FAMLog


OpenSSH 8.9が公開

March 02, 2022

SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 8.9」が2022年2月下旬に公開されています。

OpenSSH 8.9では、ssh-agentに追加される鍵の転送と利用を制限する仕組みが導入されています。他にも多数の機能追加や不具合修正が行われています。

なお、OpenSSH 8.7でscpコマンドで一時的に用意された-sフラグを使用することでSFTPプロトコルが実験的にサポートされるようになっていましたが、近い将来に公開されるOpenSSHにおいてscpを従来のプロトコルからSFTPを利用したものに変更する予定であることがあわせて案内されています。

[参考]OpenSSH 8.9 がリリースされました(春山征吾のBlog)

Tag: Security

Ruby on Rails 7.0が公開

January 13, 2022

Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークであるRuby on Rails 7.0が2021年12月中旬に公開されています。

バージョン7.0では、フロントエンド開発環境が刷新されてNode.jsが不要となる構成が標準となり、数多くの新機能が追加されています。先月下旬に公開されたRuby 3.1には、今月公開されたRuby on Rails 7.0.1で対応しています。

なお、バージョン7.0系統にバージョンアップを行う際には、アップグレードガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

[関連]Ruby 3.1.0が公開(FAMLog)

Tag: Ruby

Apache Log4jの脆弱性(CVE-2021-44228)とClaris FileMaker

December 14, 2021

Apache Log4jのセキュリティ脆弱性とClaris FileMakerに関する情報がClaris ナレッジベースで公開されています。

Apache Log4jはJavaベースのロギングユーティリティフレームワークで、Apache Software Foundationによって提供されています。バージョン2.14.1以前のApache Log4j2には、遠隔から攻撃者が任意のコードを実行できる脆弱性が存在し、当該脆弱性がすでに攻撃に広く利用されている状況になっています。

Claris ナレッジベースの記事では、現在サポート対象であるClaris FileMaker 19はLog4j2の脆弱性の影響はないことがClaris International Inc.によって確認されたという記述がありますが、メーカーサポートが終了しているバージョン18以前についてはサポート中の現行バージョンへのアップグレードを推奨するという言及に留まっています。

[関連]Q&A: Claris 製品と Apache Log4j の脆弱性(Claris ナレッジベース)、Claris FileMakerとApache Log4jのセキュリティ脆弱性(CVE-2021-44228)に関するご案内(株式会社エミック)、Claris FileMakerとApache Log4jのセキュリティ脆弱性(CVE-2021-44228)に関するご案内(続報)(株式会社エミック)

(2022年2月26日追記:Claris ナレッジベースにおける記事のタイトルが変更されていたのでタイトルを「CVE-2021-44228 - Apache Log4j 脆弱性の Claris 製品への影響」から「Q&A: Claris 製品と Apache Log4j の脆弱性」に変更し、さらに関連記事を1つ追加しました。)

Tag: FileMaker

OpenSSH 8.8が公開

September 30, 2021

SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 8.8」が公開されています。

OpenSSH 8.8では、OpenSSH 6.2からOpenSSH 8.7までに存在していたsshdにおけるセキュリティ脆弱性が修正されています。

同時に、SHA-1ハッシュアルゴリズムを用いるRSA署名をデフォルトで無効とする変更が行われています。OpenSSHはRFC 8332のrsa-sha2-256/512をバージョン7.2からサポートしていて、既存のssh-rsa鍵は利用可能であればSHA-2ハッシュアルゴリズムを用いるRSA署名を自動的に用いるようになっています。

[参考]OpenSSH 8.8 がリリースされました(春山征吾のBlog)

Tag: Security

OpenSSH 8.7が公開

August 20, 2021

SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 8.7」が公開されています。

OpenSSH 8.7では、scpコマンドで一時的に用意された-sフラグを使用することでSFTPプロトコルが実験的にサポートされるようになっています。将来的にはscpコマンドでSFTPプロトコルがデフォルトで使用される予定です。

なお、SHA-1ハッシュアルゴリズムの危殆化により、次回のリリースで「ssh-rsa」署名スキームがデフォルトで無効化される予定となっています。

[参考]OpenSSH 8.7 がリリースされました(春山征吾のBlog)

Tag: Security

INTER-Mediator 5.12を公開

June 04, 2021

INTER-Mediator 5.12を2021年5月下旬に公開しました。同時に、バージョン5.12をベースにしたINTER-Mediator-Server VMもリリースしました。

INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。バージョン5系統の保守リリースであるバージョン5.12では、PHP 8.0に対応しました。また、FileMaker Server使用時かつPost Onlyモードによる新規レコード作成時においてチェックボックスで単一のフィールドに複数の値を保存できるように調整し、DB_FileMaker_DataAPIクラス使用時におけるチェックボックス処理の不具合を修正しました。

旧バージョンからバージョンアップする際には、必ず事前に「バージョン移行ガイド」を参照するようにしてください。INTER-Mediator Ver.5系統ではVer.5.12でPHP 8.0に対応しましたが、PHP 5.2とPHP 5.3はサポート対象外となりました。これに伴い、FileMaker Serverについてはバージョン13以前はサポート対象外となっています。

Tag: FileMaker

OpenSSH 8.6が公開

April 20, 2021

SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 8.6」が公開されています。

OpenSSH 8.6では、バージョン8.5で導入されたLogVerboseキーワードを有効にした場合にOpenSSHのサンドボックスを回避して高権限のプロセスを攻撃できる可能性があった問題が修正されています。

なお、SHA-1ハッシュアルゴリズムの危殆化により、近い将来のリリースで「ssh-rsa」署名スキームがデフォルトで無効化される予定となっています。

[参考]OpenSSH 8.6 がリリースされました(春山征吾のBlog)

Tag: Security

2021年4月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料

April 19, 2021

2021年4月17日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表した資料を公開しました。

・ダウンロード:「kintoneのデータをオフライン環境でも活用できるClaris FileMaker」(PDF形式/ファイルサイズ:約3.5MB)

「kintone-and-FileMaker-for-offline-network-202104.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
e423920d49cc62895fbf3fdd369c371e70ff999082ab7f0db582ed08831ada89

セッションのデモでは、Claris FileMaker Goを用いて、kintone REST API経由でkintoneから建物設備データを取得し、オフライン環境下で使用するという想定でNFCタグの読み取り機能を用いてレコードを検索・表示、検査データを入力した後に報告書PDFファイルを作成し、ネットワーク接続環境に戻ってからkintoneにデータを書き戻す、といったことができることを紹介しました。

■関連リンク

kintone(サイボウズ)

FileMakerユーザーの視点から見たkintoneの良いところ(松尾篤のnote)

kintone無料お試し申し込み(サイボウズ)

cybozu developer network(サイボウズ)

kintone Café

kintone Café 神奈川 Vol.7を開催しました!(kintone Café)

2021年3月「kintone Café 神奈川 Vol.7」発表資料(FAMLog)

日本郵船が FileMaker と iPad を活用し、2,000 項目におよぶ船内機器のチェックリストを電子化(Claris International Inc.)

Claris FileMaker 無料評価版のダウンロード(Claris International Inc.)



(2022年3月17日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)

Tag: FileMaker

2021年3月「kintone Café 神奈川 Vol.7」発表資料

March 29, 2021

2021年3月26日に行われた「kintone Café 神奈川 Vol.7」で担当したセッションの資料を公開しました。

・ダウンロード:オフライン環境でもkintoneのデータを活用する方法(PDF形式/ファイルサイズ:約970KB)

「kintone-and-FileMaker-for-offline-network.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
145a54cb656b1ec9516f1fd89647f2dcfcceff0f31cf23dbe688bba912747a4a

kintone Café 神奈川 Vol.7のテーマは、「kintoneに向いている業務/業種、そうでない業務/業種」でした。

セッションのデモでは、Claris FileMaker Goを用いて、kintone REST API経由でkintoneから建物設備データを取得し、オフライン環境下で使用するという想定でNFCタグの読み取り機能を用いてレコードを検索・表示、検査データを入力した後に報告書PDFファイルを作成し、ネットワーク接続環境に戻ってからkintoneにデータを書き戻す、といったことができることを紹介しました。

■関連リンク

kintone Café

kintone Café 神奈川

kintone Café 神奈川 Vol.7を開催しました!(kintone Café)

kintone Café 神奈川 Vol.7(kintoneに向いている業種・そうでない業務)に登壇しました(スモールスタートコンサルティング)

kintone Café 神奈川 Vol.7を開催しました(合同会社アクアビット)



(2022年3月18日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)

Tag: FileMaker

INTER-Mediator Ver.7が公開

March 25, 2021

INTER-Mediator Ver.7が公開されています。

INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。INTER-Mediator Ver.7では、Ver.6以降のサービスサーバーを利用して稼働するクライアント同期機能が搭載されています。sync-controlキーの値をコンテキストに加えると、変更処理がサービスサーバーに伝達されてから当該コンテキストを表示している各クライアントに伝達されて、変更結果が複数のクライアントに自動的に反映されるようになっています。

旧バージョンからバージョンアップする際には、必ず事前にバージョン移行ガイドINTER-Mediatorの方向性に関するページを参照するようにしてください。なお、Ver.5系統は安定版として引き続きサポートを継続しています。

Tag: FileMaker

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