FAMLog
Get(スクリーン倍率)関数
December 08, 2014
FileMaker Pro 13.0v4のリリースノートで明記されている「Get(スクリーン倍率)関数」は、画面の相対ピクセル密度に基づいた倍率に関する情報を返します。
2014年12月現在、この関数の戻り値は次の例のようになります。
・「1」:Retinaディスプレイ非搭載デバイスで実行した場合
・「2」:Retinaディスプレイを搭載したMacまたはiOSデバイスで実行した場合
なお、FileMaker ProでGet(スクリーン倍率)関数を利用するには、バージョン13.0v2以降が必要です。
[関連] ソフトウェア アップデート: FileMaker Pro 13.0v4 および FileMaker Pro 13.0v4 Advanced(FileMaker ナレッジベース)
(2014/12/09追記:関連記事へのリンクを追加し、iPhone 6 Plusで実行した場合の戻り値が3である旨の記述を削除しました。)
[FileMaker Server にアップロード]ダイアログボックスのロックアイコン
December 05, 2014
FileMaker Pro 13またはFileMaker Pro 13 Advancedのバージョン13.0v4では、FileMaker Serverにアップロードする際に暗号化通信が行われている場合にOS X版では緑色のロックアイコンが表示されるようになっています。
FileMaker Pro 13でFileMaker Server 13にデータベースファイルをアップロードする際、TCPの443番ポートおよびHTTPSが使用されます。SSLサーバー証明書を認証局から購入し、SSLサーバー証明書と中間CA証明書をWebサーバーにインストールする必要がありますが、fmsadminコマンドを使用して設定する手順については詳細は不明です。
FileMaker Pro 13からは、SSLサーバー証明書と一致するサーバー名を利用してサーバーに接続します。鍵アイコンの色が緑でない場合には暗号化通信は事実上実現されていないので要注意です(OS X版の場合)。
[関連]FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FileMaker ナレッジベース)、「FileMaker UG 全国合同オフラインミーティング 2014」発表資料(FAMLog)
(2014/12/10追記:緑色のロックアイコンが表示されるのはOS X版の場合である旨を追記しました。Windows版のロックアイコンについては関連記事をご参照ください。)
Ruby on Rails 3.2.21、Ruby on Rails 4.0.12およびRuby on Rails 4.1.8が公開
December 04, 2014
Ruby on Rails 3.2.21、Ruby on Rails 4.0.12およびRuby on Rails 4.1.8が2014年11月中旬に公開されています。
Rails 3.2.21、Rails 4.0.12およびRails 4.1.8では、ファイルの内容が漏洩するわけではないものの、ファイルシステム上における任意のファイルの存在が漏洩する場合があるというセキュリティ脆弱性(CVE-2014-7829)が修正されています。
なお、Ruby on Railsはバージョン4.2系統の開発も進められており、現在リリース候補版としてバージョン4.2.0.rc1が公開されている状況です。
FileMaker カンファレンス 2014 関連リンク集
December 03, 2014
・ファイルメーカーの総合イベント「FileMaker カンファレンス 2014」が開幕(マイナビニュース)
・ファイルメーカー「FileMaker カンファレンス 2014」を開催(Macお宝鑑定団 blog(羅針盤))
・ジェネコム、モバイル決済システム「PaGoMobi」を発表(Macお宝鑑定団 blog(羅針盤))
・FileMaker カンファレンス 2014 J-SUMMITSと共催のメディカルトラックではユーザーメードの多くの事例を紹介(インナビネット)
・FileMakerカンファレンス2014 レポート(イエスウィキャンのファイルメーカー情報)
・FileMaker カンファレンス 2014ご来場のお礼(株式会社エミック)
・サンリオの「キティちゃん」を支えるデータベースのチカラ (ITmedia エンタープライズ)
・「東アジアの市場はFileMakerにとって重要だと認識しています」 - ファイルメーカー社長ビル・エプリング氏(マイナビニュース)
・カスタムアプリ開発基盤のFileMakerが人気上昇中の秘密(PC Online/林 伸夫「Long and Winding Mac」)
・「FileMaker カンファレンス 2014」 録画セッションが配信されています!(株式会社ジェネコム)
・『FileMaker カンファレンス 2014』クロージング セッション・レポート(マイナビニュース)
(最終更新日:2014/12/15)
「FileMaker UG 全国合同オフラインミーティング 2014」発表資料
December 02, 2014
2014年11月29日に開催された「FileMaker UG 全国合同オフラインミーティング 2014」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:FileMaker Pro 13.0v4のロックアイコンについて(PDF形式/ファイルサイズ:約210KB)
「FMP13v4LockIcon.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
1d1b92615ee573761a60a8efac00c16c51ad6950
■関連リンク
・FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FileMaker ナレッジベース)
・iPad & iPhoneからのリモートアクセスをより安全にするネットワーク構築術(ファイルメーカー社YouTube公式チャンネル)
(2022年5月12日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker Pro 13.0v4およびFileMaker Go 13.0.6でSHA-2版SSLサーバー証明書に対応
December 01, 2014
FileMaker Pro 13またはFileMaker Pro 13 Advancedのバージョン13.0v4、もしくはFileMaker Go 13.0.6以降ではFileMakerネットワーク共有においてSHA-2版SSLサーバー証明書に新たに対応しています。
FileMaker製品で対応しているSSLサーバー証明書の販売元および種類も更新されており、ジオトラスト社のトゥルービジネスID(SHA-2版のみ)が新たにサポートされるようになっています。ナレッジベースの記事ではEntrust社のAdvantage SSLが一覧に追加されていますが、現在のところ今後新規に発行されるEntrust Advantage SSLのSHA-2版SSLサーバー証明書は利用できないのでご注意ください。
なお、同時期に更新されたFileMaker Server 13.0v5もSHA-2版SSLサーバー証明書に対応しています。特に、FileMaker Server 13でWeb公開機能を利用している場合には、バージョン13.0v5に更新する必要があります。
[関連]FileMaker製品でサポートされるSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧(FAMLog)
FileMaker Pro 13v4 アップデータとFileMaker Go 13.0.7が公開
November 28, 2014
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 13 および FileMaker Pro 13 Advanced v4 アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 13またはFileMaker Pro 13 Advancedをバージョン13.0v4に更新するものです。バージョン13.0v4では、OS X Yosemiteに対応している他、Get ( 変更されたフィールド ) 関数が変更されたフィールドの一覧を返さない場合がある問題や、OS Xで特定の条件において計算が間違って「?」に評価される問題等が修正されています。さらに、FileMaker Serverへのアップロード時に、暗号化通信が行われているか判別できるロックアイコンが表示されるようになっています。
FileMaker Go 13.0.7もApp Storeで公開されており、バーコードスキャン機能において新たにCodabar(NW-7)に対応しています。また、FileMakerネットワーク共有においてSHA-2版SSLサーバー証明書をサポートするようになっています。
[関連]FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FileMaker ナレッジベース)
2014年11月「INTER-Mediator勉強会2014-#7」発表資料
November 27, 2014
2014年11月25日に行われた「INTER-Mediator勉強会2014-#7」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:INTER-MediatorによるWebアプリケーション開発入門(2014年版)(PDF形式/ファイルサイズ:約3.2MB)
「INTER-Mediator-first-step-2014.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
6e2f476b806771995a3f636eb110e6bc1e48546a
■関連リンク
・INTER-Mediator
http://inter-mediator.org/
・INTER-MediatorによるWebアプリケーション開発入門(松尾篤)
https://www.youtube.com/watch?v=ElwfZc5XonA
(2022年5月15日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker Server 13.0v5 アップデータが公開
November 26, 2014
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 13.0v5 アップデータ」を公開しています。
FileMaker Server 13.0v5では、下記のセキュリティに関する問題が修正されています。
・OS X版のFileMaker ServerにおいてApache WebサーバーのSSL 3.0が無効化されました。SSL 3.0にはPOODLE (Padding Oracle On Downgraded Legacy Encryption) と呼ばれる中間者攻撃の脆弱性があるためです。
・中間者攻撃によってFileMaker Serverがセキュリティの低い暗号スイートを使用する可能性のある問題が解決されました。
・設定ファイルがリモートマシンからアクセスされる可能性のある問題が解決されました。
・XMLおよびPHP Web公開テクノロジーがデフォルトで無効化されました。
・FileMaker WebDirectでブラウザーのCookie設定のセキュリティが強化されました。
・インストーラーおよびアップデータがOS X v10.9およびv10.10でのインストール用にデジタル署名されるようになりました。
・SHA-2版SSLサーバー証明書がサポートされました。
・サードパーティ製コンポーネント(Java 7、Apache Tomcat、PHP、OpenSSL)の更新にはセキュリティの強化および修正が含まれています。
FileMaker Server 13.0v5に更新することで、Java 7はバージョン7 Update 71に、Apache Tomcatのバージョンは7.0.55に、Windows版ではPHPのバージョンは5.5.16に、OS X YosemiteではPHPのバージョンは5.5.14に更新されます。
INTER-Mediator 4.6が公開
November 25, 2014
HTMLへの属性追加と設定ファイルを作成するだけで、データベースを利用したWebアプリケーションを開発できるフレームワーク「INTER-Mediator 4.6」が公開されています。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。
バージョン4.6では、プログラムを書かずに検索ページを記述できるようになっている他、Internet Explorer 8との互換性やFileMaker Serverでの動作等が改善されています。