FAMLog
FileMaker Pro 9の新機能:スクリプトのグループ化/編集ツール
September 20, 2007
FileMaker Pro 9では、新たに複数のスクリプト編集ウインドウを表示できるようになると共に、関連するスクリプトをグループ化できるようになりました。
グループ化されたスクリプトは、スクリプトメニューでサブメニューとして表示され、スクリプトを分類、整理しやすくなっています。さらに、フィルタ機能によりスクリプトを瞬時に探し出せるようになり、複数のスクリプトを同時に管理、表示および編集しやすいように改善されています。
その他、スクリプトおよびスクリプトステップのコピー&ペーストは従来ではFileMaker Pro Advancedのみで利用可能な機能でしたが、通常版のFileMaker Pro 9でも利用できるようになっています。
FileMaker Pro 9の新機能:条件付き書式
September 19, 2007
FileMaker Pro 9では、レイアウトオブジェクトに条件付き書式を定義できる機能が新たに追加されました。これにより、データベース構造を変更することなく、指定した任意の条件を満たす場合にレイアウトオブジェクトの書式を動的に変更させることができます。
レイアウトモードで単一、複数またはグループ化されたオブジェクトを選択した後、[書式]メニューの[条件付き...]を選択することで、条件付き書式に関する設定ができるダイアログボックスが表示されます。
条件付き書式を設定できるレイアウトオブジェクトは以下の通りで、長方形や線などの非テキストオブジェクトには条件付き書式を設定することはできません。
・テキスト
・フィールド
・マージフィールド
・レイアウト記号(日付、時刻、ページ番号、レコード番号など)
・テキストベースのボタン
・Webビューア
リレーションで極めるファイルメーカー7:追加情報その2
July 18, 2007
http://msyk.net/において、書籍「リレーションで極めるファイルメーカー7」の追加分のテキスト(第6章4節)が2007年7月15日に公開されていました。
2006年6月に公開された追加分のテキスト「第6章 リレーションからコンテキストへ」の第4節として「コメントチェーンのデータベース化」が新たに公開されています。リレーションを活用したデータ構造とその設計について実例を交えて解説されています。
なお、すでに公開されていた第6章のテキストについては、今年の5月頃にその内容が一部更新されていたようです。
[参考]「リレーションで極めるファイルメーカー7」第6章4「コメントチェーンのデータベース化」公開(FileMaker Pro 7/8 によるWeb開発覚え書き)
FileMaker 9 製品ライン発表
July 11, 2007
FileMaker, Inc.が「FileMaker Pro 9」を始めとするFileMaker 9 製品ラインを発表しています(日本語訳)。
米国では「FileMaker Pro 9」、「FileMaker Pro 9 Advanced」、「FileMaker Server 9」および「FileMaker Server 9 Advanced」の販売がすでに開始されています。
ただし、FileMaker 9 製品ラインの各製品について、日本市場での発売、仕様、価格等については現在のところ未定であり、後日報道発表およびファイルメーカー社のWebサイトで詳細が案内されるとのことです。
IWP export
June 18, 2007
FMWebschoolが、FileMaker 7以降のインスタントWeb公開機能においてCSV形式のエクスポート機能を実現可能にするFileMakerプラグイン「IWP export」を2007年6月12日に発表しています。
FileMaker 7以降のインスタントWeb公開機能では、通常では[レコードのエクスポート]スクリプトステップはWeb非互換です。IWP exportが提供する外部関数を使用することにより、インスタントWeb公開でCSV形式のファイルをエクスポートすることが可能になります。
IWP exportは、FileMaker Server互換のプラグインであり、FileMaker Pro(バージョン7〜8.5)だけでなく、FileMaker Server Advancedと共に使用することも可能です。価格は1ライセンスあたり49.99ドルであり、Developer Licenseも用意されています。
FileMaker Pro 8.5v2 Windows版アップデータ
March 22, 2007
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 8.5v2 アップデータ」と「FileMaker Pro 8.5v2 Advanced アップデータ」を配布しています。
FileMaker Pro 8.5v2およびFileMaker Pro 8.5v2 Advancedのアップデータは、Windows版のみ配布されており、バージョン8.5v1をバージョン8.5v2に更新します。Mac版は提供されていません。
バージョン8.5v2では、Windows Vista上で発生していた問題や、大量のデータを印刷した際に空白のページが印刷される問題が修正されています。
[関連]FileMaker Pro 8.5v2 Mac版アップデータ(FAMLog)
(2007/12/21追記:2007年12月19日にMac版のFileMaker Pro 8.5v2 アップデータが配布されたことに伴い、関連記事へのリンクを追加しました。)
FileMaker API for PHP用拡張アクセス権キーワード
November 30, 2006
2006年11月現在パブリックベータ版として公開されている「FileMaker API for PHP」を利用する場合、FileMakerデータベースの拡張アクセス権設定を調整する必要があります。
XSLTを使用したカスタムWeb公開では、キーワードが「fmxslt」である拡張アクセス権設定を作成しましたが、FileMaker API for PHPの場合では、そのキーワードは「fmphp」となります。
利用したいデータベースごとに、キーワードが「fmphp」である拡張アクセス権設定を作成し、任意のアクセス権セットにFileMaker API for PHPによる接続を許可するように設定を行います。
FileMaker Pro 8.5の新機能:レイアウトオブジェクトの名前付け
September 25, 2006
FileMaker Pro 8.5では、新たにレイアウトオブジェクトの名称を設定できるようになっています。
情報パレット(旧名:サイズパレット)を使用して、レイアウトオブジェクト(ボタン、ポータル、タブなど)に名前を割り当てて、スクリプトでレイアウトオブジェクトに関する情報を参照することができます。
バージョン8.5で新しく追加された関数やスクリプトステップを併用することで、例えば以下のようなスクリプトを記述することが可能です。
・特定のレイアウトオブジェクトにフォーカスを移動
・レイアウトオブジェクトに関する各種情報の取得
・Webビューアの動作制御
FileMaker Pro 8.5の新機能:Universalアプリケーション
September 22, 2006
Mac版のFileMaker Pro 8.5は、UniversalアプリケーションとしてIntel搭載Macにネイティブ対応したことにより、Intel搭載Macで従来より高速に動作するようになっています。
Intel搭載Mac上でFileMaker Pro 8.5を動作させると、PowerPC搭載Mac上でFileMaker Pro 8.5を動作させた場合と比べて、最大91%パフォーマンスが増加しているとのことです。
ただし、プラグインを使う場合は注意が必要で、プラグインもIntel搭載Macに対応している必要があるか、もしくはFileMaker ProをRosetta上で動作させる必要があります。
[関連]Running plug-ins with FileMaker Pro 8.5 and Mac OS X(FAMLog)
FileMaker Pro 8.5の新機能:Webビューア
September 21, 2006
FileMaker Pro 8.5では、「Webビューア」と呼ばれる機能が新機能として追加されています。
この機能により、FileMaker Pro 8.5およびFileMaker Pro 8.5 Advancedにおいて、FileMaker Proのレイアウト上に直接Webのページやコンテンツを表示できるオブジェクトを配置することができます。フィールドの値や計算式の結果を用いて接続先のURLを指定することもでき、Webビューアを使用して任意のWebサイトにアクセスすることができます。さらに、Webに関連する各種技術を活用することができるため、アイデア次第でさまざまな応用が可能です。
なお、Webビューアでインターネット上のコンテンツを表示させる場合には、インターネット接続が必要です。