FAMLog
OpenSSH 7.1p2が公開
January 18, 2016
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 7.1p2」が公開されています。
OpenSSH 5.4から7.1におけるクライアントのコードにはSSH接続再開の実験的なサポートが含まれており、このコードが原因でプライベートキーなどメモリー内のデータが盗まれる危険性がありましたが、OpenSSH 7.1p2ではこの脆弱性が修正されています。
なお、バージョン7.1p2にすぐに更新できない場合には、OpenSSH 5.4以上ではグローバルなssh_configかユーザーの設定(~/.ssh/config)に「UseRoaming no」を加える、もしくはコマンドラインで「-oUseRoaming=no」を渡すことで、上記の脆弱性を一時的に回避することもできるとのことです。
[参考]OpenSSH 7.1p2 がリリースされました..(春山 征吾のくけー)
FileMaker Pro 14の改善点:Starter Solutionの更新
January 07, 2016
FileMaker Pro 14では、Starter Solutionのテンプレートが更新されています。
「イベント」と「プロジェクト」のStarter Solutionについてはデザインが一新されており、「ワークフロー」はよりシンプルになっています。さらに、16種類すべてのStarter SolutionにFileMaker WebDirect対応のレイアウトが追加されています。
なお、Starter Solutionを使用してデータベースファイルを作成するには、[ファイル]メニューの[Starter Solution から新規作成...]を選びます。
「FileMaker カンファレンス 2015」講演資料 (2)
December 29, 2015
2015年11月27日に行われたFileMaker カンファレンス 2015のジェネラルトラック(G-29)講演資料を公開しました。
・ダウンロード:「SSL暗号化通信を利用したネットワークセキュリティの向上」(PDF形式/ファイルサイズ:約10.2MB)
「SSLforFMNetwork2015.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
26f37ba8aa95749e75f035666c4d61cc24c27134
■関連リンク
・FileMaker のネットワークセキュリティと SSL - 概要(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker Server のための新しいカスタム SSL 証明書の作成(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker Server への既存の SSL 証明書のインポート(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker製品でサポートされるSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧(FAMLog)
・FileMaker Server 14の新機能:Admin Console上でのSSLサーバー証明書のインポート(FAMLog)
・FileMaker カンファレンス 2015 関連リンク集(FAMLog)
・「FileMaker カンファレンス 2015」講演資料 (1)(FAMLog)
(2022年5月9日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
「FileMaker カンファレンス 2015」講演資料 (1)
December 28, 2015
2015年11月25日に行われたFileMaker カンファレンス 2015のジェネラルトラック(G-6)講演資料を公開しました。
・ダウンロード:「FileMaker WebDirect ソリューション開発におけるテストフレームワークの活用」(PDF形式/ファイルサイズ:約3.8MB)
「TestingFrameworkAndFMWebDirect.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
a1984af40684b3a234c921aa4a75e56962c2f74c
■関連リンク
・「アジャイル型開発におけるプラクティス活用事例調査」の報告書とリファレンスガイドを公開(IPA 独立行政法人 情報処理推進機構)
・GitHub
・Travis CI
・CircleCI
・Jenkins
・GitLab
・INTER-Mediator
・Selenium WebDriver
・Selenium IDE
・FileMaker WebDirect(ファイルメーカー)
・ChromeDriver
・FileMaker カンファレンス 2015 関連リンク集(FAMLog)
(2022年5月9日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker Pro 14.0.4 アップデータが公開
November 16, 2015
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 14.0.4 および FileMaker Pro 14.0.4 Advanced アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 14またはFileMaker Pro 14 Advancedをバージョン14.0.4に更新するものです。バージョン14.0.4では、Windows版において[スクリプトワークスペース]のスクリプトパネルでスクリプトをクリックするとスクリプトがスクリプトワークスペースの別の場所にドラッグされてしまう問題や、 OS X El Capitanにおいて[URL から挿入]スクリプトステップを使用したスクリプトでSSL証明書エラーが誤って返される問題等が修正されています。
なお、FileMaker 14.0.4ではクライアント(FileMaker ProおよびFileMaker Go)とホスト(FileMaker Server)間のインタラクションに変更が加えられており、重要なセキュリティおよび製品の問題を完全に修正するためにはクライアントおよびホストの両方をFileMaker 14.0.4にアップデートする必要がある旨の案内が行われています。
[関連]FileMaker 14.0.4 - インストールに関する重要な注意事項(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 14.0.4 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker Server 14の新機能:スタンバイサーバー
November 12, 2015
FileMaker Server 14では、ハードウェアやソフトウェアまたはネットワークの障害によって運用サーバーがデータベースをホストできなくなった場合に、運用サーバーを置き換えるスタンバイサーバーを設定できるようになり、可用性を向上させることができます。
スタンバイサーバーは、コマンドラインインタフェース(CLI)を使って設定し、管理します。メインサーバーが停止した場合、コマンドラインインターフェースで一連のコマンドを入力することでスタンバイサーバーに切り替わります。
スタンバイサーバーを設定するには、同じ構成の2台のサーバーマシンが必要です。2台のサーバーマシンは、オペレーティングシステムやFileMaker Serverのバージョン、インストールフォルダ、RAMサイズ、各種設定等を一致させる必要があります。
[関連]スタンバイサーバー - 概要(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 14.0.3 アップデータが公開
October 15, 2015
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 14.0.3 および FileMaker Pro 14.0.3 Advanced アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 14またはFileMaker Pro 14 Advancedをバージョン14.0.3に更新するものです。バージョン14.0.3では、Microsoft Windows 10およびOS X El Capitan v10.11のサポートが追加された他、不具合の修正が行われています。
FileMaker ナレッジベースでは特に触れられていませんが、バージョン14.0.3ではFileMakerネットワーク共有においてワイルドカードSSLサーバー証明書をサポートするようになっています。
[関連]FileMaker製品でサポートされるSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧(FAMLog)
「FileMaker カンファレンス 2015」のご案内
October 08, 2015
ファイルメーカー社が主催する「FileMaker カンファレンス 2015」において、併設されるショウケースにエミックのブースを出展します。
FileMakerデータベースをそのままの見栄えでWebアプリとして運用できる「FMPress Publisher」のデモ展示を行います。エミックのホスティングサービス「FMPress」で提供しているもので、ご契約の方は追加費用なしにご利用いただけます。ご来場の際には是非ともお立ち寄りください。
また、1日目の11月25日(水)15時30分から開始予定のジェネラルトラックのセッション「FileMaker WebDirect ソリューション開発におけるテストフレームワークの活用」ではスピーカーとしてFileMaker WebDirectとテストフレームワークに関する講演を、そして3日目の14時10分から開始予定のジェネラルトラックのセッション「SSL暗号化通信を利用したネットワークセキュリティの向上」ではスピーカーとしてSSL/TLSに関する講演を行います。是非お早めに事前登録のうえ当日ご来場ください。
FileMaker カンファレンス 2015
開催日:2015年11月25日(水)〜11月27日(金)
開催場所:JPタワーホール&カンファレンス
参加費:無料(事前登録制、一部有料のセッションあり)
詳細:FileMaker カンファレンス 2015 公式ページ(ファイルメーカー社)
[関連]FileMaker カンファレンス 2015の事前登録受付が開始(FAMLog)
OpenSSH 7.1が公開
August 27, 2015
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 7.1」が2015年8月下旬に公開されています。
OpenSSH 7.1では、OpenSSH 7.0にPermitRootLogin=prohibit-password/without-passwordでの論理的なエラーが含まれていた点が修正されています。コンパイル時の設定に依存しており、他の認証方式を禁止してrootへのパスワード認証を許可してしまう場合があったとのことです。
なお、バージョン7.0で、安全でない暗号を使用しないようにするために廃止された機能が複数あり、互換性や既存の設定に一部影響するものもあるので、古いバージョンからバージョンアップする際にはその点に留意する必要があります。
[参考]OpenSSH 7.1/7.1p1 がリリースされました.(春山 征吾のくけー)
INTER-Mediator 5.2を公開
August 24, 2015
「INTER-Mediator 5.2」を公開しました。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。HTMLへの属性追加と設定ファイルを作成するだけで、データベースと連動するWebアプリケーションを開発できます。
バージョン5.2では、PDOでレコードの複製およびLDAP認証をサポートし、PHP 5.2/5.3向けにファイルアップロードコンポーネントにおけるPHPのmove_uploaded_file関数でNULLバイト攻撃できる問題(CVE-2015-2348、PHP 5.4.39/PHP 5.5.23/PHP 5.6.7で修正済み)への対策を行いました。同時に、バージョン5.2をベースにしたINTER-Mediator-Server VMもリリースしました。VMを利用する上での利便性を高めるアップデートも行っています。