FAMLog
PHP 7.4.0が公開
November 29, 2019
PHP 7.4.0が公開されています。
PHP 7.4ではアロー関数やNull合体代入演算子(??=)、クラスプロパティにおける型宣言などがサポートされており、数多くの改善点や新機能が含まれています。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.4に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。
なお、PHP 7.2は2020年11月30日まで、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。PHP 7.1系列は2019年12月1日にメンテナンスが終了するので、今後はバージョン7.2系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
FileMaker Cloud 2.18のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー
November 28, 2019
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker Cloud 2.18では、FileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーが一部変更されています。
FileMaker Cloud 2.18のFileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーは次の通りです。
・macOSの場合:Safari 12.x以上、Google Chrome 73以上
・Windowsの場合:Google Chrome 73以上、Microsoft Edge 44
・iOSの場合:iOS 12.x以上のMobile Safari
・Androidの場合:Android 7.x上のGoogle Chrome 73以上
FileMaker Cloud 2.18のFileMaker WebDirectでは、Internet Explorer 11がサポート対象外となっています。なお、サポートされるモバイルデバイスについては、FileMaker Server 18のFileMaker WebDirectでサポートされるモバイルデバイスと同様です。
[関連]FileMaker Server 18のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー(FAMLog)、FileMaker Cloud 技術仕様(FileMaker)
FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:レイアウトモードにおけるオブジェクトの移動
November 27, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、レイアウトモードでShiftキーを押しながら矢印キーを押すと、選択したオブジェクトを矢印キー使用時の10倍移動するように改善されています。
FileMaker Pro Advancedのレイアウトモードでは、オブジェクトを選択している状態で矢印キーを押すと、選択したオブジェクトを1ポイント(ポイントまたはインチに設定されている場合)または0.1cm(cmに設定されている場合)移動するようになっています。バージョン18では、Shiftキーを利用することでより効率よくオブジェクトを移動できます。
なお、インスペクタが使用する単位を変更するには、希望の単位が表示されるまで位置またはサイズオプションの横に表示される単位(インチ(in)、センチメートル(cm)もしくはポイント(pt))をクリックします。
[関連]FileMaker 18 プラットフォームのその他の動作変更(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:署名されていないプラグインの通知
November 26, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、プラグインが開発者によってデジタル署名されていない場合に通知するように仕様が変更されています。
FileMaker Pro 18 Advancedは、プラグインが有効になっている場合、プラグインのインストール時や起動するたびにプラグインを読み込もうとしますが、有効にしたプラグインにデジタル署名が付いていない場合には警告ダイアログボックスが表示されるようになっています。
なお、警告ダイアログボックスにおいて、[常にこのプラグインをロードする]を選択してから[プラグインをロード]をクリックすると、FileMaker Pro Advancedはプラグインを読み込んで許可された一覧に追加し、以後警告ダイアログボックスが表示されなくなります。
[関連]FileMaker 18 プラットフォームのその他の動作変更(FileMaker ナレッジベース)
(2020/05/21追記:関連情報として、FileMaker Pro 18 Advancedでプラグインによるインストールまたはロードが実行されない場合に、Get(最終外部エラー詳細)関数がエラーの詳細情報を返すようになっています。)
FAMLog News Archive:第87回 2019年冬号
November 25, 2019
■FileMaker Server 18.0.3 アップデータが公開(2019年10月)
FileMaker Server 18.0.3 アップデータが2019年10月に公開されました。これにより、FileMaker Server 18がmacOS Catalina 10.15上での動作をサポートするようになっています。
[関連]FileMaker Server 18.0.3 アップデータが公開(FAMLog)
■INTER-Mediator 5.11が公開(2019年11月)
PDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワークであるINTER-Mediator 5.11が2019年11月に公開されました。INTER-Mediator 5.11では、FileMaker Server 18およびFileMaker Cloud for AWS 1.18のFileMaker Data APIに対応しています。
[関連]INTER-Mediator 5.11を公開(FAMLog)
PHP 7.2.25およびPHP 7.3.12が公開
November 22, 2019
PHP 7.2.25およびPHP 7.3.12が公開されています。
PHP 7.2.25とPHP 7.3.12では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。PHP 5.6系統およびPHP 7.0系統の保守は終了しており、PHP 7.1系統の保守は2019年12月に終了する予定となっています。また、PHPはバージョン7.4系統の開発も進められており、現在バージョン7.4.0RC6が公開されている状況です。
FileMaker Server 18ではPHP 7.1系統が同梱されるようになっていてPHP 5.6系統から変わっているので、バージョンアップの際にはPHPスクリプトを変更・更新する必要が出てくる場合があります。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.1やPHP 7.3等に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。
[関連]FileMaker Server 18でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)
2020年5月以降に発売予定のFileMaker Serverでサポートされるオペレーティングシステム
November 21, 2019
2020年5月以降に発売予定のFileMaker ServerでサポートされるオペレーティングシステムについてFileMaker ナレッジベースで案内されています。
2020年5月以降にリリースされる予定のFileMaker Serverは次のオペレーティングシステム上でのみ使用可能になるとのことです(FileMaker ナレッジベースより引用)。
・macOS Catalina 10.15
・macOS Mojave 10.14
・Windows Server 2019 Datacenter Edition および Standard Edition(デスクトップエクスペリエンスをインストール済み)
・Windows Server 2016 Datacenter Edition および Standard Edition(デスクトップエクスペリエンスをインストール済み)
新たにWindows Server 2019がサポートされる見込みですが、Windows Server 2012 R2 Standard EditionおよびmacOS High Sierra 10.13はサポート対象外となる予定です。詳細および関連情報については2019年11月14日に公開されたClaris FileMaker Products Roadmapを参照するようにしてください。
バージョン18.0.2以前のFileMaker Pro AdvancedとFileMaker GoはFileMaker Cloud 2.18に接続不可
November 20, 2019
バージョン18.0.2以前のFileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Goは、FileMaker CloudでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン2.18のFileMaker Cloudには接続できません。
FileMaker Cloud 2.18に接続するクライアントアプリケーションとしてサポートされているFileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Goのバージョンは、現在のところFileMaker IDに対応しているバージョン18.0.3のみとなっています。
FileMaker Pro 18 Advancedのデータファイル形式はバージョン12のファイル形式を踏襲していますが、バージョン18.0.2以前のFileMakerソフトウェアからFileMaker Cloud 2.18に接続することはできないので要注意です。
[関連]FileMaker Cloud 技術仕様(FileMaker)、FileMaker Cloud 2.18が登場(FAMLog)
FileMaker Server 18のテクニカルサポート終了予定日
November 19, 2019
FileMaker 18 プラットフォームは2021年5月にサポートが終了する予定となっています。
2021年5月にテクニカルサポートサービスが終了する予定のFileMaker製品は下記の通りです。
・FileMaker Pro 18 Advanced
・FileMaker Server 18
・FileMaker Cloud 1.18
・FileMaker Go 18
FileMaker製品のサポートポリシーが変更されており、2020年よりClarisはこれまでよりも頻繁に新製品をリリースすることを計画しているとのことです。FileMaker製品については今後は最初のリリース日から2年間サポートする予定であり、2年経過するとサポートを終了する予定であることが案内されています。
[関連]Claris の新しいサポートポリシー(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server 16とFileMaker Server 17のテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)、FileMaker Cloud for AWSのサポート終了予定日(FAMLog)
(2021/05/18追記:関連記事のリンクを更新しました。Claris ナレッジベースの記事において、FileMaker 18 プラットフォームのサポート終了予定日が2021年5月から2021年6月25日に変更されていました。なお、FileMaker Cloud 1.xと呼ばれていたFileMaker Cloud for AWSは2022年1月4日にサポートが終了する予定となっています。)
INTER-Mediator 5.11を公開
November 18, 2019
INTER-Mediator 5.11を公開しました。同時に、バージョン5.11をベースにしたINTER-Mediator-Server VMもリリースしました。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。INTER-Mediator 5.11では、FileMaker Server 18およびFileMaker Cloud for AWS 1.18のFileMaker Data APIに対応しました。
旧バージョンからバージョンアップする際には、必ず事前に「バージョン移行ガイド」を参照するようにしてください。なお、INTER-Mediatorは現在バージョン6系統の開発も別途進められている状況です。
[関連]FileMaker Server 18の改善点:FileMaker Data API(FAMLog)