更可能に
February 10, 2023
Claris FileMaker Server 19.6.1では、設定支援インストールを使用することでデータベースフィルタリング設定を変更できるようになっています。
[クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ]オプションが初期状態で有効になったFileMaker Server 19.6.1では、「Assisted Install.txt」ファイルに[Filter Databases]オプションが新たに追加されており、インストール時に当該設定を変更できるようになっています。
インストール時に当該設定を無効にするには、作成したインストーラフォルダ内にある登録ファイル「Assisted Install.txt」ファイルを編集し、「Filter Databases=1」を「Filter Databases=0」に変更した上でインストール作業を行います。
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の変更点:[クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ] オプション(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.6.3の提供が開始
February 06, 2023
Claris FileMaker Server 19.6.3の提供が開始されています。
FileMaker Server 19.6.3では、FileMaker Serverで共有されているデータベースをClaris FileMaker Goで開くと時間がかかる問題や、Claris FileMaker Serverで共有されているデータベースに多数のアカウントが含まれていてネットワーク接続で遅延が発生している場合に初めてデータベースを開くのに時間がかかる問題等が修正されています。
なお、バージョン19.6のFileMaker Serverでは、Windows Server 2022 Standard EditionとWindows Server 2022 Datacenter Editionがサポートされていますが、Windows Server 2016 Standard Edition、Windows Server 2016 Datacenter EditionおよびUbuntu 18.04 LTSはサポート対象外になっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.6.2の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Go 19.6.3の提供が開始
February 03, 2023
Claris FileMaker Go 19.6.3の提供が開始されています。
FileMaker GoはiPadおよびiPhone向けに設計された単一のユニバーサルなアプリケーションで、App Storeからダウンロードできます。バージョン19.6.3では、Claris FileMaker Serverで共有されているデータベースを開くと時間がかかる問題が修正されています。
なお、FileMaker Go 19.6を使用するにはiOS 15以降またはiPadOS 15以降が必要であり、iOS 14およびiPadOS 14はサポート対象外となっています。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.6.3の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.6.3の提供が開始
February 02, 2023
Claris FileMaker Pro 19.6.3の提供が開始されています。
FileMaker Pro 19.6.3では、Claris FileMaker Serverで共有されているデータベースに多数のアカウントが含まれていてネットワーク接続で遅延が発生している場合に、初めてデータベースを開くのに時間がかかる問題が修正されています。また、特定の条件下でトランザクション中に構築された索引の値が見つからない問題も修正されています。
Claris FileMaker 19.6.3のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration Tool、Claris FileMaker Custom App Upgrade ToolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。
Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:Admin APIでPKI認証をサポート
January 23, 2023
Claris FileMaker Server 19.6.1では、FileMaker Admin APIで新たにPKI(パブリックキーインフラストラクチャ)での認証がサポートされるようになっています。
バージョン19.6では、FileMaker Serverフォルダの直下にあるToolsフォルダ内にあるAdminAPI_PKIAuthフォルダ内に、プライベートキー、パブリックキーおよびWebトークンの作成に使用できるPythonスクリプトファイルやREADME.txtファイルがインストールされるようになっています。
FileMaker Server Admin Consoleの[管理]ページにある[管理者]タブにおいてFileMaker Admin API用のパブリックキーを追加、編集および削除できますが、PKI認証の使用方法については上述のREADME.txtファイルやClaris FileMaker Server Admin API Reference等を参照する必要があります。
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:LinuxでもカスタムWeb公開 with XMLの利用が可能に
January 20, 2023
Claris FileMaker Server 19.6.1では、FileMaker Server for LinuxでカスタムWeb公開 with XMLがサポートされるようになっています。
バージョン17以降ではFileMaker Server Admin ConsoleにおけるカスタムWeb公開に関する設定項目がなくなっており、バージョン19.6.1でもその点については特に変わりないため、カスタムWeb公開 with XMLを使用するにはfmsadminコマンドを使用して設定を変更する必要があります。
なお、FileMaker Server 19.5.2の提供が開始された際にカスタムWeb公開 with PHPが今後廃止予定であることがClaris ナレッジベースで案内されていましたが、カスタムWeb公開 with XMLについては特に言及されていませんでした。
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、カスタムWeb公開 with PHPの利用が非推奨に(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.6.1の変更点:[クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ] オプション
January 19, 2023
Claris FileMaker Server 19.6.1では、[クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ]オプションが初期状態で有効になっています。
当該オプションは、FileMaker Server Admin Consoleの[構成]>[FileMaker クライアント]>[データベースのフィルタ]において設定を無効化もしくは有効化できます。また、バージョン19.6.1以降であれば、FileMaker Admin APIを使って設定を変更できるようになっています。
上記設定が無効になっている場合には、下記の場所において共有データベースの名称一覧が公開されている状態になっているので注意が必要です。
・Claris FileMaker Proの[ホスト]ダイアログボックス
・Claris FileMaker Goの起動センター
・Claris FileMaker WebDirectの起動センター
・Claris FileMaker Data APIのデータベース名エンドポイント
[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、defaultsコマンドでFileMaker Server 7の設定を変更する (4)(FAMLog)