FAMLog
PHP 5.4.27とPHP 5.5.11が公開
April 08, 2014
「PHP 5.4.27」と「PHP 5.5.11」が公開されています。
PHP 5.4.27とPHP 5.5.11では、Fileinfo拡張モジュールにおけるDoS脆弱性(CVE-2013-7345)が修正されています。PHPはバージョン5.6系統の開発も進められており、現在「PHP 5.6.0alpha3」が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13では、Windows版の場合はPHP 5.3.27、OS X Mountain Lionの場合はPHP 5.3.15、OS X Mavericksの場合はPHP 5.4.17がインストールされ、PHP 5.2系統はサポートされていません。
[関連]FileMaker Server 13 の動作環境(FileMaker ナレッジベース)
OpenSSH 6.6が公開
March 20, 2014
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 6.6」が2014年3月中旬に公開されています。
OpenSSH 6.6では、セキュリティ関連の修正が含まれており、sshd_configにおけるAcceptEnvディレクティブでワイルドカードを用いて環境変数の受け渡しを行っている場合にワイルドカード文字より前の文字列に含まれる任意の環境変数を受け入れてしまう可能性があった点が修正されています。
上記以外に不具合の修正も行われています。
[参考]OpenSSH 6.6/6.6p1 がリリースされました.(春山 征吾のくけー)
PHP 5.4.26とPHP 5.5.10が公開
March 07, 2014
「PHP 5.4.26」と「PHP 5.5.10」が公開されています。
PHP 5.4.26とPHP 5.5.10では、Fileinfo拡張モジュールにおける脆弱性2点(CVE-2014-1943、CVE-2014-2270)が修正されています。また、PHP 5.5.10ではGDライブラリにおける脆弱性(CVE-2013-7327)が修正されています。
なお、PHPはバージョン5.6系統の開発も進められており、現在「PHP 5.6.0alpha3」が公開されている状況です。
FileMaker Pro 13で名称が変更された関数とスクリプトトリガ
March 05, 2014
FileMaker Pro 13では一部の関数とスクリプトトリガの名称が変更されています。
バージョン13で名称が変更された関数とスクリプトトリガは次の通りです。
[関数]
・GetLayoutObjectAttributeのisFrontTabPanel属性 → isFrontPanel
・Get(トリガ現在のタブパネル) → Get(トリガ現在のパネル)
・Get(トリガターゲットタブパネル) → Get(トリガターゲットパネル)
[スクリプトトリガ]
・OnTabSwitch → OnPanelSwitch
(※左側がバージョン12、右側がバージョン13における名称)
特に、Evaluate関数で上記の関数を使用している場合には、バージョンを考慮しなければエラーになってしまうので注意が必要です。
[関連]FileMaker Pro 12で名称が変更された関数とスクリプトステップ(FAMLog)
Ruby 2.1.1、Ruby 2.0.0-p451およびRuby 1.9.3-p545が公開
February 27, 2014
「Ruby 2.1.1」、「Ruby 2.0.0-p451」および「Ruby 1.9.3-p545」が公開されています。
Ruby 2.1.1、Ruby 2.0.0-p451およびRuby 1.9.3-p545には、多数のバグ修正が含まれています。また、Ruby 1.9.3-p545が、Ruby 1.9.3における最後の通常リリースとなることが案内されています。
致命的な問題が発見されない限り、Ruby 1.9.3はこれ以降はセキュリティメンテナンスフェーズに移行し、以後はセキュリティ上の問題対応以外での修正・リリースは行われません。このフェーズは1年間を予定しており、2015年2月24日をもってRuby 1.9.3の保守は終了する予定であるとのことです。
Apache Tomcat 7.0.52が公開
February 26, 2014
「Apache Tomcat 7.0.52」が2014年2月中旬に公開されています。
Apache Tomcat 7.0.52では、Apache Commons FileUploadにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性が修正されています。
なお、FileMaker Server 13のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使われていて、バージョン13.0v1ではApache Tomcat 7.0.42が使用されています。
[関連]JVN#14876762: Apache Commons FileUpload におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
PHP 5.4.25とPHP 5.5.9が公開
February 17, 2014
「PHP 5.4.25」と「PHP 5.5.9」が公開されています。
PHP 5.4.25とPHP 5.5.9では不具合の修正が行われており、バージョン5.5.9ではGDライブラリにおけるヒープオーバーフローの脆弱性(CVE-2013-7226)が修正されています。
なお、FileMaker Server 13のPHP Web公開機能ではOS X Mavericksに限りPHP 5.4系列が使われていて、バージョン13.0v1ではPHP 5.4.17が使用されています。
Apache Tomcat 6.0.39が公開
February 13, 2014
「Apache Tomcat 6.0.39」が2014年1月下旬に公開されています。
Apache Tomcat 6.0.39では1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。現時点におけるApache Tomcatの最新バージョンはバージョン7.0.50ですが、FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 AdvancedのWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 6.0系列が使用されています。
また、FileMaker Server 13のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使われていて、バージョン13.0v1ではApache Tomcat 7.0.42が使用されています。
Ruby 2.0.0-p353とRuby 1.9.3-p484が公開
November 26, 2013
「Ruby 2.0.0-p353」と「Ruby 1.9.3-p484」が公開されています。
Ruby 2.0.0-p353とRuby 1.9.3-p484では、浮動小数点数パースにおけるヒープオーバーフローの脆弱性(CVE-2013-4164)が修正されています。
なお、Ruby 1.8系列は既にメンテナンスが終了しており、上記の脆弱性を修正したバージョンがリリースされる予定はないとのことです。
FileMaker Go 12.0.8が公開
September 19, 2013
FileMaker Go 12がバージョン12.0.8にアップデートされています。バージョン12.0.8では、いくつかの問題が修正された他、iOS 7に関連する互換性の問題が解決されています。
FileMaker Go 12.0.8におけるGet ( 持続 ID )関数の戻り値は、iOS 6では今までと同様MACアドレスベースの値を返しますが、iOS 7ではidentifierForVendorに基づく値を返すようになりました。Get ( 持続 ID )関数を使用していてiOS 7に更新する場合には、今回公開されたFileMaker Go 12.0.8に更新する必要がありますが、Get ( 持続 ID )関数の戻り値はiOS 7では値が変わるのでその点に留意する必要があります。また、identifierForVendorは場合によって変わるケースがあるのでその点も考慮しなければいけません。
iOS 7での挙動の違いは、Get ( システムNICアドレス )関数やGet ( 持続 ID )関数の使い方によっては深刻な状況(セキュリティ問題)を引き起こす可能性があるので要注意です。
[関連]iOS 7ではGet ( システムNICアドレス )関数が非推奨に(FAMLog)、iOS 7で Get (持続ID) と Get (システムNICアドレス) を使用したときの動作の違い(Claris ナレッジベース)
(2021/02/07:一部の関連記事を変更・更新しました。)