FAMLog
Security Update 2004-05-24
May 24, 2004
AppleからSecurity Update 2004-05-24がリリースされました。Mac OS X (Server) v10.3.3、Mac OS X (Server) v10.2.8用のセキュリティアップデートが用意されています。
Web閲覧中に悪意のあるページにより任意のスクリプトが実行されてしまうHelp Viewerアプリケーションの脆弱性(CAN-2004-0486)が修正されています。
10.2.8用のセキュリティアップデートでは上記と同種の脆弱性(CAN-2004-0485)が修正されTerminalが更新されていますが、10.3.3用のセキュリティアップデートにはこの更新内容が含まれていません。
RCDefaultAppを利用して、「help」「disk」「disks」「telnet」のURIハンドラを無効にしておいた方がよさそうです。
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点 (7)
May 21, 2004
FileMaker Pro 7のインスタントWeb公開では、FileMaker Proで定義されているアカウントおよびアクセス権セットを使用して、セキュリティを確保できるようになっています。
Web上で公開されたデータベースの表示、編集、ソートおよび検索を行う際には、デスクトップでFileMaker Proを操作するときと同様に、各操作を行うためのアクセス権が必要となります。
なお、バージョン7では「アカウントとアクセス権」で定義された設定が反映されるようになっているので、Web セキュリティデータベースはサポートされなくなっています。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点 (6)
May 20, 2004
FileMaker Pro 7のインスタントWeb公開では、検索モードにおいてより柔軟で強力な検索ができるようになり、Webユーザーが複数の検索条件の実行、検索条件の除外、既存の検索条件の拡大や絞り込みを行うことができるようになっています。
リスト形式では一度に5つのレコードが表示され、表形式では20のレコードが表示されます。現在のレコードは常に一番上または最初の行になり、ステータスエリアのコントロールを使用して前のレコード範囲を表示することができます。
表形式では、設定により列見出し(フィールド名)をクリックして、昇順または降順でレコードをソートすることも可能です。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点 (5)
May 19, 2004
FileMaker Pro 7ではインスタントWeb公開のインターフェースでソートポップアップメニューがサポートされています。
ステータスエリアにあるソートボタンを押すとダイアログが別ウインドウで表示され、Webユーザーは現在のレイアウトのフィールドに基づいてデータをソートすることができます。
ソートオプションでは通常のFileMaker Proと同様にソート優先順位を指定することができ、昇順、降順あるいは値一覧にある順序に従ってソートさせることができます。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
PureFTPd Manager 1.2
May 18, 2004
PureFTPd Manager 1.2がリリースされています。
PureFTPd Managerは、PureFTPdというFTPサーバーのフロントエンドとしてGUIによるサーバー管理機能を備えたMac OS X用のアプリケーションです。パッケージにはPureFTPdも同梱されているので、Mac OS Xで手軽に高機能なFTPサーバーのインストールおよび設定ができます。
PureFTPd Manager 1.2にはPureFTPd 1.0.18がパッケージに含まれ、このバージョンではデフォルトでUTF-8のファイル名に対応するようになっています。UTF-8-MACに対応したFTPクライアント(RBrowserなど)を利用することにより、日本語ファイル名のファイルを転送することが可能になっています。
(2006/01/03追記:「RBrowserLite」を「RBrowser」に記述を変更し、あわせてリンク先のURLを変更しました。)
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点 (4)
May 17, 2004
FileMaker Pro 7のインスタントWeb公開では、Webブラウザーからアクセスする際に、ツールバーアイコンとボタンの付いたステータスエリアが表示されます。
ステータスエリアにはWeb上でソリューションを操作するために必要な機能があらかじめ備わっており、デスクトップでFileMaker Proを操作するときと同じように操作が可能です。ステータスエリアは非表示にすることもできます。
FileMaker Proで定義した任意のレイアウトを表示することができるようになり、画面は選択したレイアウトに関連した表示がされます。あわせて表示方法の切り替えも可能で、フォーム形式、表形式に加えリスト形式も新たに選ぶことができるようになっています。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点 (3)
May 14, 2004
FileMaker 7のインスタントWeb公開では、複数のステップを使用した複雑なスクリプトを実行することができるようになり、70を超えるスクリプトステップがWeb互換としてサポートされるようになっています。
これまではステップ数が多い複雑なスクリプトの実行にはかなりの制限があり、Webで利用できるスクリプトステップは20程度でした。
スクリプト編集時に「Web の互換を区別して表示」にチェックをつけると、Web互換でないスクリプトステップは淡く表示されるようになり、Webユーザーが利用可能なスクリプトであるか確認しやすくなっています。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
Apache HTTP Server 1.3.31リリース
May 13, 2004
Apache HTTP Server 1.3.31がリリースされています。バージョン1.3.30はリリースされていません。
Apache 1.3.31では、multiple listening socketsを使用する場合いくつかのプラットフォームでサービス拒否攻撃が可能な脆弱性(CAN-2004-0174)、error_logに書き込む前にエスケープ処理をしていない問題(CAN-2003-0020)、ビッグエンディアンかつ64bit環境で発生するmod_accessにおけるアクセス制限が正常に機能しない脆弱性(CAN-2003-0993)およびmod_digestにおける脆弱性(CAN-2003-0987)が修正されています。
あわせてmod_ssl 2.8.17 for Apache 1.3.31もリリースされています。
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点 (2)
May 12, 2004
インスタントWeb公開機能を利用すると、HTMLファイルを用意することなく、手軽にFileMaker ProのデータベースをWeb公開することができます。
FileMaker Pro 7では、インスタントWeb公開のインターフェースのデザインが変更され、FileMaker Proデスクトップアプリケーションにより近い外観と機能を持つようになりました。
任意の数のレイアウトをWeb上で直接公開することができるようになり、Webブラウザーで閲覧した場合にFileMaker Pro上での画面がより再現されるようになっています。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)
FileMaker 7 インスタントWeb公開の改善点
May 11, 2004
FileMaker Pro 7のインスタントWeb公開でまず注目する点として、Webブラウザーで接続した場合に、マルチスレッド化された個々のセッションが維持されるようになりました。
セッションを維持するためにCookieもしくはQUERY_STRINGが利用され、各セッションごとの処理がFileMaker側で記憶されます。例えば、データベースに接続中にWebブラウザーのウインドウを閉じても、再度すぐにアクセスすればさきほどの画面が表示されます。
マルチスレッドで処理をこなせるようになったので、Webユーザーが実行する一部のタスクが他のWebユーザーに影響を及ぼすことがなくなり、基本性能自体も向上しています。
(2006/12/19追記:「インスタント Web 公開」を「インスタントWeb公開」に記述を変更しました。)