FAMLog
Mac OS X v10.4 Server "Tiger" Sneak preview
July 22, 2004
Mac OS X v10.4 Server "Tiger"では、Software Update Server、iChat Server、Weblog Server、Mobile Home DirectoriesおよびXgrid 1.0が新サービスとして追加され、200以上の新機能が用意されています。
Weblog ServerはJavaで記述されたオープンソースの「Blojsom」がベースとなっています。
柔軟にアクセス権を割り当てるための仕組みであるアクセス制御リスト(ACL)が導入され、小規模なネットワーク・サーバー環境のインターネットゲートウェイ、Firewall、VPNなどの構成プロセスを容易にするアプリケーションとしてGateway Setup Assistantが用意されるなど多くの機能改善点が含まれています。
Mac OS X v10.4 "Tiger"と同じく、Mac OS X v10.4 Server "Tiger"は2005年上半期に販売される予定となっています。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
Mac OS X v10.4 "Tiger" Sneak preview : Safari RSS
July 21, 2004
Mac OS X v10.4 "Tiger"では、RSSニュースフィード受信に対応したWebブラウザー「Safari RSS」が搭載されます。
Safari RSSは、現在インターネットで使われているすべてのRSSフィードに対応し、RSS 0.9、RSS 1.0、RSS 2.0、Atomの各規格をサポートしています。
その他、履歴情報やキャッシュが残らないプライベートブラウジング、ページアーカイブ機能やブックマーク検索が新機能として追加されています。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)
Mac OS X v10.4 "Tiger" Sneak preview : Automator
July 06, 2004
Mac OS X v10.4 "Tiger"では、繰り返しの多い複雑な作業をプログラミングなしで簡素化するのを助けてくれる自動処理アシスタント「Automator」が新機能として追加されます。
Automatorの作業工程は「ワークフロー」と呼ばれ、ドラッグ&ドロップ、ポイント&クリックといった操作で簡単に作ることができます。
作成したワークフローを実行するだけで同じ作業を何度でも自動的に処理することができて、作成したワークフローは別のMacでも実行できます。Automatorは万人向けのAppleScriptという位置づけのものと言えるでしょう。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
Mac OS X v10.4 "Tiger" Sneak preview : Spotlight
July 05, 2004
Mac OS X v10.4 "Tiger"には、Macに保存されているファイルを素早く見つけ出す全く新しい超高速検索機能「Spotlight」が搭載されます。
システムワイドで機能するメタデータ検索エンジンにより、各ファイルの内部に保存されているメタデータを索引化し、その情報を利用して、従来よりもスマートで柔軟かつパワフルな検索を実現します。
Mac OS X v10.4 "Tiger"ではメニューバーにSpotlightの検索フィールドが配置され、ここから検索できるようになっていますが、コマンドラインからもメタデータ検索エンジンを利用することができるようです。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更し、リンク先のページがなくなっていた箇所についてはリンクを削除しました。)
Mac OS X v10.4 "Tiger"のFreeBSD由来の部分はFreeBSD 5.xベースに
July 02, 2004
Mac OS X v10.4 "Tiger"の核となるソフトウェアはMachやFreeBSDなどがベースとなっていますが、FreeBSD由来の部分はFreeBSD 5.xベースにアップグレードされ、機能強化点として下記の項目が挙げられています。
・対称型マルチプロセッシング(SMP)のスケーラビリティ向上
・Systemライブラリ(libSystem)による64ビットメモリポインタのサポート
・アクセス制御リスト
・次世代の起動デーモン(launchd)とアプリケーションロギングの一元化によるネットワークサービスの向上
・アプリケーションのメタデータ検索に用いる「Spotlight」へのコマンドラインによるアクセス
・一般的なUNIXユーティリティでHFS+リソースフォークを適切に扱うことが可能に
・拡張されたUNIX API
64ビットポインタをサポートして最大16エクサバイトの仮想メモリを直接操作できるようになる一方で、従来の32ビットアプリケーションのサポートも継続されています。
(2005/04/12追記:アップルのWebページにおける記述にあわせMachに関する記述を追加し、あわせてタイトルを修正。)
(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更し、リンク先のページがなくなっていた箇所についてはリンクを削除しました。)
WWDC 2004基調講演発表内容
June 29, 2004
WWDC 2004の基調講演で下記のソフトウェア、ハードウェアが発表されました。
・Mac OS X v10.4 "Tiger"
・Mac OS X Server v10.4 "Tiger"
・Xcode 2
・30インチApple Cinema HD Display
Mac OS X v10.4 "Tiger"は2005年上半期に出荷予定で、129ドル(米国)で販売される予定です。また、Xcode 2はMac OS X v10.4 "Tiger"に含まれると案内されています。
Mac OS X Server v10.4 "Tiger"は2005年上半期に出荷予定で、10クライアント対応版は499ドル(米国)、クライアント数無制限版は999ドル(米国)で販売される予定となっています。
(2006/01/03追記:リンク先のページがなくなっていた箇所があったので、その部分についてはリンクを削除しました。)
WWDC 2004
June 28, 2004
Appleが同社製品の開発者に対して技術情報などを提供する場である「Worldwide Developers Conference 2004(WWDC 2004)」が、現地時間2004年6月28日からサンフランシスコでいよいよ開幕します。
今年の基調講演ではMac OS Xの次期メジャーバージョンアップとなる「Mac OS X v10.4 "Tiger"」に関する情報が紹介されるとすでに発表されています。
基調講演は2004年6月28日午前10時(日本時間29日午前2時)から2時間程度行われる予定です。
Apple Remote Desktop 2
June 22, 2004
アップルがApple Remote Desktop 2を発表しています。
Apple Remote Desktop 2を利用すると、ネットワーク上のMac OS Xシステムに対してソフトウェアのインストールやリモート管理を行うことができます。ハードウェアやソフトウェアに関するレポート機能を備え、複数台のMac OS Xシステムを一元管理するための50以上の新機能が含まれています。
Apple Remote Desktop 2は2004年7月下旬より販売され、価格は管理台数10システムまでのものが税込31,290円、管理台数無制限のものが税込52,290円です。
システム条件はMac OS X v10.2.8以降、PowerPC G3、G4、G5プロセッサを搭載するMacintosh、Xserve、Xserve G5の各コンピュータとなっています。
デュアル2.5GHz Power Mac G5
June 10, 2004
アップルが新しいPower Mac G5を発表しています。
全モデルに64ビットPowerPC G5デュアルプロセッサ(1.8GHz、2GHz、2.5GHz)および8倍速SuperDriveを搭載し、デュアル2.5GHzモデルでは水冷システムが採用されています。
デュアル1.8GHzモデルは2004年6月10日より251,790円で、デュアル2GHzモデルは2004年6月12日より314,790円で、そしてデュアル2.5GHzモデルは2004年7月より367,290円で出荷開始予定となっています。
Mac OS X v10.3.4 Update
May 27, 2004
AppleからMac OS X v10.3.4 Updateがリリースされました。
Mac OS X v10.3.4ではMail、Address Book、Safari、Finder、Image Capture、Internet Connect、Preview、Stickies、Installer、System Profiler、Terminalなどが更新されています。
このアップデートにより、USB 2.0で接続されたiPodをiTunesおよびiSyncにて使用可能になっているそうです。
(2007/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)