FAMLog
Xcode 4.3でコマンドラインツールをインストールする手順
March 02, 2012
2012年2月に公開されたXcode 4.3 for Lionでは、Xcodeのインストール時にコマンドラインツールがインストールされないようになっています。
コマンドラインツールをインストールするには、https://developer.apple.com/でメンバー向けに配布されているCommand Line Tools for Xcodeのパッケージをインストールします。
もしくは、Xcodeにおいて[Xcode]メニューの[Preferences...]を選んだ後に[Downloads]をクリックし、[Components]タブの[Command Line Tools]の右側にある[Install]ボタンをクリックします。
Mac OS Xで依存している共有ライブラリの名前とバージョンを確認する
March 01, 2012
Mac OS Xで依存している共有ライブラリの名前とバージョンを確認するにはotoolコマンドを使用します。
otoolコマンドで-Lオプションを使用することで、対象ファイルが依存している共有ライブラリの名前とバージョン情報を出力できます。
[使用例]
$ otool -L /usr/bin/openssl
/usr/bin/openssl:
/usr/lib/libcrypto.0.9.8.dylib (compatibility version 0.9.8, current version 44.0.0)
/usr/lib/libssl.0.9.8.dylib (compatibility version 0.9.8, current version 44.0.0)
/usr/lib/libSystem.B.dylib (compatibility version 1.0.0, current version 159.1.0)
otoolコマンドを利用するにはXcodeをインストールする必要があります。ただし、2012年2月にリリースされたXcode 4.3 for Lionでは別途コマンドラインツールをインストールする作業が必要になります。
Mac OS Xの次期メジャーバージョンはOS X Mountain Lion
February 16, 2012
Appleが、Mac OS Xの次期メジャーバージョンとなるOS X Mountain Lionを今夏後半に出荷する予定であると発表しています。
OS X Mountain Lionには、メッセージやリマインダー、Game Center、Notification Center、AirPlay MirroringなどがOS Xに新機能として含まれる予定となっています。
OS X Mountain Lionは、今夏Mac App Store経由で有料アップグレードとして提供される予定ですが、価格などの詳細はまだ公表されていません。
(2012/02/18追記:「Mac OS X Mountain Lion」という表記を「OS X Mountain Lion」に変更・修正しました。)
Mac OS XでIPv6の一時アドレスを使用しているか確認する
February 15, 2012
Mac OS XでIPv6の一時アドレスを使用しているか確認する方法の1つにsysctlコマンドを使用する方法があります。
Mac OS XにおいてコマンドラインインターフェースでRFC 3041で定義されているIPv6拡張機能を使用しているかどうかを確認するには、ターミナルで次のように入力します。
[実行例]
$ sysctl -n net.inet6.ip6.use_tempaddr
1
「1」と出力されていればIPv6の一時アドレスが有効、「0」と出力されていればIPv6の一時アドレスが無効になっていることが分かります。なお、特に設定を変更していなければ、OS X Lionでは1、Mac OS X Snow Leopardでは0と表示されます。
Bentoが全世界で100万本の出荷を記録
January 10, 2012
FileMaker社が2012年1月3日(米国時間)に、MacおよびiOS用のパーソナルデータベースであるBentoの出荷数が全世界で100万本を突破したと発表しています。
Bento for Macのデータベースは7か国語で利用可能で、Bento for iPhoneやBento for iPadと同期させることもできます。
Bento for Macは、パブリックプレビュー版が2007年に公開、翌2008年に最初の製品版が発売されました。3回のメジャーバージョンアップを経て、現在の最新版はバージョン4.0.6となっています。2009年にはBento for iPhoneが、2010年にはBento for iPadが発売され、Mac OS XだけでなくiOSにも対応しています。
Mac OS Xで64ビットカーネルを使用しているか確認する
December 22, 2011
Macで64ビットカーネルを使って起動しているか確認する方法の1つにsysctlコマンドを使用する方法があります。
Mac OS Xにおいてコマンドラインインターフェースで64ビットカーネルを使っているかどうかを確認するには、ターミナルで次のように入力します。
[実行例]
$ sysctl -n hw.machine
x86_64
「x86_64」と出力されていれば64ビットカーネルで、「i386」と出力されていれば32ビットカーネルで起動していることが分かります。なお、64ビットカーネルで起動しているかどうかについての情報は「システムプロファイラ」アプリケーションを使用して確認することも可能です。
Mac OS XでUUIDを生成する
December 21, 2011
Mac OS XおよびMac OS X Serverにおいて、UUID(Universally Unique IDentifier、汎用一意識別子)を生成する方法の1つにuuidgenコマンドを使用する方法があります。
UUIDをコマンドラインインターフェースで生成するには、ターミナルで次のように入力します。
[使用例]
$ uuidgen
C5DB4353-9309-44C9-8C7B-21711B9C8A1A
OS X Lion Serverを無効にする方法
December 20, 2011
OS X Lion Serverでは、サーバアプリケーション(Server.app)の「設定」セクションにある「システムリソースをサーバのサービスに専属的に割り当てる」オプションを無効にすることでOS X Lion Serverの機能を無効にできます。
OS X Lion Serverで使用するサーバアプリケーション(Server.app)は、OS X Lionに一連のサービスを追加できるアプリケーションです。インストールしたLion Serverを使う必要がなくなった場合は、上記オプションを無効にします。Server.appを削除しても構いませんが、必須ではありません。
なお、上記オプション設定を変更すると、再起動する必要がある旨のメッセージが表示されます。
[関連]OS X Lion Serverでシステムリソースの割り当てを調整する(FAMLog)
OS X LionでFTPサービスを使用する場合にはコマンドラインを利用
December 19, 2011
OS X LionおよびOS X Lion Serverでは、システム環境設定やサーバアプリケーションを使用してFTPサービスを有効にすることができなくなっています。
LionでFTPサービスを利用する場合には、dseditgroupコマンドやlaunchctlコマンドを使用しますが、FTPは通常通信内容が暗号化されないためFTPの代わりにSFTP等を使用することが推奨されます。
なお、Lion Serverは、FTPサーバーにtnftpdを使用します。詳細はmanページに記載されていて、下記のコマンドで参照できます。
$ man ftpd
[関連]Lion Server:FTP サービスを有効にする(アップル)
OS X LionはUnicode 6.0の絵文字をサポート
December 16, 2011
OS X Lionには「Apple カラー絵文字」フォントが収録されるようになり、Unicode 6.0の絵文字を利用できるようになっています。
絵文字を入力する方法の1つに、文字ビューアを使用する方法があります。文字ビューアを使用するには、システム環境設定の「言語とテキスト」パネルにある「入力ソース」タブをクリックして、「キーボードビューアと文字ビューア」にチェックをつけます。
その後、メニューバーにある入力メニューから「文字ビューアを表示」を選択し、文字ビューア内で「絵文字」をクリックしてから、使用したい文字をダブルクリックすることで絵文字を入力できます。
[関連]iOS:絵文字に関する問題のトラブルシューティング(アップル)