FAMLog


FileMaker ProでScriptMasterを用いてRubyスクリプトを実行する

December 02, 2009

ScriptMasterJRubyを利用することで、RubyでFileMaker Proの機能を拡張するスクリプトを記述できます。

FileMaker Pro上でRubyスクリプトを実行するには、ScriptMasterでJRubyをロードした後、ScriptMasterで用意されているEvaluateGroovy関数を使います。

FileMaker Proにおける計算式の記述例は次のようになります。主に[フィールド設定]スクリプトステップや[変数を設定]スクリプトステップなどの計算式でEvaluateGroovy関数を使うことが多いでしょう。

[記述例]
EvaluateGroovy("import org.jruby.Ruby; import org.jruby.runtime.builtin.IRubyObject; Ruby runtime = Ruby.newInstance(); IRubyObject obj = runtime.evalScriptlet(\"require 'digest/sha2'; Digest::SHA256.hexdigest('message')\"); return obj;")

[関連]ScriptMasterでjar形式のファイルをロードする(FAMLog)

Tag: FileMaker

Ruby on Rails 2.3.5

December 01, 2009

Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 2.3.5」が公開されています。

Rails 2.3.5では、Internet Explorerに影響を与える、strip_tagsメソッドのクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性が修正されています。また、HTMLエスケープを自動的に行うRailsXssプラグインに対応しています。

その他、XMLパーサーのNokogiriやRuby 1.9系との互換性も改善されています。

Tag: Ruby

ScriptMasterでjar形式のファイルをロードする

November 30, 2009

360Worksが配布している、無償で利用可能なFileMakerプラグインであるScriptMasterでは、任意のjar形式のファイルを読み込んで機能を拡張することが可能です。

ScriptMasterでjar形式のファイルをロードするには、ScriptMasterで用意されているSMLoadJar関数を使用します。

[使用例]
SMLoadJar( TO::ContainerField )

SMLoadJar関数の引数には、jarファイルを保存したオブジェクトフィールド、もしくはURLを指定します。

ScriptMasterを用いてJRubyを利用する場合には、http://www.jruby.org/downloadで配布されているファイル「jruby-complete-1.4.0.jar」(最新版のjarファイル)をダウンロードして、そのjarファイルをオブジェクトフィールドに保存した上で上記の関数を使用します。

(2009/12/01追記:本記事のタイトルを「ScriptMasterでjar形式のファイルをインポートする」から「ScriptMasterでjar形式のファイルをロードする」に変更し、さらに本文中において「インポート」を「ロード」という表記に変更しました。)

Tag: FileMaker

RubyでSHA-256メッセージダイジェストを生成する

November 27, 2009

Rubyには標準でメッセージダイジェストライブラリが同梱されており、SHA-256メッセージダイジェストを生成することが可能です。

RubyでSHA-256メッセージダイジェストを生成するには、Digest::SHA256クラスを使用します。

[記述例]
require 'digest/sha2'
puts Digest::SHA256.hexdigest('sample_string')

なお、ScriptMasterJRubyを利用することで、RubyでFileMaker Proの機能を拡張することが可能であり、一例としてFileMaker ProでSHA-256メッセージダイジェストを生成することもできます。

Tag: Ruby

Rfm Code Reading #4

November 26, 2009

2009年12月23日(水・祝)午前9時30分より「Rfm Code Reading #4」を開催します。

Ruby on RailsとFileMaker ServerのカスタムWeb公開に興味のある方のご参加をお待ちしています。今回のテーマは「Rfm::Serverクラス」です。詳細については下記URLのページをご覧ください。

http://d.hatena.ne.jp/matsuo_atsushi/20091125/1259160668

Rfm Code Readingでは、FileMaker API for Rubyとして知られるオープンソースソフトウェアであるRfm(http://sixfriedrice.com/wp/products/rfm)のソースコードを読み解くことにより、カスタムWeb公開やRuby、およびRuby on Railsを使った開発のスキルアップを目指します。

Tag: FileMaker

エキスパートに学ぶFileMaker導入ガイドブック (5)

November 25, 2009

ファイルメーカー社のWebサイト内にあるFileMaker導入のためのガイドブックを提供しているページにおいて新しいガイドブックが追加されています。

今回新たに追加された下記のガイドブックでは、ソリューションを導入する企業や開発する開発会社がFileMaker Proを選択するメリットについて解説されています。

・「コンサルタントが詳しくひもとく FileMaker Pro によるソリューション開発の優位性」

上記のガイドブックは、FBA(FileMaker Business Alliance)メンバーを中心としたFileMakerソリューションのエキスパート達が執筆したもので、企業内担当者や開発者に役立つ内容となっています。

Tag: FileMaker

Bento 3 ホリデーパック

November 24, 2009

ファイルメーカー社が「Bento 3 ホリデーパック」の提供を開始しています。

Bento 3 ホリデーパックは、Bento 3を30日間試用できる無料評価版と2種類のクリスマステーマ、および2つの追加テンプレートで構成されています。

Bento 3の利用には、Mac OS X v10.5.7以降(Leopard)またはMac OS X v10.6(Snow Leopard)が必要です。なお、Bento 3の価格は税込5,040円で、ファミリーパックの価格は税込10,290円です。

Tag: Mac

PHP 5.3.1

November 20, 2009

PHP 5.3.1」が公開されています。

PHP 5.3.1では、1つのリクエストでアップロードできるファイル数を設定するmax_file_uploadsディレクティブがphp.iniに追加され、デフォルト値は20と定義されています。tempnam関数でセーフモード設定が無視される脆弱性の修正なども含まれており、PHP 5.3.0を利用している場合にはPHP 5.3.1へアップデートする必要があります。

なお、PHPの最新安定バージョンはバージョン5.3.1ですが、いくつか互換性のない変更点や考慮すべき新機能が存在するため、現在PHP 5.2系統を利用している場合にはPHP 5.2.11を利用するとよいでしょう。

Tag: Apache

FileMaker Developer Conference 2010の早期登録受付開始

November 19, 2009

FileMaker, Inc.が、来年の8月8日から8月11日までサンディエゴの Manchester Grand Hyattにて開催される「FileMaker Developer Conference 2010」の早期登録受付を開始したと発表しています。

来年で15回目を迎えるFileMaker Developer Conferenceは、FileMakerデータベースを利用する、世界中の企業内デベロッパーや独立開発事業者、コンサルタントおよびトレーナーが一同に集うカンファレンスです。

2010年5月21日(米国時間)までに早期登録を完了した登録者は、通常料金から200米ドルの割引を受けられるとのことです。

[関連]FileMaker Developer Conference 2010の開催日程および会場が変更(FAMLog)

(2009/12/11追記:開催日程および開催会場の変更が2009年12月10日に発表されたことに伴い、関連記事へのリンクを追加しました。)

Tag: FileMaker

Mac OS X Server Snow Leopardでシリアル番号を設定する

November 18, 2009

Mac OS X Server Snow Leopardでは、通常インストール時にシリアル番号を設定しますが、CLI(コマンドラインインターフェース)で設定することも可能です。

Mac OS X Server Snow Leopardにおいて、コマンドラインインターフェースでシリアル番号を設定するには次のように入力します。

$ sudo /System/Library/ServerSetup/serverserialnumberutil -set XSVR-106-XXX-X-XXX-XXX-XXX-XXX-XXX-XXX-X
(実際には1行で入力します)

旧バージョンではserversetupコマンドを使用しましたが、バージョン10.6ではserversetupコマンドはなくなっているので注意が必要です。

Tag: Mac

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