FAMLog
FileMaker Pro 9の新機能:外部SQLデータソースとの接続
September 21, 2007
FileMaker Pro 9では、外部SQLデータソースにライブ接続できる機能が新たに追加されました。バージョン9では以下のSQLデータベースへの接続がサポートされています。
・Microsoft SQL Server 2000、Microsoft SQL Server 2005
・Oracle 9i、Oracle 10g
・MySQL 5.0 Community Edition
事前に必要な設定を行った後に、SQLのテーブルやビューをFileMakerのリレーションシップグラフに追加することで、外部SQLデータソースにライブ接続できるようになります。
高度なプログラミング言語やSQLに関する知識がなくても、SQLデータベースのデータをFileMaker Proに取り込むことができ、FileMaker Proにおいてそのデータを使用したレポートや集計機能等を作成することができます。
なお、外部SQLデータソースとの接続機能を利用するためには、サポートされているODBCクライアントドライバを使用する必要があります。
FileMaker Pro 9の新機能:スクリプトのグループ化/編集ツール
September 20, 2007
FileMaker Pro 9では、新たに複数のスクリプト編集ウインドウを表示できるようになると共に、関連するスクリプトをグループ化できるようになりました。
グループ化されたスクリプトは、スクリプトメニューでサブメニューとして表示され、スクリプトを分類、整理しやすくなっています。さらに、フィルタ機能によりスクリプトを瞬時に探し出せるようになり、複数のスクリプトを同時に管理、表示および編集しやすいように改善されています。
その他、スクリプトおよびスクリプトステップのコピー&ペーストは従来ではFileMaker Pro Advancedのみで利用可能な機能でしたが、通常版のFileMaker Pro 9でも利用できるようになっています。
FileMaker Pro 9の新機能:条件付き書式
September 19, 2007
FileMaker Pro 9では、レイアウトオブジェクトに条件付き書式を定義できる機能が新たに追加されました。これにより、データベース構造を変更することなく、指定した任意の条件を満たす場合にレイアウトオブジェクトの書式を動的に変更させることができます。
レイアウトモードで単一、複数またはグループ化されたオブジェクトを選択した後、[書式]メニューの[条件付き...]を選択することで、条件付き書式に関する設定ができるダイアログボックスが表示されます。
条件付き書式を設定できるレイアウトオブジェクトは以下の通りで、長方形や線などの非テキストオブジェクトには条件付き書式を設定することはできません。
・テキスト
・フィールド
・マージフィールド
・レイアウト記号(日付、時刻、ページ番号、レコード番号など)
・テキストベースのボタン
・Webビューア
FileMaker Web News:第22回 2007年9月号
September 18, 2007
「FileMaker Web News」第22回目をお届けします。
■FileMaker 9 製品ラインが国内で発売
「FileMaker Pro 9」「FileMaker Pro 9 Advanced」「FileMaker Server 9」および「FileMaker Server 9 Advanced」が2007年9月12日に国内で発売されました。FileMaker 9 製品ラインが国内で販売開始されたことを受けて、日本のファイルメーカー社のWebサイトからも、30日間試用できるFileMaker Server 9 Advancedの評価版をダウンロードできるようになっています。
[関連]FileMaker 9 製品ラインが販売開始(FAMLog)
■PHP 5.2.4が公開
PHP 5系統の最新安定バージョンであるPHP 5.2.4が先月下旬に公開されました。PHP 5.2.4ではセキュリティ上の問題や不具合が数多く修正されており、PHP 4のサポートが2007年末に終了することが案内されていることから、本バージョンへの計画的なアップグレードが推奨されます。
[関連]PHP 5.2.4(FAMLog)
(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)
第27回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
September 14, 2007
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2007年9月8日に行われた第27回のイベントレポートが追加されており、FileMaker Pro 9の新機能やPDFファイルの生成、およびデータベースファイルのメンテナンスに関する情報などが紹介されています。
次回は、「徹底紹介 FileMaker Server 9とWeb公開」というテーマで、2007年10月13日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)
ファイルメーカーSLPのプログラム内容が一部変更
September 13, 2007
FileMaker 9 製品ラインの発売を機に、ボリュームライセンスプログラム「ファイルメーカーSLP(Software Licensing Program)」におけるVLAの新規ライセンスやアップグレードライセンスに最初の1年間有効なメンテナンスが含まれるようになっています。
購入したVLA製品の新バージョンがメンテナンス有効期間内に日本国内で発売された場合に、追加支払いなしに新バージョンにアップグレードすることが可能です。このメンテナンスは、毎年失効前に1年単位で更新可能です。
今回の変更により、ファイルメーカーSLPにおけるすべてのプログラムで、新規購入時に1年間有効なメンテナンスが含まれるようになっています。
[関連]ファイルメーカーSLP よくある質問(ファイルメーカー株式会社)
FileMaker 9 製品ラインが販売開始
September 12, 2007
FileMaker 9 製品ラインを構成する4つの新製品「FileMaker Pro 9」「FileMaker Pro 9 Advanced」「FileMaker Server 9」および「FileMaker Server 9 Advanced」 の日本国内での販売が本日より開始されました。
ファイルメーカー社のWebサイトからは、FileMaker Pro 9の評価版およびFileMaker Server 9 Advancedの評価版、そして各製品のデータシートなどがダウンロードできるようになっています。
FileMaker製品に関するよくある質問やTipsなどをまとめたテクニカルサポートインフォメーションも内容が更新されていて、バージョン9に関する情報が新たに追加されています。
Apache HTTP Server 2.2.6 & 2.0.61
September 11, 2007
「Apache HTTP Server 2.2.6」が公開されています。
Apache 2.2.6では、Apache Portable Runtime(APR)のバージョン1.2.11が同梱され、mod_proxyとmod_cache、prefork/worker/event MPMs、mod_status、mod_mem_cacheに関するセキュリティ脆弱性が修正されています。また、バージョン2.2.6が公開されると同時に、セキュリティに関する問題が修正された、Apache HTTP Server 2.0.61と1.3.39も配布が開始されています。
Apache 1.3.39が公開されたことを受けて、mod_ssl 2.8.29 for Apache 1.3.39も公開されています。
(2007/09/19追記:mod_ssl 2.8.30 for Apache 1.3.39が2007年9月12日に公開されていました。)
Rfm Community
September 10, 2007
RubyからFileMaker ServerのカスタムWeb公開機能を利用するためのオープンソースソフトウェア「Rfm」に関する英語によるディスカッショングループ「Rfm Community」が開設されています。
FileMakerとRuby、Ruby on Rails、そしてRfmに関するオープンなディスカッショングループが用意されたことで、Rfmはコミュニティ主導のプロジェクトという位置付けがより明確になったと言えるでしょう。
なお、Rfm CommunityはGoogle グループを利用しているため、メンバーとしてメッセージを投稿するにはGoogle アカウントが通常必要ですが、Web経由で誰でもディスカッションの内容を閲覧することができます。
インスタントWeb公開データベースホームページのURL
September 07, 2007
FileMaker 7以降のインスタントWeb公開機能において、データベースホームページにアクセスするためのURLは次のような形式になります。
[FileMaker Pro (Advanced)でホストされている場合]
<スキーム>://<IPアドレスまたはドメイン名>[:<ポート番号>]/
(例)http://www.example.com/
[FileMaker Server Advancedでホストされている場合]
<スキーム>://<IPアドレスまたはドメイン名>[:<ポート番号>]
(例)https://www.example.com/fmi/iwp/
データベースがFileMaker Server Advancedでホストされている場合には、「/fmi/iwp/」というパスを付加する必要があり、その点がFileMaker ProもしくはFileMaker Pro Advancedでホストされている場合と違います。