FAMLog
RSpecのバージョン確認方法
March 03, 2010
Ruby上でビヘイビア駆動開発(Behavior Driven Development)を実現するためのフレームワークであるRSpecのバージョンを確認するにはspecコマンドを使用します。
specコマンドで-vオプションもしくは--versionオプションを使用することで、RSpecのバージョン情報を出力できます。
[実行例]
$ spec -v
rspec 1.3.0
RSpecはRubyGemsで提供されており、現時点の最新バージョンはバージョン1.3.0です。
JK 1.2.30が公開
March 02, 2010
WebサーバーとTomcatの接続に使用されるコネクター「JK 1.2.30」が公開されています。
2010年2月下旬に公開されたJK 1.2.29においてMicrosoft IIS用のコネクターにクラッシュを引き起こす不具合があったため、一度公開されたバージョン1.2.29が取り消される事態が起きていました。JK 1.2.30は、その問題点が修正されてJK 1.2.29の代わりに改めて公開されたものです。
JK 1.2.30はJK 1.2系統の最新版のTomcatコネクターであり、FileMaker Server 10ではJK 1.2.23をベースにしたものがWebサーバーモジュールで使用されています。
OpenSSL 0.9.8mが公開
March 01, 2010
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.8m」が公開されています。
バージョン0.9.8mでは、再ネゴシエーション機能に関するTLS/SSLプロトコル上の欠陥を補うTLS拡張であるRFC 5746が実装されています。
なお、OpenSSLはバージョン1.0.0系統の開発も進められており、昨年よりベータ版が公開されている状況です。
[関連]OpenSSL 0.9.8l(FAMLog)
PHP 5.2.13が公開
February 26, 2010
「PHP 5.2.13」が公開されています。
PHP 5.2.13では、3件のセキュリティ脆弱性と40件を超える不具合が修正されていて、同梱されているPerl互換正規表現ライブラリであるPCREライブラリはバージョン7.9に更新されています。
PHPの最新安定バージョンはバージョン5.3.1ですが、いくつか互換性のない変更点や考慮すべき新機能が存在するため、現在PHP 5.2系統を利用している場合にはPHP 5.2.13を利用するとよいでしょう。
cURLのバージョン確認方法
February 25, 2010
cURLのバージョンを確認するには、curlコマンドで-Vオプションもしくは--versionオプションを使用します。
Mac OS X v10.6.2では、cURLのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ curl -V
curl 7.19.4 (universal-apple-darwin10.0) libcurl/7.19.4 OpenSSL/0.9.8l zlib/1.2.3
Protocols: tftp ftp telnet dict ldap http file https ftps
Features: GSS-Negotiate IPv6 Largefile NTLM SSL libz
なお、現時点のcURLの最新安定バージョンはバージョン7.20.0です。
Phusion Passenger 2.2.10が公開
February 24, 2010
「Phusion Passenger 2.2.10」が公開されています。
バージョン2.2.10では、Rails 3.0で導入されるGem管理ツールであるBundlerとの互換性に関する問題や、新しいバージョンのgccでコンパイルできない問題などが修正されています。
Phusion Passengerは、Railsアプリケーションを運用するための、Apacheおよびnginx用のモジュールとして利用できるオープンソースソフトウェアです。
FileMaker Server 10の新機能:XML APIで値一覧の第二フィールドをサポート
February 23, 2010
FileMaker Server 10のXML APIでは、値一覧の2番目のフィールドの値を取得できるようになっています。
以前のバージョンでは、FileMaker Proの値一覧の定義で第二フィールドが指定されていても、第二フィールドの値および第二フィールドのみの値を取得できませんでした。FileMaker Server 10のPHP Site Assistantでは、この問題が解決されています。
また、FileMaker Server 10のFileMaker API for PHPには、FileMaker_LayoutクラスにgetValueListTwoFieldsメソッドとgetValueListsTwoFieldsメソッドが加わっています。
getValueListメソッドとgetValueListsメソッドは引き続き使用できますが、将来未対応になる可能性があり、代わりにgetValueListTwoFieldsメソッドとgetValueListsTwoFieldsメソッドの使用が推奨されています。
[関連]FileMaker Server 10 での PHP Site Assistant の変更(ファイルメーカーテクニカルサポートインフォメーション)
Apache HTTP ServerでDigest認証を利用する際の注意点 (3)
February 22, 2010
Apache HTTP ServerでDigest認証を利用する際に使うmod_auth_digestは、バージョン2.2でAuthDigestFileディレクティブが削除されています。
Digest認証を利用している場合に、Apacheをバージョン1.3や2.0からバージョン2.2以降にアップグレードする際には、AuthDigestFileディレクティブの代わりにAuthUserFileディレクティブを使うように設定ファイルを変更する必要があります。
AuthDigestFileディレクティブはバージョン2.2では利用できず、Apacheが起動しない原因になるので注意が必要です。
Apache HTTP ServerでDigest認証を利用する際の注意点 (2)
February 19, 2010
Apache HTTP Server 2.2.14と、Windows VistaおよびWindows 7のInternet Explorer間でDigest認証が正常に機能しない場合があります。
AuthorizationヘッダーがInternet Explorerから送出されないことで上記環境でDigest認証に失敗している場合には、Apache HTTP Serverのmod_auth_digest.cのソースコードを一部変更することで対処が可能です。
Apache HTTP Server 2.2.14の場合には、mod_auth_digest.cの1302行目において、apr_table_mergen関数の代わりにapr_table_setn関数を利用するように変更することでDigest認証が正常に動作するようになります。
[参考]Apache 2.2.14 と IE(Vista/7) での Digest認証失敗(SHIROUZU Personal Log)
Apache HTTP ServerでDigest認証を利用する際の注意点 (1)
February 18, 2010
Windows版Internet Explorer 6には、クエリー文字列を含むURLにGETメソッドでリクエストを送る際にDigest認証が正常に機能しない場合があります。
Apache HTTP Server 2.0.51以降には上記現象の回避策が用意されています。Apacheの設定ファイルに下記の設定を追加することで、Internet Explorer 6でDigest認証を利用できるようになります。
[設定例]
<IfModule mod_auth_digest.c>
BrowserMatch "MSIE" AuthDigestEnableQueryStringHack=On
</IfModule>
なお、Internet Explorer 7以降の場合には上記の回避策を利用する必要はありません。