FAMLog


バージョン8以降でWeb公開エンジンにJavaライブラリを追加する方法

November 13, 2008

FileMaker ServerのXSLTを使用したカスタムWeb公開では、Javaのライブラリファイルを追加することで、追加したライブラリに含まれるメソッドをXSLTスタイルシートで利用できます。

Javaのライブラリファイルを下記のフォルダに配置した後、Web公開エンジンを再起動することで、ライブラリを利用できるようになります。

(Mac)
/Library/FileMaker Server/Web Publishing/publishing-engine/cwpe/WEB-INF/lib

(Windows)
C:¥Program Files¥FileMaker¥FileMaker Server¥Web Publishing¥publishing-engine¥cwpe¥WEB-INF¥lib

FileMaker Server 7 Advancedのときと異なり、FileMaker Server 9およびバージョン8以降のFileMaker Server Advancedでは、フォルダのパスが若干変わっていて、FileMaker Serverのバージョン番号が含まれなくなっています。

[関連]Web公開エンジンにJavaのライブラリを追加する(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Server カスタムWebテクニック:第6章補足情報

October 01, 2008

FileMaker Server カスタムWebテクニック」第6章補足情報

『6.1.7 送信メールのSubjectで発生する文字化けを防止する』で紹介している、javax.mail.internet.MimeUtilityクラスのencodeTextメソッドは、FileMaker Server 9およびFileMaker Server 9 Advancedでは使用できません。

バージョン9のFileMaker Serverでは、利用されているTomcatのバージョンが5.5系列にアップグレードされた関係で、JavaMail APIのライブラリがWeb公開エンジンに同梱されなくなりました。そのため、バージョン7およびバージョン8では利用可能であったJavaMail APIが提供するMimeUtilityクラスのencodeTextメソッドは利用できなくなっています。

ただし、JavaMail APIのライブラリ(mail.jar)と、JavaMail APIの利用に必要なJavaBeans Activation Frameworkというライブラリ(activation.jar)を、Web公開エンジンに追加すれば上記のメソッドを利用できるようになります。

Tag: Book

OpenSSL 0.9.8i

September 19, 2008

通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 0.9.8i」が公開されています。

バージョン0.9.8iでは、機能強化および不具合の修正が行われていますが、セキュリティ上の修正は特にありません。

現在OpenSSLの最新安定版はバージョン0.9.8系列であり、今回公開されたOpenSSL 0.9.8iへのバージョンアップが推奨されています。

Tag: Security

Ruby on Rails 2.1.1 & 2.0.4

September 05, 2008

Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 2.1.1」および「Ruby on Rails 2.0.4」が公開されています。

Rails 2.1.1およびRails 2.0.4では、REXMLのDoS脆弱性に対処されています。

また、バージョン2.0.4では、メール用のライブラリであるTMailがバージョン1.2.1にアップデートされると共に、Ruby 1.9系列への対応作業が行われています。

Tag: Ruby

REXMLにDoS脆弱性

August 25, 2008

REXMLのサービス運用妨害(DoS)の脆弱性に関する情報が公開されています。

REXMLは、Rubyで実装されたXMLパーサーであり、Ruby on RailsでXMLの構文解析にも使用されているものです。XML entity explosion attackと呼ばれる攻撃手法により、ユーザーから与えられたXMLを解析するようなアプリケーションをサービス不能状態にすることができます。

今回公開された脆弱性に対処するには、問題を修正するためのモンキーパッチ(実行時にライブラリを修正するパッチ)を適切に利用する必要があります。

Tag: Ruby

PHP 4.4.9

August 08, 2008

PHP 4系列の最終版「PHP 4.4.9」が公開されています。

バージョン4.4.9にはセキュリティに関わる修正が含まれていて、同梱されているPerl互換正規表現ライブラリであるPCREライブラリはバージョン7.7に更新されています。

PHP 4は2008年8月8日で保守が終了となり、今後はPHP 5への移行が強く推奨されます。なお、現時点(2008年8月)ではPHP 5系統の最新安定バージョンはPHP 5.2.6です。PHP 5.0系列およびPHP 5.1系列は、すでにメンテナンスされていません。

Tag: Apache

ICU4J 4.0

July 07, 2008

Unicodeのサポートやソフトウェアの国際化に必要な機能を提供するJavaライブラリ「ICU4J」の新バージョン「ICU4J 4.0」が公開されています。

ICU4J 4.0では、Unicode 5.1およびCommon Locale Data Repository (CLDR) 1.6がサポートされています。

ICU Licenseというオープンソースライセンスの下で配布されており、ICU4Jを利用すると、Unicodeの正規化処理や、西暦と和暦の変換などが可能になります。

Tag: Java

Mac OS X LeopardはRuby on Railsを標準搭載

June 17, 2008

Mac OS X LeopardおよびMac OS X Server Leopardには、Ruby on Railsが搭載されています。

Mac OS X v10.5.3に標準搭載されているRuby on Railsのバージョンは1.2.6であり、Ruby用のWebサーバー兼HTTPライブラリであるMongrelや、Ruby製のアプリケーションデプロイメントツールであるCapistranoもMac OS X Leopardには標準で組み込まれています。

RubyGemsも標準で同梱されているため、RubyやRubyGemsを別途インストールすることなく、Rfmを容易にインストールすることも可能です。

Tag: Mac

Ruby 1.8.7-p17

June 13, 2008

オブジェクト指向スクリプト言語Rubyの最新安定版となる「Ruby 1.8.7-p17」が公開されています。

Ruby 1.8.7-p17は、Ruby 1.8.7の公開後に見つかった問題の修正を目的としており、安定性と互換性が向上しています。delegateライブラリの不具合が修正され、Ruby on Rails 2.0.2との互換性も改善されています。

Ruby 1.8.7をすでに導入していた場合には、本バージョンへのアップグレードが推奨されています。

Tag: Ruby

Ruby 1.8.7

June 03, 2008

オブジェクト指向スクリプト言語Rubyの最新安定版となる「Ruby 1.8.7」が公開されています。

Ruby 1.8.7では、組み込みクラスの機能充実、標準ライブラリの更新、パフォーマンスの改善、不具合の修正などが行われています。次世代版Ruby 1.9の機能が一部バックポートされていて、一部のメソッドがRuby 1.8でも利用できるようになっています。

なお、Ruby 1.8.6は今後もメンテナンスが継続される予定です。Ruby 1.8.5については、未適用のパッチを取り込んでから最後のリリースが行われ、その後はメンテナンスが終了する予定であるようです。

[関連]Ruby 1.8 リリース計画(Ruby Issue Tracking System)

Tag: Ruby

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