FAMLog


FileMaker WebDirectとGet(持続 ID)関数

March 10, 2016

FileMaker ProのGet(持続 ID)関数は、FileMaker Proが実行されているコンピュータ、またはFileMaker Goが実行されているデバイスの固有で不変の識別子、または現在のFileMaker WebDirectセッションを32桁の16進数文字列の形式で返します、という説明がされています。

FileMaker WebDirectでは、クライアントであるWebブラウザーのCookieが消去された場合は、Get(持続 ID)関数によって返される値が変わります。例えば、PCを再起動すると値が変わるので、あくまで一時的なセッションIDが返るという認識をしておく必要があります。

なお、Get(持続 ID)関数には不具合が報告されている環境もあり、FileMaker ProやFileMaker Goにおいて値が固有で不変とは限らない場合もあるので、Get(UUID)関数を使って実装できるケースであればGet(持続 ID)関数ではなくGet(UUID)関数を使用することが推奨されます。

[関連]「FileMaker UG 全国合同オフラインミーティング 2012」発表資料(FAMLog)、Persistent_ID not persistent on Win 7(FileMaker Community)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 14.0.4b ソフトウェアパッチが公開

March 09, 2016

ファイルメーカー社が「FileMaker Server 14.0.4b ソフトウェアパッチ」を公開しています。

このソフトウェアパッチは、OS X版のみ用意されていて、Apache HTTP Serverの起動およびfmsadminコマンドの動作を妨げていたFileMaker Server 14.0.4 アップデータの問題を修正します。OS X El Capitan v10.11におけるApache HTTP Serverの設定に関する問題も修正し、FileMaker Server 14.0.4a ソフトウェアパッチにおける修正もすべて含まれます。

このソフトウェアパッチを適用すると、Admin Consoleで[データベース接続に SSL を使用する]設定を有効にしている場合に、FileMaker Pro 12、FileMaker Pro 12 AdvancedまたはFileMaker Go 12を使用しているクライアントがサーバーでホストされているソリューションに接続できなくなるので要注意です。

[関連]FileMaker Server 14.0.4a ソフトウェアパッチが公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

FAMLog News Archive:第72回 2016年春号

March 08, 2016

■FileMaker Server 14.0.4a ソフトウェアパッチが公開(2015年12月)

FileMaker Server 14.0.4a ソフトウェアパッチが2015年12月に公開され、FileMaker Server 14の最新版はバージョン14.0.4aとなっています。バージョン14.0.4aでは、セキュリティに関わる修正が行われており、OpenSSLとJavaが更新されます。

[関連]FileMaker Server 14.0.4a ソフトウェアパッチが公開(FAMLog)

■PHP 7が公開(2015年12月)

PHP 7.0.0が2015年12月に公開されました。PHP 7は、PHP 5.6と比較して実行速度が最大2倍高速化されており、メモリー使用量の大幅な削減が図られています。なお、現時点におけるPHPの最新バージョンは2016年3月上旬に公開されたバージョン7.0.4です。

[関連]PHP 7.0.0が公開(FAMLog)

Tag: News

CakePHP 2.8.1が公開

March 07, 2016

CakePHP 2.8.1が2016年2月下旬に公開されています。

CakePHP 2.8.1は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースで、Security::randomBytes()が追加されています。CakePHP 2.7系統からCakePHP 2.8系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.2.4です。先月下旬には、セキュリティ脆弱性が修正されたCakePHP 3.0.16、CakePHP 3.1.1およびCakePHP 3.2.3が公開されていましたが、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 3.xに対応していないのでご注意ください。

Tag: Apache

PHP 5.5.33、PHP 5.6.19およびPHP 7.0.4が公開

March 04, 2016

PHP 5.5.33」、「PHP 5.6.19」および「PHP 7.0.4」が公開されています。

PHP 5.5.33、PHP 5.6.19およびPHP 7.0.4では、複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。なお、PHP 5.5系統の保守は今年の7月に、PHP 5.6系統の保守は2018年12月に終了する予定となっています。

PHP 7では実行速度が高速化されていることから将来的にはPHP 7.0系統の普及が期待されますが、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。

Tag: Apache

FileMaker Go 14の新機能:オブジェクトフィールドでのメディア再生

March 03, 2016

FileMaker Go 14では、ビデオをフルスクリーンだけでなくオブジェクトフィールドでも再生できるようになっています。

ビデオの再生中でもレイアウトを操作できるようになっていて、バージョン14で追加された新しいスクリプトステップを使うことで、ビデオまたはオーディオの再生を開始/停止するポイントを自動化できます。

新しいAVPlayer関連のスクリプトステップには、ユーザーインタラクションの無効化や、再生コントロールの表示・非表示、再生開始位置などといったオプションが用意されており、従来のバージョンと比べるとビデオやオーディオの再生を細かく制御できるように機能強化されています。

[関連]FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)

Tag: FileMaker

OpenSSL 1.0.2gとOpenSSL 1.0.1sが公開

March 02, 2016

通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.2g」と「OpenSSL 1.0.1s」が公開されています。

OpenSSL 1.0.2gおよびOpenSSL 1.0.1sではセキュリティ脆弱性が修正され、SSLv2が初期状態で無効化されています。OpenSSLのバージョン0.9.8系統およびバージョン1.0.0系統は2015年12月31日にセキュリティ修正を含むサポートが終了したため、今後はバージョン1.0.2系統もしくはバージョン1.0.1系統に移行する必要があります。バージョン1.0.1系統のサポートが2016年12月31日に終了する予定となっていることを考慮すると、今後はOpenSSL 1.0.2系列へのアップグレードが推奨されることになります。

なお、FileMaker Pro 14.0.5およびFileMaker Server 14.0.4aにはOpenSSL 1.0.2dが同梱されています。

Tag: Security

OpenSSH 7.2が公開

March 01, 2016

SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 7.2」が公開されています。

OpenSSH 7.2では、不具合の修正や機能追加が行われています。互換性に影響がありえる変更として、sshでいくつかの暗号方式がデフォルトで無効になっています。また、sshdで認証前のサンドボックス化がデフォルトで有効となるように変更されています。

バージョン7.0で、安全でない暗号を使用しないようにするために廃止された機能が複数あり、互換性や既存の設定に一部影響するものもあるので、古いバージョンからバージョンアップする際にはその点に留意する必要があります。

[参考]OpenSSH 7.2 がリリースされました(春山 征吾のくけー)

Tag: Security

第26回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ

February 29, 2016

2016年4月16日(土)午前10時より「第26回カスタムWeb勉強会」を開催します。

カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。

FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FX.php、FMCakeMix、INTER-Mediator、FMAngular、Rfm、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。

http://www.famlog.jp/cwpstudy/26

Tag: FileMaker

Ruby 2.0.0の公式サポートが終了

February 26, 2016

2016年2月24日をもってRuby 2.0.0の公式サポートが終了しています。

バージョン2.0.0のサポート終了に伴い、今後Ruby 2.0.0に対するセキュリティパッチは提供されなくなるため、より新しいバージョンのRubyに移行することが強く推奨されます。なお、現時点におけるRubyの最新安定版は、2015年12月に公開されたRuby 2.3.0です。

Ruby 2.1については、3月末までに予定されているバージョン2.1.9のリリースをもって通常メンテナンスを終了し、セキュリティメンテナンスに移行する予定となっています。これは、バージョン2.1.9以降は重大なセキュリティ修正のみが行われ、単なるバグなどの修正が行われなくなることを意味します。セキュリティメンテナンスの期間は1年間で、Ruby 2.1.9のリリース後1年でRuby 2.1の公式サポートは終了するとのことです。

[関連]Ruby 2.0.0 および Ruby 2.1 の今後について

Tag: Ruby

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