FAMLog
OpenSSL 1.0.2dとOpenSSL 1.0.1pが公開
July 13, 2015
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.2d」と「OpenSSL 1.0.1p」が公開されています。
OpenSSL 1.0.2dおよびOpenSSL 1.0.1pでは深刻度の高いセキュリティ脆弱性(CVE-2015-1793)が修正されています。OpenSSL 1.0.2bあるいは1.0.2cを使用している場合にはバージョン1.0.2dへ、OpenSSL 1.0.1nあるいは1.0.1oを使用している場合にはバージョン1.0.1pへアップグレードすることが強く推奨されています。
なお、OpenSSLのバージョン0.9.8系統およびバージョン1.0.0系統は2015年12月31日にサポートが終了する予定となっています。
[関連]OpenSSLの脆弱性(CVE-2015-1793)によるAltチェーン証明書偽造の仕組み(ぼちぼち日記)
OpenSSH 6.9が公開
July 08, 2015
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 6.9」が公開されています。
主に不具合の修正を目的としてリリースされたOpenSSH 6.9では、sshとssh-agentでセキュリティ関連の修正が行われています。7月後半にはOpenSSH 7.0が公開される予定となっており、バージョン7.0では廃止予定の機能がいくつか存在し、互換性や既存の設定に一部影響する見込みなので注意が必要です。
なお、バージョン6.7でtcpwrappers/libwrapのサポートが削除されているので古いバージョンからバージョンアップする際にはその点に留意する必要があります。
[参考]OpenSSH 6.9/6.9p1 がリリースされました.(春山 征吾のくけー)
APPLE-SA-2015-06-30-5 QuickTime 7.7.7
July 07, 2015
AppleからWindows版の「QuickTime 7.7.7」が公開されています。
Windows版のQuickTime 7.7.7では、9件のセキュリティ脆弱性が修正されています。悪意のある細工が施されたファイルを開くことで、任意のコードが実行される恐れのある脆弱性が修正されています。対象となるOSは、Windows 7およびWindows Vista以降です。
QuickTime 7.7.7で修正された脆弱性は、OS X Mountain LionおよびOS X MavericksについてはSecurity Update 2015-005で、OS X YosemiteについてはOS X Yosemite v10.10.4で修正されています。
[関連]APPLE-SA-2015-06-30-2 OS X Yosemite v10.10.4 and Security Update 2015-005(FAMLog)
APPLE-SA-2015-06-30-4 Safari 8.0.7, Safari 7.1.7, and Safari 6.2.7
July 06, 2015
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 8.0.7、Safari 7.1.7およびSafari 6.2.7が配布されています。
Safari 8.0.7、Safari 7.1.7およびSafari 6.2.7では複数の脆弱性が修正されています。Safari 6.2.7はOS X Mountain Lion v10.8.5向け、Safari 7.1.7はOS X Mavericks v10.9.5向けのものです。
現在OS X Lion向けにSafariの更新は行われておらず、OS X Mountain Lion以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。また、Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。
APPLE-SA-2015-06-30-3 Mac EFI Security Update 2015-001
July 03, 2015
Mac EFI Security Update 2015-001の提供が開始されています。
Mac EFI Security Update 2015-001は、OS X Mountain Lion v10.8.5およびOS X Mavericks v10.9.5を対象としたファームウェア・アップデートです。EFIフラッシュメモリーの改竄や権限昇格に利用される恐れのある2件の脆弱性が修正されています。
このアップデートを適用すると、EFIが認証なしに上書きされる可能性がある問題が修正され、Macの安全性が向上します。
APPLE-SA-2015-06-30-2 OS X Yosemite v10.10.4 and Security Update 2015-005
July 02, 2015
AppleからOS X Yosemite v10.10.4およびSecurity Update 2015-005が公開されています。
Security Update 2015-005は、OS X Mountain Lion v10.8.5およびOS X Mavericks v10.9.5用のものがそれぞれ用意されており、多数のセキュリティに関わる修正が含まれています。
このアップデートにより、OS X YosemiteのOpenSSLはバージョン0.9.8zfに、OS X YosemiteのPHPはバージョン5.5.24に、OS X MavericksのPHPはバージョン5.4.40に更新されます。また、OS X YosemiteにおいてApacheの設定ファイルでmod_hfs_appleが有効化されていなかった点もあわせて修正されています。
APPLE-SA-2015-06-30-1 iOS 8.4
July 01, 2015
iOS 8.4の提供が開始されています。
iOS 8.4では、Appleの音楽サービスであるApple Musicに対応し、iBooksの改善および不具合の修正も行われています。また、このアップデートにはセキュリティに関わる修正も含まれています。
iOS 8.4に更新できる対象機種は、iPhone 4s、iPhone 5、iPhone 5c、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、第5世代のiPod touch、iPad 2、第3世代および第4世代のiPad、iPad Air、iPad Air 2、iPad mini、iPad mini 2(iPad mini Retinaディスプレイモデル)およびiPad mini 3です。
OpenSSL 1.0.2c、OpenSSL 1.0.1o、OpenSSL 1.0.0sおよびOpenSSL 0.9.8zgが公開
June 15, 2015
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.2c」、「OpenSSL 1.0.1o」、「OpenSSL 1.0.0s」および「OpenSSL 0.9.8zg」が公開されています。
OpenSSL 1.0.2b、OpenSSL 1.0.1n、OpenSSL 1.0.0sおよびOpenSSL 0.9.8zgでは複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。当初OpenSSL 1.0.0sおよびOpenSSL 0.9.8zgと同時にOpenSSL 1.0.2bとOpenSSL 1.0.1nが公開されていましたが、ABI互換性の問題を修正するために急遽OpenSSL 1.0.2cとOpenSSL 1.0.1oが公開された次第です。
なお、OpenSSLのバージョン0.9.8系統およびバージョン1.0.0系統は2015年12月31日にサポートが終了する予定となっており、今後はバージョン1.0.1系統もしくはバージョン1.0.2系統へのアップグレードが推奨されています。
APPLE-SA-2015-05-06-1 Safari 8.0.6, Safari 7.1.6, and Safari 6.2.6
May 07, 2015
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 8.0.6、Safari 7.1.6およびSafari 6.2.6が配布されています。
Safari 8.0.6、Safari 7.1.6およびSafari 6.2.6では複数の脆弱性が修正されています。Safari 6.2.6はOS X Mountain Lion v10.8.5向け、Safari 7.1.6はOS X Mavericks v10.9.5向けのものです。
現在OS X Lion向けにSafariの更新は行われておらず、OS X Mountain Lion以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。また、Windows用のSafariについてはバージョン6の登場以降更新版が公開されていないため、Safari for Windowsの使用を停止して他のWebブラウザーに移行する必要があります。
APPLE-SA-2015-04-24-1 OS X Server v4.1
April 30, 2015
Appleが、Mac App StoreにおいてOS X Yosemiteにサーバー機能を追加する「OS X Server v4.1 Update」の配布を開始しています。
バージョン4.1では、複数のセキュリティ脆弱性が修正されており、DovecotとPostfixでSSL 3.0が無効化されています。その他、Firewallでカスタムルールが有効にならない問題や、Wiki ServerでiPadクライアントに対してアクセス制御がきちんと適用されない問題が修正されています。
OS X Server 4は、Mac App Storeで購入してOS X Yosemiteに追加できます。価格は2,400円(2015年4月30日現在)で、OS X Server v4.0からのアップデートは無料です。なお、OS X Server v4.1の利用にはOS X Yosemite v10.10.3が必要です。