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FAMLog News Archive:第99回 2023年春号

February 28, 2023

■Claris FileMaker 19.6.3の提供が開始(2023年2月)

Claris FileMaker 19.6.3の提供が2023年2月に開始されました。バージョン19.6.3では、Claris FileMaker Serverで共有されているデータベースに多数のアカウントが含まれていてネットワーク接続で遅延が発生している場合に初めてデータベースを開くのに時間がかかる問題が修正されています。

[関連]Claris FileMaker Pro 19.6.3の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Go 19.6.3の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.6.3の提供が開始(FAMLog)

■FMDataAPI Ver.29が公開(2022年12月)

Claris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン29が2022年12月に公開されました。FMDataAPIはMITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアであり、FMDataAPI Ver.29ではHTTP/2でFileMaker Server 19の最新版に接続できない場合がある互換性の問題が改善されています。

[関連]FMDataAPI Ver.29が公開(FAMLog)

Tag: News

OpenSSH 9.2が公開

February 07, 2023

SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョンであるOpenSSH 9.2が2023年2月上旬に公開されています。

OpenSSH 9.2では、2点のセキュリティ問題と、1点のメモリ安全性に関する問題が修正されています。

なお、バージョン9.2では新機能として、sshd_configにおいてチャンネルのアイドルタイムアウトをサポートするChannelTimeoutディレクティブと、一定期間開いているチャンネルがないクライアント接続を終了させるUnusedConnectionTimeoutが追加されています。

[参考]OpenSSH 9.2 がリリースされました(春山征吾のBlog)

Tag: Security

Claris FileMaker Server 19.6.3の提供が開始

February 06, 2023

Claris FileMaker Server 19.6.3の提供が開始されています。

FileMaker Server 19.6.3では、FileMaker Serverで共有されているデータベースをClaris FileMaker Goで開くと時間がかかる問題や、Claris FileMaker Serverで共有されているデータベースに多数のアカウントが含まれていてネットワーク接続で遅延が発生している場合に初めてデータベースを開くのに時間がかかる問題等が修正されています。

なお、バージョン19.6のFileMaker Serverでは、Windows Server 2022 Standard EditionとWindows Server 2022 Datacenter Editionがサポートされていますが、Windows Server 2016 Standard Edition、Windows Server 2016 Datacenter EditionおよびUbuntu 18.04 LTSはサポート対象外になっています。

[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.6.2の提供が開始(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19.6.3の提供が開始

February 02, 2023

Claris FileMaker Pro 19.6.3の提供が開始されています。

FileMaker Pro 19.6.3では、Claris FileMaker Serverで共有されているデータベースに多数のアカウントが含まれていてネットワーク接続で遅延が発生している場合に、初めてデータベースを開くのに時間がかかる問題が修正されています。また、特定の条件下でトランザクション中に構築された索引の値が見つからない問題も修正されています。

Claris FileMaker 19.6.3のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration Tool、Claris FileMaker Custom App Upgrade ToolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。

Tag: FileMaker

INTER-Mediator Ver.10が公開

October 14, 2022

INTER-Mediator Ver.10が公開されています。

INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。INTER-Mediator Ver.10では、テキストフィールドやテキストエリアの自動保存、ユーザーエクスペリエンスの改良など、機能追加および改善点は多岐に渡っています。

INTER-Mediator Ver.5系統とINTER-Mediator Ver.6以降は内部的な構造が大幅に異なります。旧バージョンからバージョンアップする際には、必ず事前にバージョン移行ガイドINTER-Mediatorの方向性に関するページを参照するようにしてください。

Tag: FileMaker

OpenSSH 9.1が公開

October 04, 2022

SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョンであるOpenSSH 9.1が公開されています。

OpenSSH 9.1では、悪用可能ではないと考えられているメモリ安全性に関する問題が3件修正されています。

なお、バージョン9.1では新機能の1つとして、ssh(1)とsshd(8)において最小のRSA鍵長を設定するRequiredRSASizeディレクティブが追加されていて、この長さを下回る鍵についてはsshd(8)のユーザー認証とホスト認証で無視されるようになっているとのことです。

[参考]OpenSSH 9.1 がリリースされました(春山征吾のBlog)

Tag: Security

Spring4Shellの脆弱性(CVE-2022-22965)とClaris FileMaker

April 12, 2022

Spring Frameworkの脆弱性(CVE-2022-22965)とClaris FileMakerに関する情報がClaris ナレッジベースで公開されています。

Spring Frameworkにおける不適切なデータバインディング処理による任意コード実行の脆弱性(CVE-2022-22965)は、脆弱性の通称としてSpring4ShellまたはSpringShellが用いられています。遠隔から攻撃者が任意のコードを実行できる当該脆弱性はすでに攻撃に広く利用されている状況になっています。

Claris ナレッジベースの記事によると、該当するフレームワークを使用していないClaris FileMakerはSpring4Shell(CVE-2022-22965)の影響を受けないとのことです。

[関連]Claris FileMaker 製品と Spring4Shell の脆弱性(Claris ナレッジベース)、JVNVU#94675398: Spring Frameworkにおける不適切なデータバインディング処理による任意コード実行の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)

Tag: FileMaker

OpenSSH 9.0が公開

April 11, 2022

SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョンであるOpenSSH 9.0が2022年4月上旬に公開されています。

OpenSSH 9.0では、「sntrup761x25519-sha512@openssh.com」と定義される耐量子鍵交換方式がデフォルトで利用されるようになっているほか、scpが従来のプロトコルからSFTPを利用したものに変更されていて、サーバーサイドのファイルコピーを実行することをSFTPクライアントに許すcpコマンドも追加されています。

なお、scpクライアントに-Oフラグを用いることで従来のプロトコルであるscpおよびrcpを利用するように指定することができます。

[参考]OpenSSH 9.0 がリリースされました(春山征吾のBlog)

Tag: Security

Security Update 2022-003 Catalinaの提供が開始

March 22, 2022

macOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2022-003の提供が2022年3月中旬に開始されています。

macOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2022-003では、アプリケーションにカーネル権限を取得されて任意のコードを実行される可能性がある問題や、ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者からサービス運用妨害を受ける可能性がある問題などが修正されています。

なお、FileMaker Serverはバージョン18.0.3以降でmacOS Catalinaに対応していて、Claris FileMaker Server 19もmacOS Catalinaをサポートしています。

[関連]macOS Monterey 12.3の提供が開始(FAMLog)、macOS Big Sur 11.6.5の提供が開始(FAMLog)

Tag: Security

macOS Big Sur 11.6.5の提供が開始

March 18, 2022

macOS Big Sur 11.6.5の提供が開始されています。

macOS Big Sur 11.6.5では複数のセキュリティ脆弱性が修正されていて、アプリケーションにカーネル権限を取得されて任意のコードを実行される可能性がある問題や、ネットワーク上で特権的な地位を悪用した攻撃者からサービス運用妨害を受ける可能性がある問題などが修正されています。

なお、Claris FileMaker Serverはバージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性があり、バージョン19.3.1以降でユニバーサルバイナリとしてAppleシリコン搭載Macに対応するようになっています。

[関連]macOS Monterey 12.3の提供が開始(FAMLog)

Tag: Security

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