FAMLog
OpenSSL 0.9.8d & 0.9.7l
October 03, 2006
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.8d」および「OpenSSL 0.9.7l」が公開されています。
これらのバージョンではセキュリティ上の問題が修正され、OpenSSLのSSL_get_shared_ciphers()におけるバッファーオーバーフローの脆弱性や、細工されたX.509証明書の検証でサービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける可能性がある問題などが修正されています。
バージョン0.9.8系列を利用している場合にはOpenSSL 0.9.8dへ、バージョン0.9.7系列を利用している場合にはOpenSSL 0.9.7lへのアップデートが推奨されます。
Factory's FileMaker a go-go!
October 02, 2006
有限会社ファクトリーがApple Store, ShibuyaにてFileMakerの魅力に迫るマンスリーイベント「Factory's FileMaker a go-go!」を開催すると案内しています。
第1回目は2006年10月4日に開催され、リリースされたばかりのFileMaker Pro 8.5の機能紹介を交えつつ、FileMakerを利用するメリットや活用方法などを紹介する予定とのことです。
開催日時:2006年10月4日(水)19:00〜20:00
開催場所:Apple Store, Shibuya
http://www.apple.com/jp/retail/shibuya/map/
参加費:無料(事前登録不要)
OpenSSH 4.4
September 29, 2006
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 4.4」が公開されています。
OpenSSH 4.4にはセキュリティに関する修正が含まれていて、認証を行う前のサービス妨害攻撃を受ける可能性がある問題が修正されています。その他に、移植版OpenSSHでGSSAPI認証が有効の場合に、リモートからのコード実行を許可してしまう問題や、いくつかのプラットフォームにおいてアカウントの存在が知られてしまう問題も修正されています。
移植版OpenSSHではSELinuxのサポートが実験的に追加されており、configureの--with-selinuxオプションで有効にすることができるようになっています。
[参考]OpenSSH情報 - OpenSSH 4.4/4.4p1 リリース
Box SetがSLA(サイトライセンスアグリーメント)に名称変更
September 28, 2006
ファイルメーカーSLP(Software Licensing
Program)における、Box Set(ボックスセットライセンスアグリーメント)が「SLA(サイトライセンスアグリーメント)」に名称変更が行われた、とファイルメーカー社が案内しています。
これにあわせて、Box Setの「サブスクリプション」も「メンテナンス」に名称変更されています。
SLAでは、企業(事業所)において従業員数またはPCの保有台数が50以上の場合、SLA対象製品を、その企業(事業所)におけるすべてのPCにインストールし、全従業員が使用することが可能です。
FileMakerのライセンスプログラムにおいて、簡単、柔軟かつ最も割安なサイトライセンスであり、2006年9月現在、SLA対象製品は、FileMaker Pro 8.5、FileMaker Server 8、およびFileMaker Server 8 Advancedの3製品です。
ファイルメーカーPro 6 Unlimitedのテクニカルサポート終了予定日
September 27, 2006
ファイルメーカー社が、以下の旧バージョンの製品について2006年12月末日をもってテクニカルサポートサービスを終了することを案内しています。
・ファイルメーカーPro 6
・ファイルメーカー Server 5.5
・ファイルメーカーPro 6 Unlimited
・ファイルメーカー Developer 6
・ファイルメーカー Mobile for i-mode
・ファイルメーカー Mobile 2.1 for Palm OS and Pocket PC
・ファイルメーカー Mobile 2.0 for Palm OS
Web公開に関連するFileMaker製品としては「ファイルメーカーPro Unlimited」および「ファイルメーカー Mobile for i-mode」のテクニカルサポートサービスが今年の12月末に終了することになります。
なお、バージョン7以降のFileMaker製品については、2007年以降も引き続きテクニカルサポートサービスが提供されます。
[関連]ファイルメーカーPro 5.x Unlimitedのテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)
AirPort Update 2006-001 and Security Update 2006-005
September 26, 2006
AppleからAirPort Update 2006-001(AirMac Update 2006-001)およびSecurity Update 2006-005がリリースされています。
いずれもAirPort(AirMac)に関するセキュリティ上の問題を修正するもので、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.7およびMac OS X Server v10.4.7向けのものです。今回初めてIntelベースMac向けのUniversal版セキュリティアップデータ「Security Update 2006-005 (10.4.7 Universal)」が公開されていて、Mac OS X Server v10.4.7用のアップデータも兼ねています。
なお、AirPort Update 2006-001(AirMac Update 2006-001)には、MacBook Pro向けのセキュリティ以外の修正も含まれているとのことです。
FileMaker Pro 8.5の新機能:レイアウトオブジェクトの名前付け
September 25, 2006
FileMaker Pro 8.5では、新たにレイアウトオブジェクトの名称を設定できるようになっています。
情報パレット(旧名:サイズパレット)を使用して、レイアウトオブジェクト(ボタン、ポータル、タブなど)に名前を割り当てて、スクリプトでレイアウトオブジェクトに関する情報を参照することができます。
バージョン8.5で新しく追加された関数やスクリプトステップを併用することで、例えば以下のようなスクリプトを記述することが可能です。
・特定のレイアウトオブジェクトにフォーカスを移動
・レイアウトオブジェクトに関する各種情報の取得
・Webビューアの動作制御
FileMaker Pro 8.5の新機能:Universalアプリケーション
September 22, 2006
Mac版のFileMaker Pro 8.5は、UniversalアプリケーションとしてIntel搭載Macにネイティブ対応したことにより、Intel搭載Macで従来より高速に動作するようになっています。
Intel搭載Mac上でFileMaker Pro 8.5を動作させると、PowerPC搭載Mac上でFileMaker Pro 8.5を動作させた場合と比べて、最大91%パフォーマンスが増加しているとのことです。
ただし、プラグインを使う場合は注意が必要で、プラグインもIntel搭載Macに対応している必要があるか、もしくはFileMaker ProをRosetta上で動作させる必要があります。
[関連]Running plug-ins with FileMaker Pro 8.5 and Mac OS X(FAMLog)
FileMaker Pro 8.5の新機能:Webビューア
September 21, 2006
FileMaker Pro 8.5では、「Webビューア」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
この機能により、FileMaker Pro 8.5およびFileMaker Pro 8.5 Advancedにおいて、FileMaker Proのレイアウト上に直接Webのページやコンテンツを表示できるオブジェクトを配置することができます。フィールドの値や計算式の結果を用いて接続先のURLを指定することもでき、Webビューアを使用して任意のWebサイトにアクセスすることができます。さらに、Webに関連する各種技術を活用することができるため、アイデア次第でさまざまな応用が可能です。
なお、Webビューアでインターネット上のコンテンツを表示させる場合には、インターネット接続が必要です。
KP-Backup 1.0.4 アップデート
September 20, 2006
株式会社キー・プランニングが「KP-Backup 1.0.4 アップデート」を公開しています。
KP-Backupは、FileMaker Serverの標準機能のみでは実現できない機能を提供するFileMaker Server用バックアップツールです。バージョン1.0.4では、サービスの再起動をせずにエラー通知メールの設定変更が反映されるようになると共に、大量のファイルを含むフォルダを保存元として指定した場合にバックアップ時にサービスが停止する問題が修正されています。
なお、アップデートする際には、旧バージョンのKP-Backupはアンインストールせずに、アップデート用インストーラーを実行する必要があります。また、Windows版に限り、インストール先は旧バージョンと同じディレクトリを指定する必要があります。