FAMLog
FileMaker Pro 7とFileMaker Developer 7が販売開始
May 10, 2004
待ちに待った「FileMaker Pro 7」と「FileMaker Developer 7」の販売が本日より開始されました。
ファイルメーカー社のサイトからはFileMaker Pro 7の評価版をダウンロードできるようになっています。
さらに、FileMaker Pro 7とFileMaker Developer 7のデータシートPDFもファイルメーカー社のサイトから入手できます。
FileMaker Pro 7のセキュリティ機能
May 07, 2004
FileMaker 7ではセキュリティモデルも一新され、これまでは通常パスワードのみによるアクセス制御機能でしたが、アカウント名とパスワードを使ってデータベースを保護することができるようになりました。
Webブラウザー経由でデータベースにアクセスするときにも、デスクトップ上で設定したセキュリティレベルが適用されるようになっており、以前のバージョンに比べると全体的に洗練されている印象を受けます。
権限があれば、アカウントの追加や削除、パスワードの変更等もスクリプトでできるようになっており、管理面での利便性も向上しています。
Preview of Mac OS X v10.4 "Tiger"
May 06, 2004
今年のWorldwide Developers Conferenceは2004年6月28日から7月2日までの間、サンフランシスコのMoscone Westで開催されます。
AppleのCEO、Steve Jobsによる基調講演は2004年6月28日午前10時(米国西部時間)から行われ、Mac OS Xの次期メジャーリリースとなるコードネーム「Tiger(タイガー)」のプレビューが披露される予定となっています。
どうやら次のバージョンはMac OS X v10.4となるようですね。
Security Update 2004-05-03
May 05, 2004
AppleからSecurity Update 2004-05-03がリリースされました。Mac OS X v10.3.3、Mac OS X Server v10.3.3、Mac OS X v10.2.8およびMac OS X Server v10.2.8用のセキュリティアップデートが用意されています。
それぞれCoreFoundation、AFP Server、IPSecの脆弱性が修正されており、さらにMac OS X Server v10.3.3ではApache 2が、Mac OS X Server v10.2.8ではApache 2およびRemote Adminが修正されています。Security Update 2004-04-05での修正箇所も今回のセキュリティアップデートに含まれています。
Apache 2についてはバージョンが2.0.49にアップデートされて、CAN-2003-0020、CAN-2004-0113およびCAN-2004-0174の脆弱性が修正されています。
Apacheクックブック
May 04, 2004
Apacheクックブックは、Apache HTTP Serverを管理・運用する上で実践的で役立つ情報がまとめられた書籍です。
モジュールのインストールやログの記録、バーチャルホスト、リライト、SSLの設定方法など、幅広いトピックについて分かりやすく解説しています。Apache 2.0、1.3に対応した内容となっています。
現場での様々な局面を想定して書かれているこの本は、宣伝通りまさしくWebサーバー管理者必携の書と言える本です。
QuickTime 6.5.1
May 03, 2004
iTunes 4.5のリリースにあわせてQuickTime 6.5.1が入手可能になりましたが、このバージョンのQuickTimeではセキュリティホールが修正されています。
Appleのセキュリティ勧告によると、不正な形式の.mov(ムービー)ファイルがQuickTimeを終了させる可能性があるというCAN-2004-0431の問題を修正しているそうです。
上記の問題を発見したeEye Digital Securityによると、このセキュリティホールにはファイルを開くと悪意のあるコードが実行される可能性もあるそうですが、Appleのセキュリティ勧告ではこの点には触れられていません。
Timestampフィールドタイプ
April 30, 2004
FileMaker Pro 7ではTimestampフィールドタイプが新しく追加されています。
これまでは日付(Date)フィールドタイプおよび時刻(Time)フィールドタイプは存在しましたが、日付と時刻を同時に扱うフィールドタイプはありませんでした。
日時情報を保存するために日付フィールドと時刻フィールドの2つのフィールドを設定する必要がありましたが、Timestampフィールドを利用すると1フィールドで日時情報を扱うことができるようになります。
リミットの向上 (4)
April 29, 2004
FileMaker 7シリーズでは1ファイルに最大1,000,000テーブルを設定できることについてはすでに触れましたが、最大レコード数の限界値も増加しています。
FileMaker Pro 7と共にインストールされるPDFファイル「Installation and New Features Guide For FileMaker Pro 7 and FileMaker Developer 7」によると、バージョン7では1テーブルに最大64,000,000,000,000,000(64×10の15乗)のレコードを扱うことができるようになったそうです。
さらに1テーブルに最大256,000,000のフィールドを持たせることができ、データベースキャパシティは劇的に拡大したことが伺えます。
Unicode対応
April 28, 2004
FileMaker 7ではUnicodeでテキストデータが保存されるようになっています。Unicodeに対応したことにより、Mac OS Xではヒラギノフォントを有効活用することができるようになりました。
Unicode対応によって扱える文字が増える一方で、ソート順が前バージョンと変わる場合があったり、MacとWindows間でデータ交換をする際に文字化けが発生する可能性もあるかもしれません。実際に移行する際には、慎重に検証してからがよいかと思います。
なお、FileMaker Pro 7でテキストフィールドでは1フィールドに最大2GBのテキストデータをおさめられるようになっていますが、これは文字エンコーディングにUTF-16を利用した場合です。シフトJISやUTF-8など、UTF-16以外の場合には1GBが限界となりますので、実用面では最大1GBと認識しておいたほうがいいでしょう。
(2005/05/13追記:FileMaker Knowledge Baseリニューアルに伴いリンクを修正しました。)
リレーションシップグラフ
April 27, 2004
FileMaker Pro 7の新機能の1つにリレーションシップグラフがあります。
テーブルの相関関係がGUIで表示されるようになり、ドラッグ&ドロップで双方向のリレーションシップを設定することができるようになりました。
当初はカード型データベースであったFileMakerは、バージョン3.0でリレーション機能が追加されました。しかしながら、不自由な面も多く、リレーションのためにわざわざ計算フィールドを設定しなければならない場面がありました。FileMaker 7ではそのような必要もなくなります。
リレーショナルデータモデルが一新され、FileMaker Pro 7はいまどきのリレーショナルデータベースにもなったと言えるでしょう。
(2006/01/03追記:リンク先のURLを変更しました。)